アメリカで通じないカタカナ英語2

磯崎さんが、

「(アメリカのテレビドラマの)Lostは良い!『単に同じ飛行機に乗り合わせただけ』という設定の様々なバックグランドの登場人物の回想シーンが沢山出てきて、異なるタイプ(社会環境やら訛やら)の英語が聞けて、英語の勉強になる」

と言っていらっしゃいました。そうかも。

で、それとは全然あさっての方向の、知ってても殆ど意味の無いジャンク知識なんですが、ガムテープは英語でなんというか、という話。

えー、一応gummed tapeという名称はある模様ですが、この言葉、これまで私は日常生活で一度も聞いたことがありません。ネイティブスピーカーのダンナに

「gummed tapeってわかる?」

と聞いてみたが、

「皆目わからない」

ということでした。なお、mailing tapeという言い方は、ちょろりと耳にします。荷物を郵便で送るときに使うテープ、ということで。とはいうものの、これもあんまり一般的には聞かない言葉。

じゃぁ何なら万人に通用するかといえば、ダクトテープ。

duct tape

ですな。繊維ベースの超強力なビニールテープで、ガムテープのように手で簡単にはちぎれない。エアコンやヒーターのダクトを補修するのに使えるので「ダクトテープ」なんですが、Wikipediaによれば実はこの目的には全く適してないらしい。Wikipediaいわく「第二次世界大戦で、アルミケースを閉じるために開発され、その耐用性からジープ、飛行機、兵器を修理するのに利用された」とあります。

アメリカでは、破れた旅行カバンやら車のバンパーとかを、ダクトテープぐるぐる巻きにして使ってるのを時々見かけます。なんだかなぁ、と思ってきたが、開発時の本来の用途(?)からすれば、正しい使い方なんですね。

というわけで、duct tapeはガムテープそのものじゃないんだけど、mailing tapeといっても通じなかったら(もしくは手に入らなかったら)、duct tapeといえば「ああ、あるある」となるはず。銀色のが多いです。ダクトテープで作られたオブジェ集のduct tape galleryなんてのもあります。(写真参照)

ちなみに昔のエントリーから参考:
英語と日本語-訳せない言葉
アメリカで通じないカタカナ英語
金縛りの津波化

<追記>

ダクトテープは郵送には使えない、というコメントを頂きました。ということで、以下の通り訂正します。

「日本語のガムテープに当たる概念に

  • packaging tape, mailing tape
  • duct tape

の二種類がある。前者は紙にくっつくが強度はそれほどでもない。後者は紙からははがれやすいが、メタル・プラスチックなどにはがっしりくっつき、しかもすごい強度があるので、車やらスーツケースやらの補修に便利。(見た目は悪いが)。」

・・・・って感じですかね。

時々日本人が「アメリカには、ガムテで直して走ってる車がいる」と言いますが、これは「ダクトテープ」の方ですね。

ちなみに、packaging tape、duct tapeとも、いろんな色があり、透明なのはどちらにもありますので注意。日本的普通のイメージのガムテ(茶色で、手でびりっと切れる)が欲しい場合は、3MのScotch Mailing Tape(paper)という商品を指定すると、まんまガムテです。

アメリカで通じないカタカナ英語2」への15件のフィードバック

  1. ちなみにDuct Tapeは荷物の梱包にも使用してはいけません。気づくとはがれたりするせいらしく、UPSなどで受け取りを拒まれたりします。なので荷造り用のテープはPacking Tapeと呼ばれていとおっしゃるとおりほぼ十中八九透明のやつですね。

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  2. chikaです。
    ダクトテープ、梱包に使っちゃいけないんですかー、知らなかった!日本的「ガムテープ」、郵便局で売ってると思います。でも、mailing tapeは3Mの商標かも・・・・。手でさくっと切れるから好きなんですよね、あの茶色のテープ。

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  3. ウチもこないだUSPSで受け取り拒否されました<ダクトテープ
    確かにダンボールとの相性が悪いのか、はがれてきますね
    けど、透明のテープだとなんか不安なので、いまはScotchのStrapping Tapeってのをつかってます

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  4. [アメリカ] 日本で習わないアメリカ英語 学校編

    CTIAから帰って疲れ果て、マジメなことを書く元気がないところへ、渡辺千賀さんの「カタカナ英語」を読んだので、対抗することにした。 On Off and Beyond: アメリカで通じないカタカナ英語2 人事異動の季節、お子さんを連れてアメリカ転勤という方も多いと思うので、学校…

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  5. Chika-san,
    こんにちは、日本のガムテープは私の理解では、普通は色が茶色で、素材は紙かビニールコーティングしてあるもので、コメントでおっしゃっている様に、手で簡単に切れるものを意味すると思います。
    その定義からいくと、アメリカのダクトテープは通常色はグレー(シルバー)で、おっしゃる様に粘着力は強いもののパッキング等の用途で使うものではないと思います。(もちろん手でも切れないと思います。)
    アメリカでメール等のパッキングに使うのは、透明のものが一般的に普及していると思います。これも、手では簡単に切れないので、日本人には使いにくいですよね。
    ためしにOffice depotのWebpageでPacking Tapeで検索してみたところ Packaging Tape, Packing Tape, Mailing Tape, Sealing Tape, 等がでてきました。(ちなみにDuct Tapeもありましたが。。。) 3MのWebpageも見てみましたが、Packaging Tapeが一般的な呼び名のようですね。(Packaging Tapeは3M/ScotchのTM/Registeredではないようです。)
    UPSのWebsiteのPackage Preparationのセクションには以下の記述がありました。
    Sealing
    Tape the opening of your box and reinforce all seams with 2” wide tape. Use clear or brown packaging tape, reinforced packing tape or paper tape. Do not use cord, string or twine because they get caught in mail processing equipment.

