2007年のアメリカ・トップ5ニュース

私が考える2007年のトップニュースを順不同で5つリストアップしてみました。

  • サブプライム問題

月収20万円の人に、月々の支払いが20万円のローンを貸してた、といったようなことが根元の問題。北欧の田舎町までサブプライムローン焦げ付きの被害が及び、世界が金融でつながっていることが明確化。

2000年のドットコムバブル崩壊後、ドットコム企業の株につぎ込まれていた資金が不動産に向かい、6年かけて住宅ローン問題として浮上した、とも言われる。

サブプライムで痛んだアメリカの銀行は、さっさと海外の国家資金(Sovereign Fund)から資金調達して財務体質を改善。Citibankは株式の5%をアブダビに75億ドルで売却、Morgan Stanleyは10%を中国に50億ドルで売却。

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大統領選の熱いバトル

クリスマスと年末に挟まれた今週は、アメリカは静か。休暇を取っている人も多いので道路もガラガラです。さて、そんな「お休みモード」の今週も繰り広げられる熱いバトル。それは大統領予備選に向けた戦い。従来の大統領選では、さすがにクリスマスの週は選挙活動も下火になったが、今年は民主党のEdwards, Clinton, Obamaの3人がデッドヒート。この3人は今週も休まず選挙活動に躍起です。(1月3日にアイオワ州で行われる予備選が、続く他の州の勝敗を占うとされているので必死。)

しかし、当初はClintonとObamaの人気が高く、

「Edwardsはどうして諦めないんだろう?」

と不思議に思っていたんですが、12月20−23日にアイオワで行われた支持率調査では、Clinton34%、Edwards20%、Obama19%。いや、人間、諦めてはいけないんですねぇ・・・。

ここで、私の愛する映画Gladiatorから名セリフを引用:

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書評:偽スティーブジョブスの大冒険(Options)

今年の半ばにアメリカギーク業界を賑わせた「偽スティーブジョブス」。

Fake Steve Jobs, 略してfsjと名乗る謎の人物が、スティーブジョブスが自ら書いているという設定の風刺ブログ、The Secret Diary of Steve Jobsを展開。それが大人気になり、あまたのメディアでも取り上げられた結果、「偽スティーブは誰だ」と大追跡が行われ、ついに、本職はForbes誌のシニアエディターのDaniel Lyonsがfsjであることが判明したのでありました。

fsjが誰かわからなかった頃は、コンファレンスのステージでビルゲイツが

「あ、偽スティーブジョブスは僕じゃないから」

と言って笑いを取ったり。そして、そのfsjが書いた小説がこのOptions。「偽スティーブジョブスの大冒険」は、私が勝手につけた邦題です。

今年あった本物の大事件である「オプションのバックデート問題」を巡るシリコンバレーとアップルとスティーブジョブスのドタバタの内幕を勝手にでっち上げた小説なり。

アップルの動向をフォローしてる人だったらかなり笑えると思います。というのも。

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テスラロードスターふたたび

以下、12月3日に一旦載せたあと消したエントリーの再掲載です。GQの取材のお供でテスラモーターズに行った時の話。ただし、下記の内容は過去にメディアで語られたことばかりで、取材ではじめて聞いたことは全く入っていないので、それを知りたい人は今本屋で売っているGQを見てください。

なお、Teslaですが、今年10月の発売予定が遅れており、最近のWired誌が選んだ「2007年vaporware (話ばかりで製品が出てこない製品)」トップ10にも登場。来年春の発売が実現するか乞うご期待。

Tesla Roadster

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美醜の感覚の違いに見る日米差

Beauty is but a skin deep(美しさはほんの皮一重に過ぎない)といいますが。前々回日本に行ったとき、何かの雑誌に

「日本ではごく平凡な外見だが、ハワイに短期留学に行ったら、『かわいい』と男の子たちに囲まれモテモテだった」

という女の子の手紙が載っていた。20才前後ぐらいの人みたい。ご本人いわく「目は大きいけど、鼻は無いも同然」だそうです。これを読んで、白人(や中東の人)の「鼻大きいコンプレックス」を思い出しました。

