Buffalo Wingsという食べ物がある。1964年にニューヨークのレストランで開発されたものらしい。で、それは、もう、レシピを聞いただけで冠動脈が詰まっていく音が聞こえるようなのでありました。
- 手羽先1キロを高温の油(190-200度くらい)で素揚げ
- バター3分の一カップ、タバスコ2分の1カップを鍋に入れ、火にかけて溶かす (アメリカのカップは240ccと、日本より2割多いのでヨロシク)
- 揚げた手羽先をバター・タバスコ混合液につける
- ブルーチーズドレッシングをかけて召し上がれ
タバコによる医療費増の話を書いたが、いくら禁煙しても、こんな食事をしてちゃーいけまへん。が、しかし、アメリカ人というのは、伝統的にこの手のモノをうまいと思って食べている国民である。「エデンの東」でも、シリコンバレーの南のほうにあるサリーナスというところで農民をやっている一人暮らしの兄上が登場、彼の夕食は毎日毎日揚げ物のみ、という記述が出てくるくらい。
わがダンナも、単に揚げてあるだけでなく、さらに油が二重コートされているバファローウィングが大好物。私が出張でしばらく留守にする、というと、すかさず大量に手羽先を買ってきてどかっと作って来る日も来る日も食べてる模様。最近、さらにアマゾンのセールで「揚げ物専用機deep fryer」を購入、ここ1ヶ月で5回くらい作ってました。私はたまに食べるのは好きなのだが、一度食べると1ヶ月くらいは見るのもいやになる。
さて、肥満はアメリカの社会的大問題。最近アメリカで生まれた子供の二人に一人はいつか糖尿病になる、という予測もある。実際、低所得者層ほど病的肥満が多く、サンフランシスコにある低所得者専門の病院で働く知人いわく、全患者の90%以上が糖尿病とのことであった。きょえー。
そんなアメリカで、タバコの次なる社会悪として槍玉に挙げられているのがファーストフード。昔、「タバコ会社を集団訴訟で訴える」というの始めたどこかの弁護士が、数年前、今度はマクドナルドをはじめ
とするファーストフード店を訴えるという試みを始め、ファーストフード業界は戦々恐々としている。が、しかし、アメリカ人は脂っこいものと甘いものが死ぬほど好きなのだ。だから、脂っこい、または甘い、もしくは脂っこくて甘いものをメニューに加えると
売り上げが伸びる。一方、サラダなど健康的メニューを増加しないと、長期的には集団訴訟で巨額の賠償金を払わされるリスクが増える。こうした、「短期的売り上げ増」と「長期的リスク回避」が両立しないことが、ファーストフード業界のジレンマのよう。
数年前に「Super Size Me」というドキュメンタリー映画があった。一ヶ月間マクドナルドでしか食事をしない、カウンターで「Super sizeにする?」と聞かれたら必ずyesと答える、というルールでの生活を追うもの。ちなみに、「スーパーサイズ」は、日本人からすると(そして、ヨーロッパ人など、アメリカ人以外の全ての人からしても)トンでも級。ドリンクが42オンス、1240cc。1リットル超でございます。これにスーパーサイズのポテト、チーズバーガー二つがついた「スーパーサイズセット」を一回で食べちゃうわけです。で、このスーパーサイズセット、少ない量のものを単品で買うより安かったりするので、貧しい人ほど肥満がより加速する。
Super Size Meの人は、途中で肝臓がやられたりしてドクターストップがかかり、ホルモンバランスが崩れてうつ状態になり、それでもがんばって1ヶ月続ける、という決死のトライアル。この映画の後、マクドナルドはスーパーサイズをメニューから外した、という、体を張った社会貢献なのでした。
というわけで、バファローウィング、命を懸けて食べてみてください。たまに食べるとおいしいですよ。ビールのつまみにもよろし。
こんにちは。(お久しぶりにコメントします。)
「Super Size Me」見ました。素晴らしい映画だと思います。最初の方に食べたものを戻すシーンがあって、結構、インパクトがありました。
アメリカの大学に留学したことのある友人達は、口を揃えて「アメリカ人はカロリーとか脂肪と気にしながら、どぎつい色のお菓子や飲み物を常に口にしてる不思議な人種だ。」と言ってます。
日本でも「悪い油で揚げたもの程美味い。」みたいな話はあって、駄菓子屋の揚げ物系のお菓子や安居酒屋の揚げ物系のつまみの人気はなかなか落ちないのだと思います。
あ、とりとめないですが、ではでは・・
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Super Size Meへの反証としてこんなのもあります。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4396612680
いずれにせよ体にいいわけないんですが。
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Chikaさん、はじめまして。ファーストフードですが、脂肪も気になりますが、MSG, Monosodium Glutamate, も気になるところですね。
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日本にも「Super Size Me」的なことをしている方がいまして、本まで出しています。詳しくは下記
マックフライポテトは腐らない?
