シリコンバレーの男のおしゃれはぺペロンチーニ

シリコンバレーのビジネスの正装は、一見カジュアルなので何でもありかと思われがちだが、実はきちんと溶け込むにはコツが必要。シャツとパンツだけなのに、いったいどこにコツがあるのか、と思うかもしれないが、アイテムが少ないだけにルール違反は目立つのだ。パスタ、にんにく、唐辛子、オリーブオイルを混ぜただけのシンプルなぺペロンチーニも、実が奥が深いのと一緒である。

ということで、シリコンバレー・ビジネスカジュアルはペペロンチーニ・ファッション。(なお、あくまで「ビジネスの正装」なので、一応ちゃんと人に会う際に着用するもので、内勤だけだったら、ジーンズでOKです。)

以下、ペペロンチーニ・ファッションの中身です。

1.初級

これは前も書いたけれど、

  • シャツは必ず長袖(半そではオタクファッション。ポロシャツはややカジュアルな場だったら可)
  • シャツはコットン100%。無地かワンポイント。ストライプ/チェックは細かくて地味だったら可
  • パンツは、チノパンかダークなウール。素材はこれまた天然系100%。(ウール・コットンなど)
  • 靴はダークな革靴

こういう感じ↓ (Altos Venturesの皆様)

注意:ジャケットを着る場合は、パンツとおそろいのスーツにすると

「疲れたサラリーマンがネクタイを取っただけ」

風になるので避ける。パンツとは別にスポーツジャケットを購入。パンツとの色あわせは注意。「紺と黒」といった、目に厳しい組み合わせは悲しい。無難なのは、紺のスポーツジャケットにチノパンにブルー系のシャツ。(真ん中の人はスーパー無難君。)

ジャケットを着るほどでもない、という感じのときは、シンプルなダーク系のフリースとかウール・ジャンパー(というのかな。前をファスナーで閉めたりするタイプ)も可。

2.中級 

(そこはかとなくおしゃれ、という感じ)

  • 靴は、スリップオン式でなく紐できちんと締める古風なのにする。
  • サイズは自分に合ったものを。
    – シャツの袖丈は、長すぎたらalteration屋さんで直す
    (長すぎるシャツの袖を折って着ている人を時々見かけますが、これは子供がパパの服を借りてるみたい)
    – パンツのすそは長すぎず、短すぎず 
    (2センチ短いだけで、かなりつんつるてんっぽい。太ってくると、以前はちょうど良かったパンツが短くなってくるので要注意。日本の野球選手風のだぼだぼに長いのも変ですが)
  • 衛生に注意。
    –  ふけ→ 薬局で売ってるふけ予防シャンプーとかサリチル酸とかで何とかなるなるんじゃないでしょうか
    –  口臭→ ガムでもいいので、食後にはミント系を口に。歯槽膿漏は手術で直るらしいです。

3.上級
(これがびしっと決まっていると、みんなと同じような服装でもオーラが出る)

  • ぴっかり真っ白な歯を整備。(アメリカ人はやたらにoral hygeneに細かい。)
    – 最低でも、漂白する。ちゃんと歯医者か専門家にやってもらうのが本格的だが、Costcoとかで売っている箱入りの漂白ジェルストリップ(Crestのとか)でもかなり白くなる。
    – 歯並びの悪い人は矯正。最近はInvisalignのような目立たない矯正器具もある
  • 服の素材にこだわる。
    シャツは番手の高いものを選択。織り目が詰まってるヤツ。この手のシャツは簡単に300ドル以上しますが。

4.応用編

  • コットン以外の天然素材100%シャツを導入。シルクとか。
  • 全てのルールを知った上で、あえてジーンズと黒のタートルネック、みたいなところに走ると、さらなるオーラがでる。Steve Jobsとかでも、実はセーターは1000ドルするカシミアだったりすることもある。が、GAPの30ドルのものの可能性もある。(Steve Jobsがどんなのを着ているか知らないが)

ちなみに、普通ベンチャーキャピタリストは上記1の「正当派直球ど真ん中ビジネスカジュアル」というところから、ややカジュアル目(黒タートルネック、とか)のどこかに当てはまる人が多いが、Draper Fisherは、最近フォーマルに走ってるのかな?サイトは上記のような写真である。真ん中の段の右から3番目は大学院で同じクラスだったヒトなのであるが(胡麻塩頭でふけているが、実はまだ40前のはず)、2-3ヶ月前、早朝のSan Jose空港でばったり出会った。ダークスーツにネクタイ、というサイトの写真そのままの格好だったが、非常にカジュアルな山登り風ナップザックを背負っていた。
ナップザックは
「俺は銀行員じゃないぞ」
というせめてもの抵抗に見えたのは気のせい?うつろに歩いていたので、聞いたところ、Chikago(じゃなくって、Chicago ;-p)行きの飛行機に乗り遅れてしまった・・・ということでありましたが。

