起業のバイブルThe Lean Startupの要点だけを英語のまま3時間で読む

ご無沙汰しております。いやー、書き癖を失ってしまいました。が、ここ数ヶ月、自分の書く日本語が目に見えて衰えている(後で読み返すと、誤字脱字、論旨の飛躍が多い)ので、ここは奮起してブログ復活です。

さて、The Lean Startup、知っていますか。Eric Riesという人が書いた本ですが、最近の起業のエッセンスが詰まっていて、これからIT系で起業する人、今まさに起業中の人は、絶対読むべき。「不確実な状況の中で事業を始める際に、いかに科学的に成功確率を上げるか」という方法論です。

「シリコンバレーで最近流行っているのは何ですか」とよく日本の人に聞かれるのですが、ここ半年くらいは、「lean startupの考え方」と答えたりしてます。(本当は、「日本みたいに何かが流行ったりしない」と答えたいところですが、そう言ったらかわいげがないので・・・w)。

今のところ英語版しかなく、日本語版は、5月ごろ出る予定らしいのですが、それまで待てない、「ただいま起業中」という人用に、以下「3時間で、IT系で起業する人にとって大事なことだけを読む方法」です。

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スタートアップからのシリコンバレー進出 4:現地での優秀な人材の雇用

一昨日、大統領候補のRick Perryがテレビの公開討論で「大統領になったら3つの政府機関を廃止する」と言いながら、3つ目がなんだか忘れて言えなかった、、、という気の毒な出来事があったのだが、それではっと思い出したのが自分のブログ。シリコンバレーで成功するために鍵となることは3つある、と書いてこれこれのまだ二つしか書いてませんでした。すみません。

というわけで、今回は「現地での優秀な人材の雇用」について。

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Yahooの社員が社長の社内メールより信頼するAll Things D

ちょっと古い話ですが、Yahooの元CEO、Carol Bartzが電話一本で首になったのは9月のこと。その後、Yahooで働く複数の知人が口々に言っていたのが

「Carol Bartzからの『首になった。サヨナラ』というメールを見ても、ハックされたのか?何かの間違い?と思った。でも、直後にKara Swisherが書いた『Carol Bartzが首』という記事を読んで、『Karaが言うなら本当だ!大変だ』と驚いた。」

社員が社長からのメールより信じるKara Swisher。All Things DというWall Street Journal系のサイトです。情報が早く、かつページビュー稼ぎのゴミ記事が少なく、ちょっと毒のあるKara Swisherの書きぶりが人気。(彼女以外にも記者はいますが。)コンファレンスも開催してて、こちらも人気。Bill GatesとSteve Jobsの対談(2007年)なんていうすごい出し物もあった。(リンク先の記事の最後にビデオがある。観客にLotusファウンダのMitch Kaporがw)。

TechCrunch等と比べると、一日あたりの記事も少ないです。よろしかったら。

Yelp シリコンバレー本社で日本向けプロダクトマネージャ募集中

結構前からなんですが、なかなか見つからないようですね。スペックにかなり無理がある気がしますが、我はと思わんかたは是非。日本からの応募も歓迎(というより今日本に住んでいる人のほうが望ましい)、ビザサポートもばっちりするとはCEOのコメントです。

Yelp Product Manager – Japanese Products

して、その無理な要求の一部をご紹介:

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スタートアップからのシリコンバレー進出3:(涙の)就労ビザの取得

前回の会社登記の話に引き続き、シリコンバレー進出に欠かせないビザの話。すごい大変なので「涙の」をつけました。

アメリカの就労ビザには色々種類があるが、アントレプレナーがビザを取る場合、下記の4種類で大多数がカバーされるはず。

  • H1Bビザ
  • E2ビザ
  • L1ビザ
  • Oビザ

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スタートアップからのシリコンバレー進出2:会社登記はどこですべきか

ずいぶんたってしまったが、前回に引き続きスタートアップからのシリコンバレー進出。前回は精神論的な話だったが、今回は「どこで会社登記をすべきか」、という具体的な問題です。

「これから会社を作るところ」というごく初期のベンチャーが、どうして会社登記の場所など心配しなければならないのかというと、それによって、将来アメリカの投資家から増資できる可能性が変わってくるから、というのが大きい。

結論から先に言うと、シリコンバレー進出を目指すなら、アメリカのデラウェア州か、タックスヘイブンのケイマンで登記するのがよいのではないでしょうか。(日本の投資家から増資して、日本で事業をするのであれば、もちろん日本で登記するのがよいです。はい。)

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スタートアップからのシリコンバレー進出:「進出すべき会社」ではなく「進出に望ましい会社形態」

先週、東京のセミナーで話した中身を何回かに分けて書きます。

セミナーのタイトルは「スタートアップからのシリコンバレー進出」で、アーリーステージのベンチャーがシリコンバレーに進出するにはどうしたらよいか、という内容。ただし、「シリコンバレーに進出すべきベンチャーとはどのような会社か」という内容ではありません

「シリコンバレーに進出するとして、そのために望ましい会社の形態はどういうものか」

についての説明なのであった。

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シリコンバレーで働きたい方はバブルの間に是非どうぞ

さて、そろそろ、バブルの気配が濃厚に立ち込めてきたシリコンバレーの昨今。テクノロジー企業の上場申請が相次ぎ、未上場ベンチャーの企業価値は上昇し、未上場株の妖しいセカンダリーマーケットも躍進中。

私個人的には、身近でバブルが起こるのはこれで人生4回目です。こんな感じ:

  • 1回目:日本の不動産バブル (もしかして近代日本史上、最初で最後のバブル?)
  • 2回目:シリコンバレーのドットコムバブル
  • 3回目:アメリカのサブプライム住宅ローンバブル
  • 4回目:インターネットバブル(なのか?) ← いまここ

以下長いが、サマリーは、「バブルは当面避けられない。いい面もある。シリコンバレー的には、10年に1回のバブルなので、『シリコンバレーで働きたい!』という人は、上向いている今の間にもぐりこむのが吉」ということ。

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Quoraがニュースメディアになる可能性

Quoraは、最近人気を増しつつある「オンラインQAサイト」。Yahoo知恵袋のようなものだが、従来のQAサイトとは違うあさっての方向に進化しつつある。

で、その進化ぶりを見ながら、最近感じていたのが「そうか、こういうサイトがニュースメディアの一部を代替していく可能性があるんだ」ということ。

・・・という話を、本当は3月11日に書き始めていたのだが、地震があってちょっとお箱入りしておりました。が、福島第一原発の政府・東電発表と、海外メディアやアメリカ政府の右往左往ぶり、そして世界中の知見者がインターネットの片隅で発信する情報を見ながら、

「Quora(的なもの)が普及していたら、もう少し正しい情報が伝わるのに」

と思った次第。(以下長文)。

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