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  6. 「アメリカで通じないカタカナ英語」というタイトルで連想したのは
    「ツアー」「ツーリスト」です。
    これって
    「トアー」「トーリスト」って発音しないと全く通じないですよね?
    Tour だから確かに トアー のはずだけど、どこでどうやって ツアー になったんでしょう・・・

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  7. 正しい評価、指摘をするために

    ときには頭で考える前に、どんどん経験しちゃうこと!
    何でもそうだと思いますが、何かを評価するときや指摘するときには、
    それらを経験していないと正しい評価も指摘もできないと思います。
    自分は頭で考える前に、どんどん経験しちゃうことが多いいです。
    ○ ブログを書く。
    ○ MovableTypeをカスタマイズする。
    ○ スカイプで話す。
    ○ mixiでSNSを始める。
    ○ セカンドライフ英語版をプレイする。

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  8. アメリカ人は、手で簡単に切れるから便利。という部分に価値を置いてないんでしょうかね?
    お菓子なんかの樹脂製のパッケージも、アメリカ製は手だけでは結構開けにくかったりして、イライラすることがありますが、気にならないんでしょうか。
    もしかしたら、巧いこと売り込めば、すごくヒットしたりして。ガムテとかヌノテが英単語になるくらいに。

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  9. 注目キーワードの変化

    最近、いろんなバズワード(流行語)がありますが、
    それらに翻弄されることなく、自分自身が注目しているものは何なのか?
    これから一ヶ月ごとに、自分が注目しているキーワードを発表しながら
    一ヶ月後に、自分の注目するキーワードがどのような変化をしているかを
    比べ知ることで、何らかの再発見をしようと試みたいと思います。
    以下が現時点で、私が注目しているキーワードの一覧です。
    ○ はてブTV

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  10. chikaです。
    ヨーク考えてみると、ダクトテープって、日本には存在しないものかも。(建築業のモザンさんあたりがここを解明してくれると嬉しい)。
    ダクトテープはその強力な粘着力から
    「プロが配管工事に使うものをシロウトも使っているのがダクトテープ」
    と思いがちなんですが、実は配管工事には使えず、主たる用途は、
    「その他もろもろいい加減な補修」
    アメリカでは、「一家にヒトマキ、ダクトテープ」っていうくらい普及してます。日本人で「ガムテープ」を知らない人がいないのと同じように、アメリカ人で「ダクトテープ」を知らない人は存在しないんですよね。
    ちなみに、ダクトテープ、熱に弱い(なので、エアコン等の配管には向かない)けど、水には強いので、破れた靴をくっつけるのにはよいとのことです。(って、もちろん、見た目は滅茶苦茶ですが。)
    >みはる-san
    Tourはトアーもツアーも同じくらい通じる(または通じない)と思いますが、どうでしょ。うちのダンナは、一時カタカナを覚えて日本を旅行した際、カタカナで書かれた「ミルク」「シャツ」とか、発音はできても、全然何のことかわかりませんでした。(彼の想像力が欠如しているという説も大いにありますが)。
    そういえば、「ヘボン式」の「ヘボン」と、名前の「ヘップバーン」、って同じ苗字を指してるんですよね。どちらがより通じるか?うーん、不明です。個人的にはヘボンの方がまだ近いように思います。

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  11. >カタカナで書かれた「ミルク」「シャツ」とか、発音はできても、全然何のことかわかりませんでした。
    すごくよくわかります。
    ヘップバーンの件も驚きますが、英語ネイティブのひとが自国語をカタカナで書いたら、絶対に日本で使われているような言葉にはならないと思います・・・
    以前、日本語を勉強中のアメリカ人からのメールで、
    「チャンス」が「チャーンス」と書かれていて笑ってしまいました。

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  12. 私がシドニーに仕事で住んでいた頃
    僕「アーリウッドまでよろしくお願いします!」
    タクシー「Pardon?」
    僕「アーリウッドです」
    タクシー「Sorry?」
    僕「アゥリウッド」「アーーーリウッド」「アリウッド」「エアリウッド」「ウォアリウッド」「アーーーリウーード」
    タクシー「Sorry?」
    僕「(地図を見せた)Here」
    タクシー「ああ!アーリウッドね!OK任せてよ!」
    。。。おっさんのアーリウッドと僕のアーリウッド
    どこが違うのねん?
    まさか、アーリウッドは、ジャパニーズでは出ない音か?
    と苦労したことを思い出しました。

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