芸能界入りを目指すアントレプレナー

こういう人もいる、ということで。その名も「G」。Gurbakshという名前の頭文字をとってGと呼ばれている。

サンノゼにあるインドからの貧しい移民の家で育ち、16歳で起業した会社を$40 millionで売却し、21歳で起業した会社は去年Yahooに$300 millionで売却。20代半ばにして自己資産100億円超。次は芸能界、ということで、ビバリーヒルズのタレントエージェンシーと、PR会社を起用、自分のプロモーション中。

超有名なOprahのテレビ番組にゲスト出演し、これから、本の出版と、The Secret Millionaireというリアリティーショーへの出演が予定されている。現在はサンフランシスコの37階ペントハウスに住んでいる。記事いわく

You’ll
find the world of G at the top of a 37-story elevator ride up to a
fabulous San Francisco penthouse with a stunning view of Treasure
Island and the bay.

It would be hard to miss, actually. There’s
the letter G emblazoned on the entryway rug and the entryway mirror and
the headboard of the penthouse’s occupant.

入り口のラグにもベッドのヘッドボードにも「G」という模様が入っている、というすごいインテリア。それって・・・と思うあなたはこちらのサイトで実物が見られる。San Franciscoの高価な不動産物件の売買に関する情報を集めたSocketSiteというサイトにGが買った家、ということで掲載されていたのであった。

ちなみにこのSocketSite、「real estate porn」=不動産ポルノ、と揶揄されるサイトで、絶対そんな家を買えない人が高級な不動産物件をよだれをたらして見る、というもの。SNSのBeboのファウンダーがいきなり「$29 millionで売ってくれ」とオファーを出した家、なんてのも載っていて、物見高いこと、物見高いこと。

ちなみに、Gさんは(というと変だが)、ランボルギーニを買って、ベンツに買い換えて、もう一回ランボルギーニを買って、フェラーリに換えて、次はベントレー。Yahooに売ったBluelithiumを経営していた頃は、自宅から徒歩5分のオフィスにわざわざ駐車場を借りて毎日このベントレーで通っていたそうです。元同社の社員だった知り合いに聞いたお話。

二社ソフトウェアの会社を起業するところまではTeslaのElon Muskさんと一緒だが、その後ロケットと電気スポーツカーを作るか、芸能界デビューするか、という差が。後者は「シリコンバレー版Paris Hilton」という感じでしょうか。

芸能界入りを目指すアントレプレナー」への3件のフィードバック

  1. 「3社目の起業」なんじゃないでしょうか?今回は、扱う商品が「自分が開発したもの」から「自分自身」になったということで(笑)。

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  2. 似たような話で思い出しましたが、
    「ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態」
    という本を見てアメリカはいろんな人がいるなと感じました。
    貧しい人が会社売却して昇りつめる人生は多く取り上げられますが、そういった人の方が一般の人と
    比べて成功したいと願うから成功する気もします。

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