http://potato60.exblog.jp/
防腐剤を食べすぎて、最近の人間の遺体はあまり腐らないのだという話も聞いたことがあります。
こわいですねえ。
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タバコは周囲に害を与えるけど、バファローウィングは本人だけの問題だしねぇ。アメリカ人は何かにつけて極端すぎるのが問題だと思うけど、ほどほどの悪徳(高脂肪・酒)は人間にとっては必要だとは思う。
ところで Chika さんのダンナさんは中華系だっと思うのですが、やはりアメリカで育っているとアメリカ人っぽい嗜好になっちゃうんでしょうか。
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アメリカでバッファローウィングを最初食べた時、腐ってると思って私の妻は捨てました。でもまた食べてみると、あの辛さと酸っぱさが癖になって病みつきだったとか。日本に戻ってきたら、あの味を再度食べれるかどうか自信はないです。。。
でもフーターズのウィングは美味しかったです。。。
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マクドナルドのサラダは、チキンを焼いたものか揚げたものかで選べるのですが、お店では常に”Grilled or crispy?” って聞かれます。オーストラリアのKFCは常にケーエフシーと呼ばれて絶対にフルネームは出さないのと同じ理由で、”fried”っていうと不健康なイメージがあるからでしょうね。
「健康なイメージを打ち出すためにサラダをメニューに入れるのだから、”fried”は言わないよう徹底しましょう。」とか言っているマーケティング担当者の顔が目に浮かびません?こそくだなあ。。。
しかもあのサラダ、”crispy”を選んで、ranchとかどろどろ系ドレッシングを全部使うと、実は相当なカロリーになるんですよねえ。くわばら。
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僕も大好きです。ところで、僕の同期でバッファローウィングに情熱を燃やしてる奴がいます。
http://uswing.exblog.jp/
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こんにちは。菅原と申します。
家で焼き魚ご飯とか、梅干しご飯ばっかり食べていると、たまに食べるマクドナルドの照り焼きバーガーは最高に美味いです。
> この映画の後、マクドナルドはスーパーサイズをメニューから外した、
変なの。と思ってしまいました。
「そりゃスーパーサイズばっかり食べてたら、不健康になるのも当たり前でしょ!家に帰って普通のご飯も食べなきゃ」って、マクドナルドは言えないんでしょうかねぇ。
アメリカって、こういう面もあるんですねぇ。
「そんなの自己責任じゃ」って言っちゃえばいいのに、と思っちゃいました。
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アメリカって、日本みたいに、栄養に関する教育が行き届いていないような気がします。 フレンチフライを食べれば野菜をとったって満足してるとこあるし。普通の飴なのに、”ノンファット”ってわざわざ書いてあるのとかあるし。 某有名歌手が「バッファローウィングは嫌。私、バッファロー肉は食べないから。」って発言してるし。 アメリカ人って、油分や糖分が好きというのもあるかもしれないけれど、それ以前に、何を食べればいいか知らない?って思います。
ちなみに、米人の友人のひとりはスーパーサイズミーで非常に衝撃をうけたようで、一切ファストフードは食べなくなりましたが、レストランではバーガー頼んでるみたいです。
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chikaです
>「30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました」
ははは、やるなぁ。でも、元ネタは「30日間マクドナルドだけで食べる」+「スーパーサイズにする?と聞かれたら必ずスーパーサイズにする」という二つなんですが、日本はそもそもスーパーサイズがないので、前者だけですね。あと、日本のマックの方が健康的メニューが多いですねぇ、やっぱり。アメリカのマックでは、サラダですら、ビッグマックより高カロリーらしいですよ。(量がとんでもなく多い、&甘いナッツとかが大量についている)
