シリコンバレーは復活するか

シリコンバレーは絶不調である。

昼日中、壮年の男性が10人くらいのグループでbiking(真剣に自転車に乗ること、ですね。トライアスロンの自転車みたいな感じです)している情景も見うけられる。うちのダンナの元の会社の社長は、18ヶ月くらい前に会社をたたんでから職がないので、ヨットにいそしみ赤銅色にやけている。去年は、引越し用のレンタル・トラックがBay Areaから払底した、という噂がまことしやかに流れたりもした。出て行く人ばかりで流入する人がいないから、である。

2年前の今頃はみな、「後3ヶ月くらいで上向くかなぁ」などと言っていて、プロフェッショナルライフの最初の10年を日本の景気のdownhillの中で過ごした私は、その無防備な楽観にあきれていたのだが、さすがに昨年後半は「果たしてシリコンバレーが復活する日は来るんだろうか」に論調が傾き始めていた。

とにかく1990年代終わりのテクノロジーバブルはすさまじいものがあった。まずこのバブルの余剰分が一掃されないと成長はない。余剰分には、「金」と「人」の二つがある。シリコンバレー復活の指標として、それぞれでどれくらい調整が進んでいるのかを見ることは意味がある。

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HPウェイ再び・・

今日朝刊を開いたら、昨日のBlogで私が書いたのと同じHP Wayに関するsentimentが、Mike CassidyのHP・Compaq M&Aの2冊の本に関するコラムに載っていた:
Mike Cassidy: Just when I’d thought the big HP fuss was behind us
It got me thinking: Is it possible anymore to run a large company successfully while treating employees with respect? Or are workers just a means to higher profit in good times and a way to cut costs in bad times?

アメリカの貧しさ(とSuper Bowlジョーク)

OaklandとSuper Bowlに関するタイムリーなブラックジョークがメールで送られてきた。Oaklandのすさんだ貧しさを揶揄したもの。笑った後にちょっと切なくなってしまう。このblogの最後にコピーしておいたので、読んでみて欲しい。

Oaklandの昨日のSuper Bowlの後の暴動は相当ひどかったようだ。暴徒があちこちの店のガラスを割って侵入、物を盗んだり、パトカーに車で突入する人まで出る始末。ローカル局KUTVのサイトでビデオも見られるが、ほとんど戦争のようである。RaidersがSuper Bowlで負けたことに便乗して、ただ単に暴れたいだけの人たちがほとんどだったようだが。
(こんな感じ↓)
oakland.jpg

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Super Bowlとlocalism

今日は1年に1度の、全米が熱狂するSuper Bowlの日であった。毎年、友人の家に集まって見るのだが、今日は風邪でダウンして家でお休み。今回は、ベイエリアからOakland Raidersが出場するということで、この1週間みなソワソワ。新聞の1面に「Raidersのロゴのアイパッチ柄フェイス・ペインティングの方法」が大見出しで出る浮かれぶりであった。

なぜこんなに熱狂するかというと、地元の誇りがかかっているから。

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American Idol

American Idolが始まった。

去年の夏に「ダメモト」で作ってみたら大ヒットした番組の第二弾である。

オーディションで全米から集まった素人シンガーが毎週歌で競い合う。駄目なシンガーを毎回冷酷に落として行く方式で、勝ち残った一人だけがAmerican Idolとして100万ドルの賞金とレコードデビューを約束される。投票は視聴者が電話で行う。水曜にライブで全員が歌い、その夜投票があって、木曜に落選者を発表、翌週に続くという流れである。

第一弾放映中、10人ほどの挑戦者が残っているくらいの時に、偶然テレビをつけたらやっていて、それ以降釘付けになってしまった。

なぜか。

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Silicon Valley Chic

今日、とある大手米国企業と長いミーティングがあった。
相手側は、南カリフォルニアに本社があり、シリコンバレーにもオフィスがある。今日のミーティングはシリコンバレーで。本社では、びしっとスーツをきているが、こちらではみんなカジュアル。

しかし、そのカジュアルに違和感がある。みんな「柄物のシャツ」を着ているからだ。

一般的なシリコンバレーのカジュアルは、もはや制服みたいなもの。そのルールは、

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裏をかけ!

Aribaが一見「死に体」である。1999年には一世を風靡したBtoBアプリケーションの会社だ。

Aribaの抱える問題の要点は、
1)現Chairmanが前CEOに、2001年に1千万ドル(プラス210万ドルの航空券代)を支払った。これは個人的金銭授受とされていたが、実は会社のexpenseとして処理されるべきものだった。
2)上記以外にも、過去のdisclosureに不正な会計処理が含まれているので、2000年にまでさかのぼって帳簿を訂正することに。
3)しかし、訂正作業が間に合わず、disclosure書類が期日までにSECに提出できない。このため、Nasdaqからdelistされる可能性が大。
4)実際にSECの非公式な調査が始まったことも、今日発表された。さらにいくつかの株主訴訟も起こされている。

ああ、もうAribaもだめか、と思うのが普通であろう。しかしその実態は・・・・

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X-Menは人間でないという判決

X-Menという人気漫画、後に転じて映画、がある。スパイダーマンとか、スーパーマンとか、ああいう路線の由緒正しいSF漫画ですね。

X-Menの出版元のMarvelは、子会社経由で、フィギュアを中国から輸入して販売していたのだが、その関税をめぐって裁判になった。「人間を模したもの」はdollで、「人間以外を模したもの」はtoyという区別があり、dollには12%、toyには6.8%という税率の差があるため、Marvel側が「X-Menは人間ではないから、toyとしての関税がかけられるべき」と政府を訴えたもの。で、Marvelが勝った。

詳しくはWall Street Journalの記事へ(有料です)。

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MBAは役に立つか?

今でこそ有名になったMBAだが、私が受ける頃は日本ではそんなに知られてなかった、、、ような気がする。

受験勉強をするとき、渋谷の本屋で
「MBAの参考書はどこにありますか?」
と聞いたところ
「スポーツはX階です。」といわれ「?」

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