先週と昨日・今日は停電日和で、あちこちで大規模な停電があった。主たる要因は倒れた木や落ちた枝。あちこちで木が電線ごと倒れている。RedditのSan Franciscoサブレディットにもこんな写真がたくさん投稿されていた。
(Redditに載っている写真を勝手に掲載していいのかについては、こちらの規約に従えば問題ない模様。上の写真も、RedditへのリンクをペーストしただけでホスティングサービスのWordpressが自動的に取得してきた。)
今年の冬はとても雨が多いので地面が緩んでいるところに激しい風が吹くと木が倒れてしまうというわけです。
2000年台の初頭には夏の暑さで電柱についている変圧器がダメになってしまったという理由で停電がものすごく頻発したことがあった。それ以降、特にここ数年はほとんどなくなったと思っていたが、単に嵐が少なくなっていただけだったのかも。
これだけあちこちで電線が分断されると、電気会社の修理する人たちも大変だと思うが、彼らは「組合で守られたブルーカラーでも高給な仕事」の最後の砦的存在らしい。残業代も入れて年収20万ドルから50万ドルくらい(2600万円から6500万円)になり、常に人不足なのだそうだ。
なお、停電になるたびに感心するのが交差点での車の行動ぶり。もちろん信号も停電しているのだが、片側3車線ある大きな道でも、全方向一時停止したのち順番に交差点を通り抜けるという方法でなんとか車交通ができる状態が自発的に保たれる。
というわけで、我が家も先週36時間+、今日は5時間ほど停電した。今もインターネットは落ちたままなので携帯のテザリングで書いています。
ちなみに当地では、日本に比べるとインターネットも遅い。これまた2000年台に日本の私の実家が光回線を引いた時は、「君のママはサーバーファームでも運営するつもりか」と目を丸くされた。最近でこそだいぶマシになってきてはいるのですが。
そして、こんなインフラでもテクノロジーカンパニーはたくさん誕生するのでありました。