何度か書いたが子供はテスラが大好きだ。なぜかは大いなる疑問なのだが、一つの要因として、大きなモニターと、そこに表示される「特に意味のない隠しアプリ群」であるところのイースターエッグのせいではないか、というのが考えられる。
冒頭の動画はイースターエッグのトップ画面。モニター上部のテスラのロゴをタップすると出てくる。
イースターエッグにはじわじわと新しいネタが追加されていくのだが、昨日のアップデートで加わったのが、ロマンスモードとエミッションテストモード。
ロマンスモードは下の動画の様に暖炉の火がパチパチと燃える動画。
エミッションテストモードは「ブーブークッション」である。オンデマンドで鳴らす、ウィンカーを出すたびに鳴る、という2種類あり、車内のどこで鳴らすかの場所も選べる。場所を特定の席に近づけることでかなりリアル。
音色は下の画像の様に5種類ある。
Falcon HeavyはSpace Xから、Boring Fartはトンネルを掘っているBoring Companyから、Neurastinkはイーロンマスクの別の会社で脳とマシンのインタフェースを開発しているNeuralinkから、Ludicrous Fartはテスラの走行モードの名前から取られている、と思う。最後のI’m so randomは色々取り混ぜてランダムに。
そして、一番最初のShort Shorts Ripperはイーロン・マスクの今日のtweetによれば、テスラの株を空売りしたショートセラーへの当てつけだそうだ。
イーロンマスク、小学生なのか。
ちなみに、これまでもあったイースターエッグでは、Atariは昔のゲーセン的なゲームが何種類かできる。ジョイスティックにもUSBで接続できるそうです。
火星モードにすると、地図が火星になる。
上の写真の左側は同じくイースターエッグのクリスマスモード。自分の車がサンタのソリになり、ウィンカーを出すとシャンシャンシャンと鈴の音がする。
火星モードのままイースターエッグのトップに戻ると、自分の車がSFに出てくる小型ロケット風に表示される。
というわけで、きっとこれが子供の心を鷲掴みにしているのではないだろうか。
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日本の自動車関連の会社の方にこの話をしたら、
「どう考えてもクリスマスモードが社内稟議を通る気がしない」
という非常に現実的な感想であった。
なお、Atariのゲームモードと暖炉のロマンスモードはギアがパーキングの時にしか起動しません。念のため。