中国人のレストランの支払いは命がけ

今日は超気の抜けた話題で。

ダンナの両親は中国本土出身、大学院からアメリカにいるという人たち。ある一定以上の年齢の中国人は、「支払い」に命がかかってるように見受けられるのだが、これ、私の周りだけでしょうか。


基本的に割り勘はなし。

誰が払うか、は面子をかけた勝負の模様。基本的に「一番偉い人」が払うようで、親戚だと年長者が払う・・・・みたい。が、あまりに一方的なのもダメな模様で、「いつもXXさんが払っているから、今日は私が」とか、「ほかの事で世話になったから、ここは私が」みたいな暗黙の順番があるらしい。

たとえば、親戚の家に泊まったら、泊めてもらった側が、レストランに招待してみんなの分払う、とか。

・・・と、まぁ、このくらいは日本でもあると思うのだが、ちょっと違うなぁ、と思うのが、順番間違えで別の人が払っちゃったときの激昂ぶり。

いや、マジで怒るんですよ。うちだけかと思ったら、中国人の奥さんのいる白人男性も

「いつも、親戚のディナーで誰が払うかもめるから、こっそり席を立って先に支払ったら、自分が支払ってはならない『順番』だったらしく、義理の両親が真剣に怒っていつまでも機嫌が悪かった。支払って怒られて、いや、もう踏んだり蹴ったり」

とぼやいていた。

んー、でも、これも日本でもある・・・・かも。

が、しかし、「これは本当に違う」と思うのが、体を張った「私が払う」の戦い。

義父(中国出身、ハワイ在住)は手首に引っかいたような古傷があるのだが、これは、

「私が払う」「いや私が」

と、伝票を取り合って揉みあいになり、その際に長い爪の女性に思い切り引っかかれて跡になってしまったそうだ。10年以上前の話だそうなので、結構な傷である。

義母(同じく中国出身、ハワイ在住)の武勇伝は、

「私が払う」「いや私が」

と、伝票を取り合って揉みあいになったところで、伝票を奪い取り、相手の手に落ちないように、いきなりびりびりに引き裂いてしまった、というもの。ウェイターもびっくり。

最近、さらにすごい逸話が誕生した。

義理の両親は、友人夫婦(中国出身、ハワイ在住)とともに、去年の上海万博に行った。どういう経緯かわからないが、滞在中の費用は全て友人もちとなり、まったく支払わせてもらえなかったそうな。

そこで、ハワイに戻ってから会った際に、現金の入った封筒を渡すことにした。

しかし、もちろん、普通に渡したらつき返されるのは目に見えている。そこで、友人夫婦の車で義理両親宅まで送ってもらったところで、「それじゃぁさよなら」と車を降りる瞬間に、さっと封筒を渡して逃げるように家に走りこむ、という作戦となった。

ところが、封筒を投げ込まれた友人は、封筒を返そうとあまりにあわてたため、ギアをリバースに入れたまま、動いている車から降りてしまった。で、動いている車の、自分が開けたドアに自らノックダウンされて転倒して頭を打ち、救急に担ぎ込まれる事態に。車は、道路の消火栓に当たって止まったのだが、あたったところがへこんでしまい修理ざた。

いや、病院のお医者さんも、車の保険屋さんも、理由を聞いて首をかしげたことでしょう。

しかし、義理両親の周りだけでこれだけの事件が起こっているということは、中国本土では毎年何人か、支払いをめぐった戦いで命を落としているのではないかと思うんですが、中国通の皆様、どうでしょう?

中国人のレストランの支払いは命がけ」への6件のフィードバック

  1. そうですね。僕は正真正銘な中国人ですけど、命賭けぐらいにはならないが、まぁ、一応筋が通っていますよ。
    例えば仲のいい友人は僕が住んている町にあそびにきました。こうゆう場合、僕は「地元」ですので、すべてのお金を支払うのは人情です。あるいは、「僕はお金より友達である貴方の方が大事にしている」というアピールです。もし、その好意を断ったら、「貴方が僕をナメてっる」、「本当に友達だと思っているのか」を疑われる。
    あくまで参考ですが、いかがでしょうか。

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  2. たしかに台湾のレストラン等で、誰が払うかで戦っている人はよく見ますね。さすがに命がけまでにはならないけど。
    ちなみに、千賀さんはアメリカで対等な人と食事をするとき、どうしますか? 税金やらチップが最初くる勘定に入っていないので、完全に割り勘するの、難しいなーといつも思って、最初から勘定を分けてくれるようにウェートレスに頼むのですが、ウェートレスの手間が増えて可哀想って、思う人もいるみたいだし。。。

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  3. いやぁ、凄まじいまでの!執念による国民的
    文化風習の踏襲、ある意味で尊敬に値する
    立派さです。日頃、TV報道だけでイメージを
    持ちやすいところに、とても勉強になりました。

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  4. すっごい面白かったです(笑)
    うちの母親のピアノ教室に一時中国人の生徒さんがいたんですけど、遠くに引っ越してからも神戸に来るたび会いに来たりして「先生、先生」って感じらしくて、ほんと義理堅いし個人レベルじゃほんと気持ちの良い人たち(昔の日本人もこうだったかなという懐かしさを感じる)だなあと思います。
    一方で
    http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1027&f=national_1027_194.shtml
    とか凄い笑えたんですけど、なんか、世界中で悪者扱いされつつある彼らですけど、実は根っから「悪気はない」んだなという感じが最近しますね。
    単純に自分の思ったように動いてたらたまに他人に凄い迷惑になっちゃうこともあるというだけなんだなと。いや、それだけでは済まない問題がマクロに見ればあるんですが。

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  5. 楽しいお話をありがとうございます。
    私は中国に10年ほど仕事で滞在していまして、昨年上海に行った時の事を思い出しました。
    上海駅で列車のチケットを買うために列に並ぶと、私の前の2人が取っ組み合ったり突き飛ばしたりしていました。
    どっちかが割り込もうとしたのかなー、トラブったらめんどくさいなーと思っていたのですが、彼らの会話をよく聴いてみると、
    「俺が払うから君はあっちで待っていろ。」
    「いや、列に並ぶのは疲れるだろ。あんたは向こうで休んでろ。」
    という支払いバトルでした。
    2人の善意とプライドと友情がにじみ出て、微笑ましい光景でしたねー。

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