アメリカでは、「鼻が大きい」(she/he has a big nose)というのが、致命的なんですね。横に広がった鼻もbig noseにはいりますが、日本語で言うところの「高い鼻」もbig nose。特に鉤鼻で大きいのがダメらしいんですが、形が普通でも高過ぎる鼻はダメ。(普通の日本人の「だんご鼻」程度だったら高さが足りないのでbig noseには入らず。そういうのはbutton noseと言いますが、big noseの致命度に比べると、button noseは「見方によってはキュートよね」くらいの扱い。)

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サンフランシスコの家庭用風力発電

Wind Turbine at Sunset House
先週末、サンフランシスコのモデルハウスを見に行ってきました。Sunsetという雑誌が毎年西海岸のあちこちでやっているプロジェクトで、デザインや部材のアイデアを詰め込んだ家を建てて有料で一般公開。今回はエコ(アメリカでgreen)がテーマで、写真のような「家庭用風力発電機」がついてます。これ一つで、必要電力の40%がカバーできるそう。

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赤鼻のトナカイに見る日本語と英語の単位時間あたり情報量

街中はクリスマスムードでいっぱい。今日も「赤鼻のトナカイ」がどこかで流れていて、ふと、その英語と日本語の歌詞の情報量の差に呆然。

日本語で

♪真っ赤なお鼻の♪

と歌う間に英語はこれだけ入ってます:

♪Rudolf, the red-nosed reindeer♪

つまり、「真っ赤なお鼻のトナカイさんのルドルフが」。日本語に比べて、「トナカイ」と「ルドルフ」という2アイテム多い情報伝達がなされるわけ。

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安定稼働の重要性

RockYouの石塚さんの今日のセミナーでの一言。

「最近RockYouアプリの人気が急上昇している最大の理由は安定稼働」

フェースブックがAPIを公開した5月には、RockYouはトップの座に一瞬あって、その後、Slideという会社にNo.1の座を奪われていたのが、最近またトップになったことについて。Slideは100人体制で、Rockyouは30人体制、というところで安定したシステムがなかなかできず・・・・と。Second Lifeも安定稼働せずにずっとガタガタしてるし。ああ安定稼働。やっぱり大事な安定稼働。しかし、安定稼働しなくてもビジネスになってしまうところがITビジネスの面白さでもあるのですが。

■■JTPAシリコンバレーツアー締め切りは26時間後です。

○と×

この間、ロシア人の知り合い♂と話していて、「彼女関係は最近どうよ?」と聞いたら、「全然ダメ」ということなので、「ロシア人の若い女の子とかいっぱいいるんじゃないの?」と言ったところ、「ロシア人とは絶対つきあわない」ときっぱり。その理由は

「共通の母国語があると、すぐ相手の本性がわかって喧嘩になり関係が長持ちしないから」

だそうです。ま、ちょっとわかる。うちのダンナと私も、「違う国で育ったんだから、お互い知り得ない、わかり合えないところがあって当然」という暗黙の了解があるゆえにうまくいってるところもあるかも。これが母国語を同じくする同じ国で育った相手だと「なんでこんなこともわかんないの?」となる。

「違う国で育った故にわかり合えないこと」の一つが「○とX」。

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Harvardの戦略的学費値下げ:年収2000万円までのミドルクラス対象

イシューてんこもりのタイトルですみません。

月曜に発表されたハーバード大学の学部生向け学費値下げ。正確には学費の「正札価格」は変わらないのだが、親の世帯年収次第で、学校が多額の奨学金を出すことにした、ということ。結果、学生の負担はこうなる:

  • 世帯年収6万ドル(約700万円まで)だと無料
  • 世帯年収18万ドル(約2000万円)までだったら、世帯年収の10%以下

前者の方は、2004年からある奨学金。(ただし、年収制限は最初4万ドルだったのが、去年、6万ドルまで引き上げられた。)今回さらに18万ドルまでの収入の家庭に救済策がもうけられたわけです。

この結果、「現在の生徒の半分以上が値下げメリットを享受する」そうな。つまり、「半数弱の生徒の親の世帯年収は18万ドル以上」なんですね。

で、あちこちのニュースで、10万ドル台の年収の「ミドルクラス」に救いの手が、となっている。まぁ、全国平均世帯収入が4万8千ドルの国で、10万ドル台をミドルクラスというか、という気もするが、親の実感には即してるんだろうなぁと思います。

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