今日、とある大手米国企業と長いミーティングがあった。
相手側は、南カリフォルニアに本社があり、シリコンバレーにもオフィスがある。今日のミーティングはシリコンバレーで。本社では、びしっとスーツをきているが、こちらではみんなカジュアル。
しかし、そのカジュアルに違和感がある。みんな「柄物のシャツ」を着ているからだ。
一般的なシリコンバレーのカジュアルは、もはや制服みたいなもの。そのルールは、
1)夏も冬も長袖シャツ。半袖シャツは「geek(オタク)ルック」とみなされる。ただし、半袖でもポロシャツはOK。
2)シャツの素材はコットン。化繊は駄目。(He is all polyester!といったら「趣味が悪いやつ」と同義。)
3)シャツの柄はないのが好ましい(ワンポイントOK)ストライプまでは許容範囲。
3)ボトムはチノパン。でなければ、ダークなウールパンツ(黒・茶など)。
これは男性の場合。女性はもうちょっと大雑把だけど。
今日は、見慣れない柄物のシャツの人たちが会議に並び、時々ゴルフ場に来たような錯覚に捕われた。きっと「シリコンバレーだからカジュアルでいいのさ」と考えて同化しているつもりなのだと思うのだが・・・・。
しかも、マーケティング担当者はど派手なハワイアンシャツを着ていた。黄色のストライプに青いヨットと赤い太陽の柄。「マーケティング部門はハワイアンシャツが制服」と冗談を言っていたが。
ちなみに、ハワイ出身のうちのダンナはアロハシャツにうるさい。「裏地使い」で「モノトーン+暗めの一色」というのがアロハシャツのルールで、「表地で派手な色」は「俗悪なハワイ観光客ルック」とのことだ。(「表地を使い、地味な色だが大胆な柄のもの」も正式なアロハシャツなのだが、そういうタイプは、センスがいいのと俗悪なのが紙一重なので、相当おしゃれなローカルの人以外は、危険なので避けた方がいいとのことである。)
ということで、家に帰って昼に見たハワイアンシャツを報告、「ハワイを侮辱された感じ?」と聞くと、「ふっふっふっ。正式なハワイのシャツはアロハシャツ。ハワイアンシャツと呼ぶ段階で全くハワイのことをわかっていない証拠。そういう素人の発言は気にならない」のだそうだ。
カジュアルも奥が深いのです。
シリコンバレーの制服
ChikaさんのBlogより。 シリコンバレーな方々のカジュアルとは、というエントリー。 1)夏も冬も長袖シャツ。半袖シャツは「geek(オタク)ルック」とみなされる。ただし、半袖でもポロシ㮮.
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