シリコンバレーは絶不調である。
昼日中、壮年の男性が10人くらいのグループでbiking(真剣に自転車に乗ること、ですね。トライアスロンの自転車みたいな感じです)している情景も見うけられる。うちのダンナの元の会社の社長は、18ヶ月くらい前に会社をたたんでから職がないので、ヨットにいそしみ赤銅色にやけている。去年は、引越し用のレンタル・トラックがBay Areaから払底した、という噂がまことしやかに流れたりもした。出て行く人ばかりで流入する人がいないから、である。
2年前の今頃はみな、「後3ヶ月くらいで上向くかなぁ」などと言っていて、プロフェッショナルライフの最初の10年を日本の景気のdownhillの中で過ごした私は、その無防備な楽観にあきれていたのだが、さすがに昨年後半は「果たしてシリコンバレーが復活する日は来るんだろうか」に論調が傾き始めていた。
とにかく1990年代終わりのテクノロジーバブルはすさまじいものがあった。まずこのバブルの余剰分が一掃されないと成長はない。余剰分には、「金」と「人」の二つがある。シリコンバレー復活の指標として、それぞれでどれくらい調整が進んでいるのかを見ることは意味がある。
