シリコンバレーの会社の新陳代謝

シリコンバレーで生まれる会社と死ぬ会社の数。2007−8年にかけての1年間で、約17,000社が生まれ、7,000社が死に、差し引き1万社増えた計算に。


ちなみに、対象はSan Mateo CountyとSanta Clara County。(County:「郡」と訳されるかな?いくつかのcity/市が集まった行政単位。詳細は一番下の方を参照あれ。)

トータル人口は230万人弱。なので札幌くらい?

年間、1500150人に1人が会社を作る、ってなペースですね。ほかの地域に比べ多いか少ないか知りません。・・っていうか、以下の理由により、あまり変わらないんじゃないかと推定され。

(なお、元データはこちらからダウンロードできるJoint Venture Silicon ValleyによるIndex 2010年版の29ページ目。)

元データでは1995年からの数値がグラフになってるんですが、シリコンバレーがこの世のものとは思えない好景気だった1999−2000年にかけては創業も廃業もほぼ1万社ずつで、差し引きほぼゼロ。これは過去15年間で最低。

一方、シリコンバレーがこの世のものとは思えない不景気だった2001−3年にかけては年間2万社以上が創業、廃業と差し引くと年間約1万社ずつ増え、その後創業数は減少、また2007年後半から増えてます。

これはつまりあれですね、「不景気だと会社創業が増える」と。確か、これは全米的傾向で、失業者が増えると、職がない人が自分で会社を作る、という「スモールビジネス起業」が増えるから、と読んだことが。

シリコンバレーにおいても「不景気なときの方が起業が増える」というのは、多分ベンチャーキャピタルからお金を集める的「ピカピカのベンチャー」ではなく、個人事務所設立、とか、小売りのお店を始めるとか、コインランドリー始めるとか、そういう「スモールビジネス起業」が多いんじゃないかと推測され。

(不景気だからこそ、投資の好機ということで「ピカピカのベンチャー」の創業が増える、というとかっこいいですが、域内企業へのベンチャーキャピタル投資額の増減と起業数の推移がほとんど相関してないので違うでしょう。)

San Mateo County

  • 人口71万人
  • サンフランシスコの南(サンフランシスコ含まず)からStanfordのすぐ北側のMenlo Parkまで

Santa Clara County

  • 人口176万人
  • Palo AltoからGilroyまで

シリコンバレーの会社の新陳代謝」への3件のフィードバック

  1. 多死多産型が具体的な数字でみれて面白い。
    日本では無死無産型へと進んでいるので、こちらの方が怖い。
    村社会を形成している日本人ならでは発想。
    みんなが不幸なら我慢できる忍耐心は素晴らしい。
    また、昔へと戻るのかと思う。

    いいね

  2. ちょっと本質とは離れますが、同僚はシリコンバレーの人口にはAlameda Countyも入れるべきだ、という意見でした。Alamedaの人口は140万人もいるので、足すと370万人になり、横浜市くらいのサイズになります。どう思います?

    いいね

  3. 超遅レスですが、本文データにはSan Franciscoも入ってないんですよー。私的には、AlamedaとSan Franciscoもさることながら、MarinとかContra Costaもいれていいんじゃかという気がするんですが。でも、そうすると簡単に手に入るデータがないのでした。

    いいね

コメントする

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中