どんな記憶も、本物かニセモノかは怪しいものだ。夢で見たことを、本当のことだと思ってしまったり、人から聞いた話を自分の記憶だと思い込んでしまったり。
とってもリアルな夢を見る私の記憶は、特にあてにならない。(どれくらいリアルかは過去のエントリ「夢と錯乱」を参照下さい)子供の頃の記憶だったらなおさらだ。
中でも怪しい記憶について、大人になってから家族に真偽の程を確認したものをいくつかご紹介。
ニセモノっぽいと思っていたら、やっぱりニセモノだった記憶
記憶: 2-3歳の頃、東京で日蝕があった。皆既日蝕か、金輪日蝕か、その手の盛大に真っ暗になる日蝕である。私は、おばあちゃんと、お向かいのおばちゃんと、ガラスに煤をつけて日蝕を待った。だんだん太陽が欠けて行くのを庭で観察。すると、真っ暗になった瞬間に「ざーっ」と風が吹き、鳥がバタバタとあちこちで羽ばたいて、異様な雰囲気になった。はっと地面を見ると、モグラがざくっと顔を出した。
家族の証言:日蝕は本当。お向かいのおばちゃんとガラスに煤をつけてみたのも本当。風も吹いた。が、モグラは出てこなかった。
(そりゃそうだ)
ニセモノに違いないと思ったが、実は本当だった記憶
記憶:4-5歳の頃、家に頭のおかしいおばあさんがやってきて、板の間に座り込んで延々話続ける。祖母か母が、困った顔で相手を続ける一方、別の家族が近くの精神病院に電話したりして、右往左往して身元を捜そうとしている。
家族の証言:実際そういうおばあさんがやってきて、本当に困ったことがあった。今にして思えばアルツハイマーだったのかも。警察にも連絡、八方手を尽くした。精神病院にも電話した。
(マジですか。そんなことが本当にあるとは。)
勝手にいいほうに解釈していた記憶
記憶:母が、2-3歳の私を大阪万博に連れて行ってくれるという。「大阪」も「万博」も知らないが、とにかく超ステキなものに違いない、と随分前から指折り数えてその日を待つ。しかし、私は前日いきなり高熱を出す。母は、塗り絵やクレヨンをたくさん買ってきてくれた後、万博に旅立っていった。私は寝床から青い空を眺め、よりによってこんな時に熱など出した自分の弱さを呪いながら、「ピンポンパン塗り絵」のカータンに色を塗る。
母の証言:「はーはっはっは、全然最初から万博に連れて行く予定なんかなかったよ。私だけで、職場の友達と行くことになってた。知らなかった?」
(ぐすん)
ではでは・・・。
>(ぐすん)
知らぬが仏って奴ですね。
いいねいいね
怖い夢じゃないけど
昔おばあちゃんち行ったとき、うちの兄キが具合悪くなっちゃって、チカちゃんのベッドで寝込んだ時があるんだけど、
それでチカちゃんが看病してるよーってのを聞いたので部屋を覗いてみたら、ベッドの前でボーッと立って兄貴をずーっと見てるチカちゃんを見た。怖かったから1階に降りた。チカちゃんを覚えているのはそれだけ笑
いいねいいね
ジョージ-san,
そうです。結構がっかり。
リョウちゃん(は、私の12歳年下のイトコです)
私は呪いをかける魔女みたいだった、ってこと?何してたんだろ。
私が覚えてる子供の頃のリョウちゃんは、いつでもほっぺがりんごのように真っ赤だったことだよ。あまりに真っ赤でお人形のようでありました。
いいねいいね
や ホントは怖くはなく 神妙な感じでした。何をしてたんだろね。
自分は、ちっちゃい頃から あんまり変わってないかもね。。
いいねいいね