アメリカの金融界は心臓に毛が生えているという話

先週は、アメリカ金融界が上を下への大混乱であった。私の感想は

1.すごい瞬発力
2.アメリカの金融コミュニティは心臓に毛が生えている

3月11日火曜から16日日曜にかけてはくるくるとめまぐるしく状況が変化(ここが瞬発力)、16日以降は、その変化のさらに裏をかこうとする人たちの躍進(ここが心臓に毛)が目立ったのでした。

続きを読む

ナスダックに上場しているイスラエル企業は70社

いや、随分前に書こうと思ったエントリーなんですが、ばたばたしてたら10日も経ってしまいました。

San Jose Mercuryの記事より。ナスダックに上場しているイスラエルの会社が70社もある、という話。アメリカ以外の国としてはトップ。次が中国の60社、カナダの51社と続くそうな。Nasdaq全体では3000社以上が公開されているので、それと比べると大海の一滴ではあるのですが、結構大きな一滴。

続きを読む

ストライキ続出のアメリカとストライキが姿を消した日本

シリコンバレーで大々的な看護士のストライキが予定されている。3月21日から10日間、4000人が参加予定。(病院側は代替となるテンポラリの人材を雇って医療行為は継続する。)同じ看護士のグループのストは、去年の10月、12月に続きここ数ヶ月だけで3回目。

いや、それにしても、日本でストを見なくなって久しいが、アメリカのストの多いことよ。

続きを読む

アメリカ人が日本で買うべきガジェットはありますか?(ChumbyとかEye-fiのような)

Googleで携帯系の事業開発をする知り合いから連絡があり、

「日本出張するので、日本でしか買えないガジェットを教えて」

と。共通の友人でハードコア・テクノロジーオタクのA君がいるのだが、

「Aに自慢できるようなもの希望」

という指定付き。

続きを読む

ホームオフィスで働くアメリカ声優のマーケットプレース

ご無沙汰しておりましたが、久しぶりのエントリーです。しばし休んで気付いたのですが、毎日せっせと書いても、2週間書かなくても、アクセスはせいぜい20%くらいしか下がらない模様。なーんだ、という感じですね。ここで一句:

アリ働き しても変わらぬ ブログアクセス

(ブログのテーマにもよると思いますが。あと、当然ながらRSSの方を読んでる人は激減。)

さて、で、突然ですが、アメリカの声優の働き方について。

アメリカ人でも業界の人以外にはほとんど知られていないのですが、アメリカの声優さんというのは、家に録音設備があって、どこにも行かずに仕事が済んじゃう、という働き方なのでした。

続きを読む

ベンチャーの成功を予測するアルゴリズム

深い疑問の目で見られつつも増資に成功したYouNoodleStartup Predictorなる「アーリーステージのベンチャーの良さを診断するプログラム」を開発中。

New York Timesの記事
に寄れば、オクスフォード大学の(元)学生二人がファウンダーで、サンフランシスコで起業、ペイパルファウンダー(で長者)のMax LevchinとPeter Thiel、加えてFounders Fundから投資を受けたそうな。

どういうパラメータで判断を下すかは秘密、とのことだが、「ソーシャルキャピタルとネットワークの影響」を考える、と。。。。つまり、「有名な人、特定のグループに属するファウンダーがいる」ということが成功の鍵と言うことか?

続きを読む

Deanタカハシ記者までSan Jose Mercuryを去るらしい

三ヵ月ほど前に、シリコンバレーの地元紙San Jose Mercuryの紙面がスカスカ、と書いた。広告収入が激減し、記者をばしばしレイオフしているから。そして広告収入が激減しているのはインターネットに奪われているから。2004年時点で、インターネット掲示板、Craigslistは、求人広告だけで、5−6千万ドル(70億円)をベイエリアの既存の新聞から奪い取ったとされてます。求人広告以外もかなり流れてしまったことでございましょう。

というわけで、そのスカスカのSan Jose Mercuryの技術関係記事をがんばって書いている記者の一人が日系のDean Takahashi記者だった訳ですが、そのタカハシさんもついにブログ型ニュースサイトのVentureBeatに転職する模様である、と、Valleywagに載っていた。

続きを読む

書評:クルーグマンのThe Conscience of a Liberal

去年の10月に出たクルーグマンの新作。骨の髄まで民主党なクルーグマンが、大統領選にぶつけて書いた、という感じ。19世紀後半からの百数十年のアメリカの政治経済的背景を知るには大変素晴らしい本であるのだがちょっと極端だなぁ、、というのが正直な私の感想。

「アメリカの貧富の格差が広がったのは、経済の国際化や技術の進歩による『自然な経済現象』ではなく、政策によるもの。一方、アメリカが最も栄えたのは政策的にミドルクラスを生み出した時代だった。国民のためにも、国力のためにも、再度政治的に貧富の格差を縮小しよう。」

というのがクルーグマンの論であります。

続きを読む