Harvardの戦略的学費値下げ:年収2000万円までのミドルクラス対象

イシューてんこもりのタイトルですみません。

月曜に発表されたハーバード大学の学部生向け学費値下げ。正確には学費の「正札価格」は変わらないのだが、親の世帯年収次第で、学校が多額の奨学金を出すことにした、ということ。結果、学生の負担はこうなる:

  • 世帯年収6万ドル(約700万円まで)だと無料
  • 世帯年収18万ドル(約2000万円)までだったら、世帯年収の10%以下

前者の方は、2004年からある奨学金。(ただし、年収制限は最初4万ドルだったのが、去年、6万ドルまで引き上げられた。)今回さらに18万ドルまでの収入の家庭に救済策がもうけられたわけです。

この結果、「現在の生徒の半分以上が値下げメリットを享受する」そうな。つまり、「半数弱の生徒の親の世帯年収は18万ドル以上」なんですね。

で、あちこちのニュースで、10万ドル台の年収の「ミドルクラス」に救いの手が、となっている。まぁ、全国平均世帯収入が4万8千ドルの国で、10万ドル台をミドルクラスというか、という気もするが、親の実感には即してるんだろうなぁと思います。

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Facebookトップアプリを作るRockYouの石塚さん@ギークサロン

NPOのJTPAで毎月やってる「ギークサロン」。少人数でインタラクティブに濃い話をしよう、という集まり。今月はこの金曜日です。今回は、RockYouのチーフ・アーキテクトの石塚さんにホストしてもらいます。RockYouは、Facebookアプリで人気ナンバー1のSuperWallをやってる会社。12月頭で、一日あたりアクティブユーザー数318万人なり。Sequoia、Lightspeed等から出資を受けてます。

石塚さん、確か1〜2年前に

「友達と起業するので日本から来ました」

とJTPAの会に顔を出したのが出会い。

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シリコンバレーツアー追加事項:学部生の方ぜひどうぞ

昨日書いたシリコンバレーツアーですが、なるべくたくさん大学の学部生の方に参加してもらいたいと思っています。どんな来方もあるシリコンバレーですが、アメリカの大学院に留学してそのまま就職するのが一番確度が高いので・・・。ツアーに来た結果、将来の方向修正をはかりたくなった場合も、若ければ若いほど修正は楽です。是非ご検討くださいませ。

なお、よく「いくつになっても挑戦できる」と言いますが、あれは、
「いくつになっても挑戦できるから、今思いついたことでも、あせらずに来年(とか、5年後とか10年後とか)すればよい」
という意味ではなくて、

「今すでに『5年遅かった』と思うことは、5年経ったら『10年遅かった』になる。今まで思いつかなかったことを突然やりたくなったら、それが挑戦時。」

ということデス。何でも若い時にやった方が失うものも少ないし、将来の自由度も高いので。

シリコンバレーツアー詳細はこちら:締切12月15日

私がシリコンバレーツアーをサポートする理由

梅田望夫さんが好きそうなタイトルだが、以下パロディではなくまじめに書きます。

シリコンバレーツアーというのは、シリコンバレーの日本人NPO団体、JTPAで毎年やっているセミナーツアー。今年は3月6日から9日で、応募は今週いっぱいで閉め切る。20人の定員で、去年は100人強の応募があった。サンフランシスコ空港集合、同空港解散(つまり、前後に勝手にアメリカ旅行をくっつけられる)。3泊4日で、食費、交通費(団体バス)、宿泊費、シリコンバレーには欠かせないロゴ入りJTPATシャツ、全てこみで450ドル、約5万円。予算としては3000ドルほど足が出るのだが、これはJTPAが寄付で集めたお金で補填する。

(つまり「超お得」ということです。)

ボランティアメンバーで、企画、運営を全て行っており、セミナーで話していただく方も、皆無償で来ていただいている。スタンフォード大学で宇宙工学のPh.D.取得中の樋口君がロケット設計並みのスケジュールとタスク分担表を作り、シリコンバレーの母と呼ばれるゆみさんが自らおにぎりを握り駆け回ってあちこち交渉。その他総勢10名以上のボランティアがせっせと働いてやっと実現するツアーです。

なぜにしてこんな面倒なことをやるのか。

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天国のビーフシチュー

この季節になると泣き泣き作るビーフシチュー。なぜ泣くかというと、面倒くさいからである。2時間くらいかかる。じゃ作らなきゃいいじゃん、と思うだろうが、しかし、この味を食べさせてくれるレストランが周囲にないので仕方なく。元は15年くらい前にDanchuに載っていたレシピ。当時東京にあったマリークロードというレストランのシェフの長尾和子さんという方のもので、それを簡易化しました。お試しあれ。本格的な複雑な味でありながら、日本風あっさりした優しさもあり、ご飯にもあいます。

