英語「丁寧はカジュアルを兼ねる」について

[インターネットで聞ける英語素材を利用したヒアリング練習サイトListen-ITを作りました。このblogの英語関係エントリーもそちらにまとめてあります(2005年5月)]
いろいろバタバタしたけれどSalesforce.comが今日上場。当初の予定より高値の11ドルで上場、一日で56.4%アップでめでたい感じ。

さて英語。

何度か「丁寧はカジュアルを兼ねる」と言ってきた。丁寧すぎて困ることは少ないが、くだけすぎて問題が生じることがあるので。母国語以外はニュアンスがわかり難いから、特に気をつけたいところ。私の普段の感覚では、ビジネスで初対面の人と英語でやり取りする際には、気をつけすぎるくらい気をつけてちょうどよい感じ。

で、この悪しき例のような「カジュアルすぎて相手の気分を害する英文のメール」をとある国の人から受け取った。Orkutを見てメールしてきた方で、きっと悪い人ではない(多分)と思うのだが、やっぱりこれはまずいよね、という文面になっている。素性がわからない範囲で一部だけメールをご紹介、および「してはいけないことリスト」です。

I found u in the Mckinsey community.
I graduated last yr from one of the best Univ. in (英語圏じゃない国)and get a not-so-ideal job in –, and Mck is the company I’m struggling to attend(u r so admirable to me).
So I think we can communicate on career or maybe our culture if u r interested.  I also have a Japanese friend living locally,she’s very nice and gonna back to Tokyo for college entry exam.

あああ・・・・せっかくメールを頂いたことだし、英語が母国語でない人だから英語のマナーもわからないだろうし、返事を出そうかと思ったけれど、やはりなんかちょっと。日本語にしたら
「去年大学でてさぁ、イマイチの会社ではたらいてるんだけど、どうよ」
とか言われてるような感じでございまして、まだ返事できてません。意地悪かな?でもなぁ・・。

というわけで、避けるべき事項としましては
1)ショートメッセージ型は使わない
u rはだめ。you are

2)短縮形は使わない
I’mじゃなくて I am
univ.じゃなくてuniversities

3)口語体は使わない
gonnaじゃなくてgoing to。

以下上記のメールにはありませんが・・・

4)全部小文字で書かない
仲間内で全部小文字のメールを出し合うのはちょっとクールな感じですが、ちゃんとしたメールでは、capsキーを押す手間を惜しまないで、文頭・固有名詞の最初の一文字は大文字にする

5)疑問文はなるべく使わない
Can you tell me? といった疑問文は子供っぽい。Please let me know.の方がよいです。もっと丁寧に言うならI would appreciate it if you could let me know. とか。

6)句読点の後はスペースを空ける
コンマ, の後は1スペース、ピリオド.の後はアメリカだったら2スペース。(イギリスはピリオドの後も1スペースと聞いたことがありますが本当でしょうか。)ただ、このスペース問題は、外国人だったら許される範囲かとは思いますが。

他にもtipsがあれば教えてください。

宇宙はシニアビジネス?

今日、民間初の有人宇宙飛行が行われた。

MicrosoftのファウンダーPaul Allenが出資したScaled Composite社によるもの。快挙・・なのだが「宇宙飛行と呼ばれるために無理やりやった」感も。地上から発射するのではなく飛行機に取り付けて途中まで飛びそこから発射し(ロケット燃料節約のため)、宇宙飛行とみなされる高度より100メートルちょっと高く飛んだだけ。成層圏まで至らない中層圏の(間違えました。「電離圏まで至らない熱圏の」が正解。toru-sanのご指摘により6/28訂正。)100キロの高さが最終到達地点。

Ansari Xという1996年に設定された懸賞金があって、パイロットと2人の客(または人間二人分の重り)を乗せ、地上100キロの準軌道に2週間以内に2回繰り返し到達できたら1000万ドル出す、というもの。(SFの大御所、Arthur C Clarkも出資者の一人)今回の飛行はこれに向けたものだが、すでに2000万ドル使ってるとのことで、別に賞金目当てではない。Composite以外にもSpace Transport社など少なくとも27社がエントリーしている。Scale社に関しては、一応ゴールは「観光宇宙旅行」らしいが、ここはやはりWindows富豪、Paul Allenなくてはなりたたなかっただろう。

・・・とかなんとかいうことよりも、私が感心したのは、関係者のシニアぶり。Paul Allenだってもうそうそう若くはないが、マッハ3をこなしたパイロットは63歳。New York TimesのAt One Point, ‘I Was Deathly Afraid,’ New Space Visitor Admitsによれば

Mr. Melvill may be “old and decrepit,” as he put it – commercial pilots have to retire at 60 – but he pointed out that many of the early jets were tested by relatively old pilots

「年寄りでよぼよぼ(本人の弁)だが、捨てたもんじゃない」
と。パイロットは通常60歳で引退だから、第二の人生、みたいなものか。

設計者のBurt Rutanの年齢は不明だが新聞に載っている写真を見る限り50代超。宇宙といえば全盛期は60年代だからさもありなんですが、なんだか元気がでるじゃないですか。

そういえば、先週土曜に78歳のグリーンスパンも5期目に任命されましたね。

では。

理想の英語教育

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私は英語を勉強するのが嫌いだった。暗記科目は退屈なので。しかし、英語を勉強するのは嫌だったが、英語を話せるようにはなりたかったので、泣く泣く勉強した。

嫌々やったせいで、逆に教わり方の問題点が目に付き
「こういう風に教えてくれればよかったのに」
と、後から思ったことがたくさんあった。というわけで、今日は特に「聞く・話す」に関して、
「もし私が今10歳だったらこう教えて欲しい」
という視点での、理想の英語教育です。ご参考まで。

