答えは2万円。根拠は月間アクティブユーザ(MAU)あたりの企業価値。現時点で大体182ドルなので、1ドル110円で2万円なり。(グラフがうまく見えない場合はこちらをご覧ください)。
上記のグラフは、2014年にFacebookがWhatsAppを買収したときに「高い!」と話題になった際、「ユーザあたりだとお値打ち」ということで作ったもの。1年くらい前に「グラフへのリンクが死んでいる。もう一度公開して欲しい」と言われて、気軽にOKしたままになっていた(すみません)。せっかくなので公開企業の情報をアップデートしてみました。そしてオレンジ色は2014年4月時点。
こうして見ると公開企業の2年前と今の比較は興味深い。Facebookはユーザも売り上げも伸びているので成長。LinkedInは横ばいだが、その裏ではMAUが1億8700万人から1億人へと減少したが売上が伸びている、という「つじつま合わせた」感あり。Twitterはユーザ横ばい、むしろテキストメッセージ・ユーザ(=広告表示できない)を除くと減少に転じたという発表が昨日あったばかりなこともあり激しく落ち込んでいる。
禍福はあざなえる縄のごとしですな。
なお、WhatsAppは2014年4月の買収時点、Pinterestは2013年10月に楽天が投資した時点、Tumblrは2013年5月の買収時点、Instagramは2012年4月の買収時点、Myspaceは2005年7月の買収時点のもの。高いと言われつつWhatsAppやInstagramを買収したFacebookだが、ユーザあたりの買収価格よりも現時点でのFacebook全体でのユーザ価値が上なので今のところFacebookの勝ち。
おまけで、もう一つテクノロジー企業の利益と企業価値のグラフ。参照としてトヨタとエクソンモービルもつけた。エクソンモービル、2011年までは企業価値で世界最大だったのだが。2013年にもちょっとAppleを超えたことがあったがそれ以降はずっとApple。最近Google(Alphabet)がAppleを超したこともあった。
こうして見るとApple一人勝ちのようだが、AppleのP/Eは9.97と10を切っている。
P/Eは、Google(Alphabet)で28、Microsoftは35、Facebookは78、Amazonに至っては400超である。まぁちょっとAmazonは特別としても、Appleへの期待はいくらなんでも低すぎないか。エクソンで20、ウォルマートですら14なのに・・・。
2009年、日本は立ち直れない、とコメントされましたが、7年経った今、どのように感じられていらっしゃるのでしょうか?
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うーん、政治経済合わせ2020年の後が怖いです。
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