車の売り上げはいつどれくらい減るか

Wall Mirror
(将来の本棚用に取ってあった壁にかけた鏡)

シェアリングエコノミーはまた「もの」の需要キラーでもある。

例えば車。カーシェアリングは1台で既存の個人所有車9−13台を置き換えると言われている。(欧米でも自家用車の稼働率は一桁パーセントだと聞いたことがあるのでさもありなん。)実際に、Zipcarなどの時間レンタル制カーシェアを使った人の26%が自家用車を売却、53%は新しい車を買うのをやめた、という調査結果もある。

私も「そろそろ買い換えようかな」と思っていたが、「いや、もしかしてもういらないかな」と思い始めている。2008年ごろ家を建て替えた時に「将来全面本棚にする壁」というのをいくつか設定していたのだが、計画から終了まで3年くらいかかった間にKindle普及が進み、「もう本棚はいらないかな」と思ってオブジェっぽい鏡などかけてしまったのだが、その時と同じ感じ。

ちなみに、こういうことを言うと、「いや、車には走る喜びが・・・」みたいな意見が出がちなのだが、私自身車の運転が非常に好きである。17歳の1年間バイト三昧でお金を貯めて教習所に通い、18歳の誕生日とともに免許を取り、これまでずっとマニュアル車所有。くねくねした山道とか運転してて顔が笑って来るくらいだ。その私にして「やっぱりもういらないかな」と思うわけです。

データを見ても、アメリカの16-34歳の人の運転距離は2001年から2009年にかけて23%減少している。日本同様、アメリカでも若者は車をステータスシンボルだと思わなくなった。

というわけで、5年とか10年のスパンでアメリカの新車の販売が半分とかになっても驚かないっす。

アメリカでの音楽CDの売り上げはピーク時から81%下落した。去年の上半期から今年の上半期だけ見ても3分の1近く減っている。(余談ながら、LPレコードは地味にリバイバル中で、売上げは2013年から2014年にかけて50%近く伸びたらしい。)

「車移動のサービス化」が、「音楽のデジタル化」と同じようにハードの売り上げを押し下げる可能性は大いにある。

地球環境的に見てもハードを大量生産する時代は終わるんじゃないでしょうか。ローマ法王様も「大事なのは貧困撲滅と地球温暖化阻止」だって言ってるし。

車の売り上げはいつどれくらい減るか」への2件のフィードバック

  1. 固定化したものの流動化が本質だと。先進国のアドバンテージも過去から引き継いだ遺産の部分が大きいんだろうな。そこを流動化させ続ける。気がつかない人が多いんだよな、自分の資産。

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    • お金の場合は流動性を増すことによってモノの需要が増えるわけですが、固定資産の流動性がますと、デフレ圧力がかかるというのが今後の問題かと。

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