妻と死別するともてる?

私はアメリカの新聞の人生相談が大好きで、毎日欠かさず読んでいるのであるが、最近のこれはちょっとビックリ。
「数ヶ月前に、知り合いの男性の奥さんがなくなった。9年間結婚していた夫婦であった。実はその男性のことが気になっているのだが、奥さんがなくなったばかりなのに関心を示すのはさすがにいかがなものかと自制しているのだがどうしたらよいか」という相談なのだが、驚いたのは答えの方。

「もう遅すぎるかも」と。

「電話して、お手製の夕食でもいかが、と誘っても全く問題ないでしょう。もちろん彼がOKだったら、ということですが。」という回答の後に、

But don’t be surprised if he tells you the last thing he needs is a
home-cooked meal because these days, when an eligible man is widowed,
the eligible ladies are often not as restrained as you are, and line up
at the widower’s door within days of the funeral. "The early bird gets
the worm."

「でも、彼がお手製の夕食など全く必要ない、と言っても驚かないように。最近では、結婚相手として適切な男性が奥さんを亡くすと、周囲の女性はあなたのように自制心を持ったりせず、早速アタックすることが多いのです。お葬式からほんの数日で彼の家を訪問する女性が引きもきらない、という状況に。『早い者勝ち』です。」

(最後のThe early bird…は通常は「早起きは3文の得」と訳されるが、ここではちょっとニュアンスが違うかな、と)

そうなのか。そうなのか?

なぜだろう、と考えるに、結婚していた期間が9年、ということは恐らく30代後半か40代前半の可能性が高い。(相談の雰囲気からもそんな感じ)。確かにその年代では、「一度も結婚していないシングル」は、本人に魅力が乏しいか、結婚に興味がない、または結婚という決断ができない、というリスクがある。一方、一度結婚したが、その後離婚してシングルという人は、離婚の原因となる何らかの問題を本人がもっている可能性もないではない。しかしながら、死別で奥さんがいなくなった、となればそうしたリスクが一気に低くなる・・・・・ということでしょうか。

中年の恋愛道は厳しいんだなぁ。そんなバトルフィールドに再度参戦することになったら一大事である。というわけで、うちのだんなには是非長生きして頂きたい今日この頃です。

コメントする