先週末Palo Altoのペルシャ絨毯屋さんの閉店セールの豪華冊子、全16ページ、が新聞に挟まっていた。
こんなの↓
おお、これは、あのMedallion Rug Galleryではないか!
Medallion Rug Galleryは、Palo Altoのダウンタウンにあるペルシャ絨毯屋。こんなお店です↓
(手前の大きい建物と、となりの小さい白っぽいお店、両方Medallion Rug Gallery。なぜ隣同士。)
そして、オーナー氏は絨毯屋の他にビル賃貸業も行っているのだが、そのビルの一つが、テナントから大当たりベンチャーを次から次に輩出したことでLucky Officeと呼ばれるのであった。大当たりテナントはLogitech、Paypal、Danger、そしてGoogle。私も2002年頃、シリコンバレーが絶不況だったころに、オフィス探しをした際、このオフィスを見せてもらったことがあるが、不動産屋に「ラッキーなオフィスだぞ」と強調されました。
(Paul Grahamの「シリコンバレーで行くべき場所」リストの3番目がこのビル)
今は、Yummlyという「食べ物レシピに特化したサーチエンジン」の会社が入ってます。
中央の白い四角いのがYummlyのサインだが、Kinko'sで50ドル~100ドルくらいで印刷できるビニールのバナーなり。成長したらどんどんヤドカリのように次の建物に移っていかないとならないので、最初のうちはこういうのでOK。
なお、このオーナー氏は、「テナントの会社に投資して儲ける」モデルで大当たりし、それを元にインキュベータをはじめた。それがPlug and Playです。机一個から貸してくれる。単価的には決して安くない、というか、むしろ高いが、1年、2年といった長期契約をしなくてもよいのと、ベンチャー向けの様々なイベントがあること、オーナー氏はさらにVCファンドも持っていて、投資もしてくれる可能性があること、などがあります。
なお、Plug and PlayのPalo Altoのロケーションは、中に正札のついたペルシャ絨毯が敷いてあった。一緒に行った人が、
「高級なペルシャ絨毯は、人に踏まれると価値が増す。インキュベータ運営で、さらにペルシャ絨毯の利益も増やすという、一粒で二度おいしい、すばらしい商人魂」
と絶賛していました。
で、その絨毯屋が閉店!とびっくりしたのが冒頭の話だが、広告をよく見たら、「4店舗あるうち2店舗を閉じる」だけらしい。なーんだ。
>(Paul Grahamの「シリコンバレーで行くべき場所」リストの3番目がこのビル)
しかしこのリスト、何の役にも立たないですね。
University Ave.と書くくらいなら、Epiでサンドイッチを食えとか、具体的に書かないといみないし。
お前知らないだろ、みたいな、いやーな感じが見え透いてる。
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