おいしさの秘訣は
1.赤ワイン
2.隠し味のカラメル(砂糖を焦がして作る。甘くならずに深みが出る)

レシピはこんな感じ。

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San Joseのセミナーで伊藤穰一さんと話します

Joiこと伊藤穰一と私で12月18日の夜。テーマは日本のweb2.0で、digital lifestyleというタイトルです。Japan Societyという、昔からあるアメリカの日本関係の団体が主催、JETRO協賛。

Joiは、私のブログのホスティングサービスTypepadを運営するSix Apartの日本法人の会長、アメリカのTechnoratiのボードメンバーでもあります。昔ネオテニーで私が働いてた時にご一緒した方でもあります。話し面白いです。

そもそも、今回のイベント成立の経緯は、私がJapan Societyの人に「何か話して」と言われて、他のパネルの人はどうしよう等々相談され、Joiを思いついた、と。で、Dopplrという「世界のどこにいるかのスケジュールを記録するFacebookのアプリ」でJoiの予定を見てみたら、12月にサンフランシスコに来ることになっていたので、そのタイミングでやることになったのでした。web2.0な経緯ではありませんか。

詳細・お申し込みはこちらのサイトで。(ディスカッションは英語で行います。)

パソナテック:渡辺千賀のはたらけシリコンバレー

パソナテックのサイトに掲載されている私のコラムです。なんと複数のイラストつきで豪華。「渡辺千賀の働けシリコンバレー」。誰が働くのかしら、もしかして私?読んだ人?文章内で取り上げられている人?よくわかりませんが、とにかく命令形だ。

第一回:一匹狼も百万人集まるとコミュニティになる

第二回:世界を旅するプログラマ

二回目の方は、特にプログラムが好きじゃないけどライフスタイルのために仕事としてやってる、という人にインタビューしました。好きなことを仕事にする、ってのは美しいですが、そうじゃなくても美しいことができる、ということで。天職に出会えない悩みをもつ方に勧めします。

ハワイで流行るもの

うちのダンナの家族はハワイに住んでいる。ハワイはアメリカ本土からも、それ以外のどこの国からも遠く離れているせいか、「ハワイで手に入らないもの」が珍重されるらしい。で、よく義理の姉に

「日本で、これを買ってくれ」

と頼まれる。特にクリスマス前の今くらいの季節に多い。手頃な値段だけどみんながほしがる珍しいものをたくさん仕入れて、クリスマスプレゼントの詰め合わせに混ぜて、職場の同僚やらあれやこれやに配るためです。

が、これがいつも頭を悩ませるんですなぁ。というのも、ハワイに情報orモノが行き着く頃には既に日本で販売してない、ということが多いので。。

何年か前は「香料インク入りDr.Gripボールペン」。東京に住む実家の母親に探してもらいましたが、「あれ、去年の特別モデルで、もうないって」という返事。

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エコノミスト:シリコンバレーが先端であり続ける本当の理由

12月4日号のエコノミスト(日本の、ですw)に、私の書いたコラムが載りました。多分もう売ってないと思いますが。75ページ目にある「シリコンバレーが先端であり続ける本当の理由」というのです。

「理由」は4つほど書いたんですが、最初の一つが

「ダメな会社を保護しない」

去るべき会社が去らないと、新しいものが生まれないから。あと、「大企業だったら安心」という信頼が揺らぎ、どんな伝統的企業でもあっさりダメになるとなれば、働く人間の側も、「とりあえず大企業に勤めておこう」ではなく、「将来性のある仕事をしている会社で働こう」となって人材が流動するので。他の3つはまぁ普通のことです。技術者を厚遇する、世界から人材を集める、否定より肯定に力を入れる(ダメなことを批評・批判するより、新しいことを愛でるのに注力する)、とか。

ちなみに、「シリコンバレー成功の理由ではないもの」は:

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電気自動車スーパーカーベンチャー・テスラ

Tesla Roadster

お知らせ:本文は22日まで一旦消します。。。テスラには、日本の雑誌GQの取材で行ったんですが、「雑誌が出るまでブログエントリー待って」と言われたので。ごめんなさい。22日に発売とのことなので、そのときまたアップします。一応、他のメディアで既に書かれてることだけしかブログには書きませんでしたが、GQでは、VP of Sales/Marketingの人のインタビュー記事とか高城剛さんの試乗レポートとかそこにしかない情報満載。プロの写真もね。既に私のブログエントリーを読んじゃった人もGQは再度読むべし。ふふふ。

■12月22日追記:本文再掲載しました。こちら→テスラロードスターふたたび