携帯アプリ開発テスト環境のMobileComplete

「日本市場のこと教えて」と大学院時代のクラスメートからメール。

彼女が働いているのは、携帯用アプリケーションがちゃんと端末上で動作するかをテストする環境を提供しているMobileComleteというベンチャー。

こう聞くと、「ああ、エミュレータ・ソフトの会社ね。ご苦労様」と思いませんか?私は思いました。しかし、これが違うのでした。

「ホンモノの携帯電話をデータセンターに並べて、その上で実際にアプリケーションを動かしてみる」

というのをリモートアクセスで企業ユーザーに提供する、というのが事業。百聞は一見にしかず、で、この写真を見てください。サーバ状の箱の中に、携帯電話が格納されています。

6a00d8341c3b6353ef0133f2433fbd970b
続きを読む

米国サブプライム・バブル崩壊による取り付け問題

数日前も書いたサブプライム問題ですが、ついに銀行の取り付け問題が発生。全米最大の住宅ローン会社、Countrywideには普通銀行部門もあるのだが、銀行の先行きに不安を感じた人たちが預金引き出しのために支店に並び始めている・・・・と。で、今朝の朝刊を開けたら、こんな全面広告が。

countrywidebank

「うちの銀行は1000億ドル(10兆円強)の資産があり、かつ国の預金保険もついてるから大丈夫、心配しないでね」

という広告なんですが、いや、銀行がこんな広告出すようでは相当ヤバイ。

続きを読む

スウェーデンの顔認識プラグイン・ベンチャー

スウェーデンのPolar Rose。「3D顔認識ソフト」の会社です。

この手のソフトは昔からいろいろあって、ハードコアのところでは、「空港の監視カメラでテロリストを自動認識する」とか。これは、間違った人を「この人だ」と認識してしまうfalse positiveが多すぎてイマイチ使えてない、、という噂ですが。

さて、Polar Roseは、ブラウザのプラグイン。3D認識のコア技術に加え、大勢のユーザーが写真に「これはXXさん」とタグ付けをしていくことで精度を上げていく、というweb2.0型顔認識・・・・らしい。

続きを読む

シリコンバレーオタク的出会い(または非出会い)

今朝のSan Jose Mercury NewsのSan Jose semaphore atop Adobe building solved: It is a novel

シリコンバレーで(たぶん)唯一の15階以上の会社がAdobe。San Joseの(名ばかりの)街中にあります。その最上階に光るなぞのライト。

「4つのライトで暗号を発信する」

というアートプロジェクトが去年から開始されていたらしい。毎日7時AMから2時AMまで、7.2秒おきにライトの形が変わる。いやー、こんなおしゃれなプロジェクトが1年間行われていたとは全く知りませんでした。

で、記事は、それを解読した二人組の話。

続きを読む

Demoコンファレンスの卒業生パーティー

demo stand
今日、Palo AltoでDemoのアルムナイパーティーがありました。Demoは、ベンチャーが次から次へとがんがん新製品紹介をするコンファレンス。で、今日は、これまでに出展した企業の人たち、参加した人たち、メディア等々を招いたパーティー。多分300人くらいいたかなと思います。

今日のVMWareの上場も1日で80%近く上がったし、とりあえずは景気のいいことです。サブプライム問題もあって、これから何があるか分からないけど、とにかく景気の良さそうなときに景気の良さそうなことをする。これ大事。
「正しい起業のありかた」
とか優等生的に考えてる間に波も去り、自分の事業が盛り下がったりしがちです。

もちろん、他の人に迎合する必要は無いのですが。(みんながweb2.0だSNSだと言っている間に、綺羅星のごとく登場したVMWwareは、エンタプライズ向けハードコア技術企業だし。)しかし、考えすぎるのもよくない。

というわけで、とりあえず景気のよいDemo Partyでした。

続きを読む

全世界株安でも、熱いVMWareは明日上場します

VMWareが、「Google以降、最もエキサイティングなIPO」を明日果たすと期待されてます。

VMWareはバーチャライゼーションの会社。・・・と言っても、シリコンバレーのソフトウェア業界の人でも何をしている会社か理解できない人が多数。(勤勉に情報収集する日本のIT業界の人の方がずっと理解度が高いんじゃないかと思います。)

「バーチャルワールド経営会社」と間違われると社員の人が嘆いていました。

が、エンタープライズ向けで、今年の売上げはUS$1 Billion、1200億円になると予測されるビッグビジネス。Fortune100企業は全て、Fortune1000でも84%が顧客。成長率も半端ではなく、ほんの4年前の売り上げは$75 Million、たったの90億円だったのでした。その上さらに、想定市場規模は現在の100倍とも。

で、その期待の星、VMWareの上場が明日なわけですが、発売時の企業価値は$10.9B、1兆3千億円なり。

続きを読む

FeedburnerのPublisherBuzzに掲載していただきました

ちょっと前からRSSフィードをFeedburnerに変更しましたが、このたび、「Feedburnerを使ってるサイト紹介」という感じの、Publisher Buzzというページに掲載して頂きました。Feedburner、Googleに買収されて、これまで有料だったプロアカウントも無料になり、本とスバラシ。

RSS配信、アクセス解析のみならず、リーダー側がウェブでもデスクトップアプリでもモバイルリーダーでも、一つのフィードで最適化してくれるとか、ものすごく多機能。Feedburnerアカウントを取り消しても、読み手に影響を与えないよう配慮してくれたり。。。結構感動して使ってます。はい。

toleranceとpatienceの違い

ダンナが

「君は自分がpatientだと思うか?」

というので「ダンナよりはpatientだと思う」と言ったところ、例えば?と聞かれたので

「うーん、ダンナはよく、食べた食器をディッシュウォッシャーに入れずに放置するでしょ?あれ、私は過去数年間ずっとそのたびにむっとしてるんだけど、一度も言ったことない。I’m patient。」

と答えたら、

「いや、それはpatienceじゃなくてtolerance。だって、怒ってるんでしょ」

続きを読む

アメリカ住宅バブル崩壊が日本と違うところ

アメリカの住宅ローン問題で、世界株安となってます。

一番問題になっているのはsubprimeと呼ばれる、クレジットスコアが低い人用のローン。(クレジットスコアは、その人の人生における借金活動の歴史=クレジットヒストリーを点数にしたもの。クレジットカード支払い怖いを参照下さい。)

普通の審査を通らないような人向けに、高金利で貸し出すもの。昔からあったものだが、最近さらに、住宅ローンを貸し出すや否や債権化、ヘッジファンドとかに売却するのが一般化。住宅ローンの貸し手と、そのローンが貸し倒れになった場合のリスクをかぶる主体(ヘッジファンド)が分離してしまいモラルハザードが起こった。

いくつかの住宅ローン会社がつぶれ、大手投資銀行のBear Stearnsのヘッジファンドが二つ傾くなど、ここ数ヶ月、問題は可及的速やかに拡大していたが、さらにここ数日、アメリカ国内のみならずオランダやフランスの銀行までリスクをかぶっていることが判明、大変な騒ぎになったわけです。

日本も90年代初頭に住宅バブルが崩壊、お蔭様でその後15年くらい失われたわけで、

「ほーら、アメリカも日本と同じ目にあってるじゃん」

と思うかもしれないが、微妙に違う。

続きを読む