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移民的珪素谷

シリコンバレーの住民の40%近くは海外生まれだ。もはやどんな人種がメインストリームなのか、よくわからない。

先週金曜日は、ダンナの会社のCTOがMITのtenureになった記念パーティーに呼ばれていった。

(Tenureは終身教授と訳すのだろうか?tenureになると、首になる心配はないらしく、教授稼業においては大変めでたい昇進らしい。しかし、彼はカリフォルニアに家族も引っ越させて暮らしているのに、なぜかまだMITの教授なのである。)

CTO氏はスリランカ生まれ。スリランカで最初のISPを作ったのも彼なのだそうだ。当日は、CTO氏のスタンフォード時代の同僚が「カメラ係」として写真を撮っていたが、その人は英語に著しく不自由する中国人研究者であった。ダンナの会社のCEOはインド人だし、マーケティング担当のうちのダンナは中国人だし。移民だらけなのは、こういう技術系専門職の人たちだけではない。クリーニング屋は韓国人、マニキュア屋はベトナム人が多い。しかし、さらにバルクで流入して、最低時給の仕事を支えるのがメキシコ系移民である。

というわけで、そうした当地において私が遭遇したメキシコ移民的できごとをいくつか。

1)パン屋的観察
2)アミーゴに追いかけられて涙
3)Palo Altoのブラックホール

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英語ヒアリング:カリフォルニアが聞けるサイト

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これまで何度か紹介したNPRは、全米向けに面白いプログラムをいろいろ作っているラジオ制作スタジオ。実際の放送は地域ごとに別の放送局があって、そこがNPRから番組のライセンスを受けて行っています。シリコンバレーだと、その放送局はKQED。NPRから配信を受ける以外に、KQED独自の番組もいろいろあって、よりカリフォルニア色が強く、アメリカの中でもかなり独特なこの地の感じがわかるかと思います。

というわけで、KQEDの番組紹介です。ストリーミングでアーカイブが聞けるサイトへのリンクつき。

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教わるということ

San Joseのピアニスト、Jon Nakamatsuは最近の神童まみれのピアノ業界では異例の大人デビュー。20代も後半になってからVan Cliburn国際ピアノコンテストで優勝、それまで高校のドイツ語の先生をしていたのが、突然ピアニストになった。Jon Nakamatsuは名前の通り日系人。Stanford大学でドイツ学を専攻、両親はエンジニアと秘書という全くもってピアニストらしからぬバックグランドなのだが、実はその成功の影にはJon Nakamatsuが6歳の頃から教わってきたピアノの先生の存在があった、というのがSan Jose Mercury NewsのA Piano Partnership

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My first とかげ

lizard1 生まれて初めてトカゲを捕まえた。でも、しばらく引っかいたり、かんだり、家の中に持っていったりして遊んでいたら動かなくなった。
lizard3 口にくわえてブンブン振ったらまた遊べるかな?
lizard2 やっぱり動かない。涙。

Schwarzeneggerのその後

Schwarzeneggerがカリフォルニア州知事になって約6ヶ月。今のところ驚くべき敏腕政治家振りをイカンなく発揮している。

そもそもカリフォルニアというのはとんでもない州で、行き過ぎた民主主義で崩壊寸前だ。去年のエントリー、壊れているカリフォルニアでも書いたとおり、直接投票が多すぎる(20年間で600件以上の案件が州全体の住民投票にかけられた。これ以外に市町村レベルでもさまざまな直接投票がある)のに加え、州予算可決には議会の3分の2のsuper majorityが必要なため、毎年全然予算が決まらない。

そんな中、唐突に登場したのがSchwarzeneggerなのだが、今のところ州政府からメディアに至るまで皆が瞠目する成功を次々に打ち出しており、Economist誌は、「Schwarzeneggerは次は水の上を歩くかも」、と。不可能を可能にする成功ぶりを表現したもの。選挙中は、セクハラ問題・ドラッグ問題など、過去をいろいろ突付かれたが、その全てがかすむような大活躍だ。

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GMATの文法

GMATというのはビジネススクールに行く際に受けさせられる共通テスト。長文読解、文法、論理的思考、計算、といった感じ、なのだが、結構大変。普通のアメリカ人が受けることを想定して作られているので。

さて、その中の一科目、文法で私が取った勉強方法です。

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海外で働く

今日は、京大からいきなりフランスのベンチャーに就職、のっけから世界をまたにかける事業開拓の仕事を任されている後藤孝一君からのメールを紹介します。(本人の了承済み)後藤君は、JTPAのシリコンバレーセミナーツアーにフランスからやってきた人です。

ちなみに、文中「カミーユ」と出てくるのは後藤君のガールフレンド。記憶に頼ってご本人の言葉を要約すると
「日本では散々女の子に振られていたのだけれども、なぜかフランスでは自然に彼女が出来た。彼女自身が日本の人文関連のみならず、経済関連の動向にに深く関心を持っており、私自身がそれに答えられた、というのも理由のひとつであっただろうけれど、加えて、自分は彼女には毎日電話するようなタイプで、日本だとくどいと嫌がられたのだが、フランスでは普通。何時間かおきに奥さんに電話する人もいる国だから、自分でも薄味。」
ということでしたが、これよくわかります。自分が浮いてると思ったら、自分の行動様式が変だと思われないところに行くと楽に生きられます。(経験者は語る)
後藤君本人からの要請により、上記鍵カッコ内修正しました。修正内容はヒ・ミ・ツ・・・・というほどのことでもないですが

では波乱万丈の後藤メールスタート。

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