アメリカのテレビドラマは豪華な作りだけどいい加減

最近のアメリカのドラマは、凝りに凝っていて、大変面白い。最後に日本のドラマを見たのは1990年頃なので、日本と比較しているのではなく、当社(国)比ですが。

で、ここのところあちこちで歩いていてとんと家を留守にしていたので、スバラシイDVR&サービスであるところのTivoに溜まっていたドラマを見たのだが、先週録画されていたMelrose Placeのエピソード、出だしになんだか見覚えが、、、と思って3分くらいして気がついたのは、数週間前に放映されたものの再放送だったのでした。

これ、よくあるんだよな。

つまりですね、とくにこれといった前触れもなく、一週とばされるのです。とばした時間枠には、適当な過去の回が再放送される。

加えて「シーズン」なるものがあって、12話とか24話でいったん終わる。「24」じゃなくても24話で終わっちゃう訳。で何ヵ月かお休みして、心機一転新たな「シーズン」がはじまる。

そういえば、

「アメリカでは、そんなにみんな残業してない。シリコンバレーのバリバリのエンジニアも、製品リリース直前とかの特殊事情がなければ一日8時間(未満)労働です」

てな話をすると、

「どうしてそんなんで利益が確保できるんだ」

というコメントを日本の人から受けることがあるのだが、アメリカのドラマ界も似たような印象があるかも。こんなに沢山休んでるのにどうして・・・と。

ちなみに、アメリカのテレビ俳優のギャラはすごい。元ブラピの奥さんだったジェニファー・アニストンは、人気ドラマFriendsというのに出ていたのだが、彼女のギャラは、1エピソード$1 million (約1億円)だったそうだ。「1シーズン」じゃなくて、「30分放映の一回分」なり。これに、シンジケーションのロイヤリティが加わる。彼女だけじゃなくて、主演6人全員がこの報酬だったそうです。

30分の1話作るだけで、6人のギャラだけで6億円。

詳細はWikipediaをご覧あれ。

(さらに余談だが、ブラッドピットとジェニファ・アニストンが離婚したとき、結婚している間の二人の収入がほぼ互角だったので慰謝料はゼロだった、、、とゴシップ誌に書いてあった。当時もブラピは大映画スターだった訳だが、ほぼFriends一本だった奥さんと収入が同じだったんだ、とかなり意外に思った。)

なんでこんなことが可能かと言うと、「DVD販売」がビジネスモデルに組み込まれているから、というのは「テレビドラマがとてつもなく複雑になっている」で書きましたが。

しかし、その根本には、

「よく休んで、心も体もリフレッシュして、新鮮な気持ちで、うーんと頭をひねって新しいビジネスモデルを考える」

などというのもあるのではないでしょうか。

アメリカのテレビドラマは豪華な作りだけどいい加減」への6件のフィードバック

  1. > 「よく休んで、心も体もリフレッシュして、新鮮な気持ちで、うーんと頭をひねって新しいビジネスモデルを考える」
    戦争でもビジネスでも似たような日米の相違があるのかなぁと、これを読んで思ってしまいました。
    物量に勝り、戦争中でも休暇が取れる米国と、「死ぬまで帰ってくるな、B29 v.s.竹槍」とか言っちゃう日本。
    最終的に僕は離脱しましたけど、世が世なら謀反を起こしてましたね、冗談抜きで。
    きっとどこぞの一部上場企業では今日もその風景が繰り返されているのでしょう。合掌。
    > アメリカのテレビドラマは豪華な作りだけどいい加減
    「いい加減」は、「良い加減」なのかもしれません。:)

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  2. >「どうしてそんなんで利益が確保できるんだ」
    やっぱり、日本のカイシャとちがって、何も仕事してないのに年収1千ウン百万とかの「ノンワーキングリッチ」を大量に抱えてないからでしょうか。。。
    あとちょっとで私も到達できそうだったのですが、それまでこのモデルが保ちそうににありません(苦笑)

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  3. >「どうしてそんなんで利益が確保できるんだ」
    私は「だから利益が出てないでしょ?」と言いたくなりますね。(笑)
    「うちは利益出してるぞ!」と言えるのって一握りじゃないんでしょうかね?
    あと、本当に「特殊事情」の時はやりますからね。みなさん、なんだかんだと根性あります。
    それともう一つは、「このスケジュールで出来ないなら人を雇うから言ってくれ」ですね。
    利益がある会社は8時間未満労働で済むように人がたくさんいるんです。
    Tivoを使ってる人はみんな良いといって勧めるんですが、私はこのデジタルテレビ時代にまだVHSを使っています。

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  4. ここで紹介されている「日本『半導体』敗戦」で面白いことがかいてました。
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2229
    「事実、日本がDRAMから撤退する直前の64MB DRAMのマスク枚数は、韓国、台湾と比較して1.5倍、米国マイクロンテクノロジーの約2倍もあった。マスク枚数が多く、工程フローが長い。そして、日本半導体メーカーは、利益が出にくい高コスト構造になっていた。」
    門外漢の私でも、マスク枚数2倍の壁は、ちょっとやそっとのサービス残業程度で太刀打ちできるわけがないと思いますね。これが「高付加価値知識集約型ビジネス」と「低付加価値労働集約型ビジネス」の決定的差なんだと思います。そしてシリコンバレーは前者、日本は後者であるのだと。

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  5. 『日本半導体敗戦』の著者です。
    ブログで、私の本を取り上げて下さって、ありがとうございました。
    about meを見ましたが、カッコイーですね。
    技術者16年半、大学教員5年を経て、現在、半導体関連のベンチャーを立ち上げ中です。
    もし、ご指導等頂ければ、嬉しい限りです。

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  6. 私アメリカを去ってから10年ぐらい経っているのですが、最近のTVは面白いって言う話題に、FriendsとかMelrose Placeとか、24とか昔の番組出てきて、話についていけてしまうところが、また、アメリカテレビ界の「不思議」ですよね…

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