シリコンバレーの男のおしゃれはぺペロンチーニ」への10件のフィードバック

  1. [反応]ファッション指南とファッション啓蒙

    はてなブックマーク経由で読んだこのエントリ。 [http://kammyblog.seesaa.net/article/10674255.html:title=Kammy+’s spaceブログ版: 【レビュー】『電車男スタイリング・バイブル』] 私もいろいろに思うところあって、でも件の本の実物を読んでないので、言っていいのかどうなのか、などと悶々としていたところに、もう一つ気になる別ブログの記事を読んだので、見切り発車気味に書いてみることにします。 で、気になったもうひとつの記事というのがこちら。…

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  2. ogino-san,
    イッセイミヤケでしたか・・・。なーる。
    がりゅう-san,
    この全てのルールの中で、「コットン100%、長袖、無地」というシャツルールが一番大事だったりします;-) 会議中って、シャツしか見えないじゃないですか?
    とはいうものの、ペラペラのポリエステルのシャツで、ぼさぼさの寝癖頭だったりすると、「天才エンジニア」という雰囲気が醸し出されることもあります。ポニーテールなんかもよいですね。
    なお、いただいたtrackback先のエントリを読んで気がついたのですが、私のエントリ「男のおしゃれ」というタイトルはちょっと間違ってるかも。「おしゃれ」というと「楽しんでするもの」という雰囲気ですが、そうじゃなくて「最低限のルール」みたいなかんじなんです。この服装がシリコンバレーのビジネスミーティングの「制服」なので・・。日本(や、アメリカでも東海岸の)サラリーマンがスーツを着るのと同じようなものです。
    あ、ルールでは、あと一点思い出しましたが、
    「ベルトのバックルは、金具が中身がない辺だけの四角形(か楕円)になっているものにする。平面状になっていてブランド名が書いてあるものはちょっと・・・。」
    コーチのアウトレットで大人買いするあるヨロシ。安くて長持ち。

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  3. 千賀さん、はじめまして。
    スタンフォードで研究(医学)を初めて5ヶ月になります。
    周りを見渡しても、ボス(40歳前後)以外は皆学生ルックです。ラボの性格上、実験するにはラフな格好が都合もいいですよね。日本の大学院と同じな訳ですが、渡米直後はちょっと拍子抜けしました。
    ウチのボスは『中上級者』といったところでしょうか。ビジネス界だとお洒落な人も多いのでしょうけど、日本と同じで医学部はそうでもない人が多いようです。かくいう僕も今ではすっかり学生さんルックにはまっていますが(^^)。
    こっちの人の『歯の白さ』はとても気になっています。磨くと白くはなるけど、歯の表面を削ることになるので・・・。Caucasianが白さを保てるのは、遺伝的な違い(エナメル質?)かなあと諦めもつくのですが、同じMongoloidも白いというのはこれ如何に?
    僕も渡米前に慌ててホワイトニングしたのですが、1.99ドル赤ワイン@トレジョーのおかげでいつまで持つか心配な今日この頃です。

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  4. Gianni-san,
    Trader Joe’sはトレジョーですか!
    実験室がジーンズなのは、日本でも大学にスーツ着ていく院生がいないのと同じことでは・・。ビジネス界もおしゃれな人はあんまりいなくて、みんな結局制服としてエントリーにあるような格好をしてるだけだと思います。
    歯は、中国系アメリカ人のいとこが、会社で、フランス人(白人)の同僚に
    「アメリカの人はみんな歯が真っ白だが、どうしてか」
    と聞かれ、whiteningについて教えてあげたそうです。
    ってことで、遺伝じゃないんじゃないでしょうか?ヨーロッパ人の普通の人がテレビとかでインタビューに答えているのを見て、歯が黄色でびっくりすることもあります。
    Crestのストリップ、お勧めですよー。Costco、Walmartなんかで安く売ってます。うちの日本の母にあげたら、白くなったとのことで、それ以降、勤め先の周りの人の歯が黄色いのがとっても気になる、とのことでした。

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  5. 千賀さん始めまして。
    GSB05年卒のyukoです。
    たまに千賀さんのブログを拝見しております。
    ↑のDFJの写真にクラスメートが二人も載ってて(しかも一人は水に足を突っ込んでて)かなりウケました!!!

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  6. [Other]Google Localで行くシリコンバレー その2

    [http://d.hatena.ne.jp/ktdisk/20060304:title=前回からの引き続き]で、一人でシリコンバレーを回るTips/苦労話を紹介。 場所を調べてGoogleやYahoo!に言ったところで、知人がいなければもちろんオフィスの中には入れない(建物の中には入れなくとも、オフィスの敷地内にははいれるが・・・)。 現地での仕事振りや生活などを体感するには、やはり現地の人と会って、話をするのが一番。私の場合はかなりつてとしては遠かったが、直接会って話を聞く機会を作…

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