タンクローリー炎上でオークランドの高速道路がごっそり焼け落ちてしまったのは4月29日のこと。それから1ヶ月もたたずに再建・再オープン。ホンマか。
元はといえば、2連のタンクローリーがコーナーを曲りきれず壁に激突、爆発、70メートルを越す炎を吹き上げ、鉄骨が溶けてしまい、50メートル以上にわたって高架が崩れ落ちた。(タンクローリーが跡形もなく燃えてしまったため、一時「自転車を使った自爆テロ」という噂まで流れたが、単なる運転ミスの模様。)YouTubeにも映像が沢山あがってます。
この事故で1人も死ななかったというのも驚き。週末の朝の3時とはいえ、東京で言えば、首都高が複数交わるランプが落ちた、みたいな事故。トラックの運転手はやけどを負いながらも歩いて近くのガソリンスタンドまで行き、たまたまそこにいたタクシーに乗って病院にいったそうである。
さて、で、再建工事なのであるが、工事会社は86万2千ドル(約1億円)という小額で受注。カリフォルニア版道路公団みたいな高速道路運営側の試算費用が520万ドルだったので、その6分の1以下。
ただし、
「早期終了ボーナス付き」
という入札内容で、6月27日の納期より早く終わると、1日ごとに20万ドル、マックスで500万ドルがもらえるというもの。早く終える自信があれ
ば賢い入札である。結果としては、一ヶ月以上前に終わってしまいました。ボーナス総額の制限から逆算すると、6月2日に終わっても今日終わっても収入は一
緒なわけですな。でも、労働者側には日銭が出て行くから、工事会社としては一刻も早く終えた方がよろしいわけであるが。
落ちてしまった高速道路はいろいろな道路が交わるところで、車生活の当地においては、東京で言えば
「新宿ー渋谷間山手線全面不通」
に匹敵する交通の大惨事だったので、もちろん市民は早い再開を望んでおりました。
それにしても、こんなすばやくできてしまうとは・・・・一般住宅を建てるのなんか、とんでもなく時間がかかるのに。この間、私のオフィスの電話が不通になっ
たときなんて、たったそれだけのことを直すのに36時間くらいかかったし。(他の電話工事で間違えて切ってしまったとのことであった。)
・・・うーむ、やればできるじゃないか、アメリカ人。
私もこれから「早期終了ボーナス」を出そうかな。でも、一回限りの仕事だと、いい加減なことをされそうだからだめですね。
ちなみに、今回の速攻工事の話でふと思い出したのが、万里の長城。
「実はあれ、1億人位の労働者を一列に並べて、横から一気に作って、1ヶ月くらいで出来上がってたりして」
というヨタ話をして笑っていたことがありました。はい。
工事についてもうちょっと詳しい話はSan Jose MercuryのHow MacArthur Maze Crew Beat the Clockにあります。
MacArthur Maze入札のカラクリ
千賀さんのブログでも取り上げられていたが、焼け落ちた高速道路が予定の工期の三分の
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高速道路 JH 帰省 ラッシュ JR 高速 バス ☆ 高速道路 JH 渋滞 情報 人気 JR 高速 バス
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