PC vs ダム端 そして囚人のジレンマ

昨日、「100ドルPCが来年にはできる」と発表された。ぜんまい仕掛けで一分ほどくるくる回すと40分使えるそう。MIT Media Labのchairmanでもあるネグロポンテがリードを取るThe One Laptop Per Child Projectによるもの。ちなみに、この団体の短縮名は「OLPC」。非常にGeekっぽい。もっとかわいい名前にすればいいのに。

さて、これは「貧しい国の子供たちにもコンピュータを」という大変志の高いプロジェクトなのであるが、「安い端末」で思い出したのが、最近$35Mも増資したSan JoseのWyse。25年前からある、ダム端末、通称「ダム端」の老舗。「ダム端」は、スクリーンとキーボードしかなく、「考える」能力のないコンピュータ端末。「考える」は遠くにあるホストコンピュータ君が行ってくれる。だからdumb(=バカ)端末。

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キュラソーの猫

カリブ海の隅のほうの島、キュラソーのKura Hulandaというホテル在住の猫、Johnny Bravoさんです。キュラソーは酒のブルーキュラソーの産地(確か)。Curacaoと書いて、「クラサオ」という感じに発音します。が、アメリカ人は誰も読めない。「キュラカオ?」とかいいます。

Johnny Bravo

お猫さまの名前が判明したのは、壁に似顔絵が貼ってあったから。

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牛ジョーク

アメリカにおける保守的な政党は、ブッシュがいる共和党。「政府は小さくして、がんがん民間に勝手にやらせるべき。福祉政策なんてアホクサ」というのが基本路線。資本主義の権化、なんですね。一方、反保守はクリントンがいた民主党。「政府は大きく、福祉万歳」的。極論すれば、ですが。

普通の国では、政府が民を思い切り過保護に守るほうが「保守」なことが多いですが、アメリカは逆。さすが資本主義の権化。「神の見えざる手」により忠実なほうが「保守」なんですね。

で、それぞれの政党の支持者がどういう風に考えるか、というのを
「もしあなたが牛を二頭持っていたら・・・」
という例で考えるジョークが知り合いからメールで回ってきました。

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オタク間恋愛

今日、サンノゼにある紀伊国屋本屋に行ったら、MANGAコーナーでアメリカ人男女が熱狂的に語り合っていた。

なお、日本の漫画を英語に訳したものが「MANGA」。従来からのアメリカのコミックとは違うジャンルとして確立したのであります。

MANGAは、以前は「ドラゴンボール」とか、その手の超が付く定番だけだったが、最近では、割と普通の少女漫画などもいろいろ翻訳され、みるみる増大中。(「NANA」とか。「彼氏彼女の事情」、はKAREKANOというタイトルになっている。)そして、Bordersなどのごく普通のアメリカのチェーンの本屋でも「MANGA」コーナーがあって、店員に、「Where is manga?」と聞くと、あっち、と普通に教えてくれる。(シリコンバレーだけかもしれないが)。

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渡辺サロン@Los Altos

NPOのJTPAで、私が司会者(って言うかホステスって言うか)で、希望者5名の皆さんとおにぎりを食べながらワインを飲んで語り合うサロンを開催します。11月17日の夜ですが、あと1名空きがありますので、ヨロシカッタラ下記リンク先にあるとおりお申し込みください。


Salon de JTPA第二弾:渡辺千賀

アメリカのまつがい

何もかも間違っている、いい加減なアメリカ。以前も書いたとおり、警察からの通達も間違っている。裁判所からの通知も間違っている。(裁判所の通知で間違っているのは「カリフォルニア」のつづり。)

と、あまりに間違いだらけなので、最近、「間違っている」ということを認識することすらできなくなっている。いや、間違っていることには気づくんだが、単に記憶に修正が入るだけで

「えー、間違ってる!ひどいじゃない!」

と感情的リアクションをとることが難しくなってきてるわけです。
が、注意力を振り絞ってよーくみたら、やっぱり間違っている。というわけで、最近であった各種まちがいです。

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村上ファンドとCerberus

先月ちらりと日本にいたのだが、ホテルでテレビをつけたら村上ファンド(と呼ばれてるようですね)の村上さんが大写しになっていた。至近距離でたかれ続けるフラッシュをものともせず、声高に阪神電鉄の筆頭株主になったことについて語っている。

なんだか、とても不思議な感じがした。ヘッジファンドの主がお茶の間向けのテレビ番組で芸能人みたいに扱われているわけで。日本では、ヘッジファンドなんていう玄人ビジネスをするのでも、スポーツ新聞からテレビ番組まで、ありとあらゆるところに露出しないといけないんですねぇ、疲れるねぇ、というのが正直な印象。

(ちなみに、最近アメリカでは何でもかんでもヘッジファンドと呼ばれてマス。元々は、ちゃんと損をしない「ヘッジ」をかけるからヘッジファンドだったのですが)

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子供の頃の記憶

どんな記憶も、本物かニセモノかは怪しいものだ。夢で見たことを、本当のことだと思ってしまったり、人から聞いた話を自分の記憶だと思い込んでしまったり。

とってもリアルな夢を見る私の記憶は、特にあてにならない。(どれくらいリアルかは過去のエントリ「夢と錯乱」を参照下さい)子供の頃の記憶だったらなおさらだ。

中でも怪しい記憶について、大人になってから家族に真偽の程を確認したものをいくつかご紹介。

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ベンチャーコンファレンス:DEMO

新日本監査法人の株式公開センサーという季刊誌に書いたコラムです。ちょっと古い話ですが、9月に行われたDEMO fall 2005というコンファレンスについてのもの。

開催地はHuntington BeachというLos Angelesの南にある海辺の町。このとき撮ったビーチの写真をFlickrに載せてあります。中々いい感じ。左の写真のような感じ。(ホテルの正面の浜辺にて)

DEMOは、元々消費者向けの、いわゆるガジェットチックなモノ・サービスが多いコンファレンスではありますが、それにしてもその手のが多かった。Web2.0っていうとかっこいいけど、BtoCっていうとイマイチですなぁ・・。

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私はおじさんではありません

がーん、今日発見。切込隊長ブログ10月21日。私も含め11人のインタビューが掲載された本、「アルファブロガー」についてのエントリー。切込隊長殿も11人に含まれています。

この本の特徴は「おっさん率が100%」だということである。おっさんがネットについて熱く語る。(中略)しかも全ページ見渡す限りおっさん。一人ぐらい世辞でもいいから女入れとけよ。(中略)インタビューするのもおっさんなら、されるのもおっさん。対談形式でじっくりと向かい合う、おっさん同士の熱い葛藤。

おっさんと連呼されております。(アルファブロガーについてはこちらを参照アレ。)最初

「そうか、私ってやっぱり言うことがおじさんくさいんだな。サラリーマン生活が長かったからかな。」

と反省したのだが、どうも本気で見落とされたみたい。表紙にも、ちこっと写真入ってるんですけど。存在感ないんですね・・・。

なんとなく思い出しましたが、大学時代、同じ工学部の別の学科の男が、どっかの雑誌の取材に「東大の女となんて口ききませんよ」と答えてて、それを読んだ私は学食で

「こいつ、今すぐ連れてこんかい!私が口きいてやろうじゃないかっ!」

といきまい、友人たち♂に「どうどう。あいつも悪いやつじゃないんだ」となだめられたことがあったなぁ。