>Chika さんのダンナさんは中華系だっと思うのですが、やはりアメリカで育っているとアメリカ人っぽい嗜好になっちゃうんでしょうか。
中華料理は揚げ物が多い!油が入ってない料理って殆どないんじゃないでしょうか?というわけで、ダンナは脂っこいもの好きですね。もちろん、中国人がみんなそうとはいいませんが。
>KFCは常にケーエフシー
アメリカでも、正式にKFCに改称したですよ。
>辛さと酸っぱさが癖になって病みつき
私も結構好きです、バファローウィング。っていうか、どうせ食べるなら、ばりっとこってり揚げて辛いのが好き。一ヶ月に一回を超すと、少々こみ上げるものがありますが。(辛いものをつまみに思い切り飲んだ後のゲロ、みたいな味でもあります。)
>同期でバッファローウィングに情熱を燃やしてる奴
すごい!バファローウィングコンテスト優勝・・・・そんなコンテストがあることすら知らなかった私は感動しました。
>「そんなの自己責任じゃ」
えー、資本主義の基本原則として、「コスト最小のところに責任を負わせる」というのがあるんですよね。「食べ過ぎて不健康になる」という問題の責任をマクドナルド(やその他のファーストフードチェーン)が負うべきなのか、消費者が負うべきなのか。消費者を一人一人教育し、その食習慣を改善するより、マクドナルドが売るものを健康的に変更するほうが安く上がる、というのが発想でございましょう。(PL法はこういう発想に基づいています)。
>「バッファローウィングは嫌。私、バッファロー肉は食べないから。」
ははは、「シーチキンは鶏肉でしょ」って言ったタレントもいましたね。
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buffalo wing = chiken
chicken of the sea = tuna
これに関連して思い出したドーデもいいネタ。アメリカのダイナーとかに行くとあるメニュー、chiken fried steak. ビーフよりチキンが好きな私は長年これをチキンだと思っていました。しかし、アメリカ人の彼が違うよこれはビーフだって。というからまたジョーダンきついなー。と思ってました。だって日本ではありえないでしょ。鶏肉の何倍もするビーフをわざわざ’チキン’に見立ててフライドステーキにするなんて。グレイビーと合うんだ。またこの衣の感じが。味はとってもチキン。 ある日どうしても納得できない私はその店で勤続何十年のおばさんウエイトレスに聞いてみた。’ねえねえこのCHICKEN FRIED STEAKはチキンだよね?’おばさん’そうだよ。決まってるジャン’。ほらね。彼は唖然としていました。
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Chiken Fried Steakはビーフです。鶏肉ではありません。牛肉をフライドチキンに見たてて作った南部の歴史ある料理です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Chicken_fried_steak
BJ’sのメニューでもAngus Beefと書いてあります。
クリックしてFAX_425.pdfにアクセス
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New York Timesで、英国の学校での食事(昼食)を是正する運動が、簡単に進んでないという趣旨の記事をみました.ウチの子がナニ食おうがかってでしょ、てな活動家ママも出現しているとか.
で、驚いたんですが、モンダイ視されているジャンキーな昼飯の筆頭が「バターで塗り込められたフレンチフライにモルトヴィネガーぶっかけたサンドイッチ」だったのです.凄いですねー^^.最後は英国ぽいですが.
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よろしく
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ダンナ料理の鉄人化計画
クリスマス。皆さん、大事なパートナーにプレゼントはあげましたか?私からダンナへの
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