しっかりしたキャリアプランなどいりません

思いつきエントリー。

昨日のエントリーへのコメントで頂いた日本の記事で、海外流出する日本人が増えている、というのがあったのだが、そこにこんなことが書いてあった。

しっかりしたキャリアプランを立てず、思いつきで海外就職に踏み切ってしまうと、あとあと不安や悩みを抱えてしまいがちですね。就労ビザが取得できない、帰国後の就職保証がない、などなど――。

・・・いや、キャリアプランがあろうがなかろうが、うまくいく人も、うまくいかない人もいると思う。

「海外に行った先でどうするか」

なんて、いってみなきゃわからないことも沢山あるわけです。たとえば、アメリカは語学学校を卒業しても、就労ビザはでない。でも、うかつにも語学学校に通ってしまってからそれがわかったら、普通の学校に再度挑戦すればよいのではないでしょうか。

「海外に来てみたら、日本で想像したとおりの人生になった」なんて人はそうそういないと思う。そういう意味では、あんまり深い「プラン」はむしろない方がいいくらいかも。就職保証なんてものは海外に行こうが行くまいがありませんですし。

つまり、こういうマトリックスになっている、と思います。

キャリアプランあり
うまくいかない

キャリアプランあり
うまくいく

キャリアプランなし
うまくいかない

キャリアプランなし
うまくいく

アメリカの普通の会社でバリバリ働いたり、自分で起業してたりする、私のまわりの日本人には、お互いのことを

「あんなメチャクチャで無鉄砲なやり方でアメリカに来てるなんて信じられないよ」

と言っている人も多く、いつも私はこころの中で(いや、キミも同じこと言われてるから)と、クスクス笑っています。

そういうまわりの人達も見ながらしみじみ思うに、大事なのは

  • 自分のスキルが伸びる場にいるか
  • 目の前にチャンスが現れた時にそれをつかめるか

の二つ。それ以外は、どんなにめちゃくちゃでも、この二つさえ押さえていれば、なんとかなるんじゃないでしょうか。はい。

+++

ちなみに、記事は、タイトルが『若者の「海外流出」が止まらない!』なのだが、中身を読むと

2008年の外務省の統計によれば、海外の長期滞在者のうち、企業関係者は1年間で約1300人減っている。かわりに自由業関係者はおよそ2000人増えた。また、永住者は約2万1500人も増加し、36万人を突破している。

というわけで、「2000人」って誤差では?永住者増もたった6%で、「止まらない」って感じ??と不思議に思ったのですが。ま、増えているのは確かで、「海外で働こう」推進委員としては喜ばしい限りです。

しっかりしたキャリアプランなどいりません」への11件のフィードバック

  1. これ,海外転出組に限らず,ふつうの学生生活してても最近うるさく耳に入って来過ぎで,若者が洗脳されてるかも>キャリアプラン
    私は立場上,何も考えなくていいとは言えないんだけども(笑),しかし,せいぜい「いろんな可能性を考える」程度の話にしとくべきで,「決めておく」のは逆に良くないよなぁ,といつも思います.

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  2. 千賀さんが引いてるサイト、見てみたのですが、「うーん」っていう感じですね。例えば、オーストラリアで働いていた女の人の例について、
    「それでも海外生活は楽しく、ほどなく現地の男性と恋に落ち、子どもを出産する。しかしその後ビザが切れ、自分だけ帰国することに。」
    って書いてるけど、こういう自体になったら、普通、仕事経由だけでなく、結婚経由でビザが取れるんじゃないでしょうか?オーストラリアが例外ってこともあるだろうけど、多分書き手が事情を良く分かってないんじゃないかって思います。
    ちなみに私はキャリア・プランはあって、いいと思います。プランがあった方が無いより目的に近づけそうな気がするし、プランを持ったほうが安心できるっていうこともあるし。ただ、どうせプランを作るなら、所謂Plan B も作っておいて、「海外の語学学校行ってから、現地の大学なり、会社に入れなかったら、語学力を生かして日本でXXをする。」って決めておくと、Plan Aがダメだった場合につぶす時間が少なくてよいのではって思います。

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  3. しっかりしたプランは必要ないと思うけど、思いつきで良いということではなく、
    1) Contingency Plan
    2) 大きな目標
    は必要ってことでしょうね。面白みのないコメントですまぬ。

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  4. 「オラ東京さ、いぐだ」と言う若者に向かって年寄りが「そんな甘い考えではだめだ〜!」といってる記事が多いですよね。ようは日本が既に世界の田舎になってしまったことが気に食わないから、文句着けて邪魔しようってんで「キャリアプラン」なんて言い出すんじゃないんでしょうか。
    日本だろうが海外だろうがしっかりしたキャリアプランがあれば成功するなんてんなら苦労しません。どこいても同じですよ。ただ、チャンスが現れる確率は日本が低いかな?
     ただ、アメリカにいると日本人のプレゼンスって低いと思いますけどね。韓国、中国がすごくのしてる。そんなにたくさん日本人が来てるように見えない。くるべきだと思うけど。

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  5. ラプラスなら、全てのオプションの確率を計算せよ、と言うところですね。ただ、やってみないと何が起こるか、それらはどの程度起こるか分からないんですから、やはりやってみるしかないと思います。

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  6. 失礼します初書きこみです。僕も日本の大学が嫌で2年生が終わった後、後先考えずアメリカに語学留学。数ヵ月後チャンスを知ってそのままアメリカの大学に編入したクチです(笑。
    それが無ければ今のキャリア(日本ですが)はありえないのでなんとなく共感が。そしてその感動を思い出し、現在R2で出したMBA受験中という・・・

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  7. ベンチャーと一緒ですね。不確実なことに挑戦しているときは、事前に立てた具体的なプランにこだわると倒産です。レールがしかれていない道では、行動するまで重要な情報が得られないため、行動しながら新しい情報を吸収し、変化に対応することのほうが重要です。
    しかし、事前に分析できる情報や、事前に予測できる条件ばかりの成熟された世界で生きている人にとっては、事前に立てた具体的なキャリアプランがリスクになる世界があること自体が思考フレームワークの外にあるので、伝わらないと思います。

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  8. ・自分のスキルが伸びる場にいるか
    ・目の前にチャンスが現れた時にそれをつかめるか
    ありがとうございます。
    この言葉でがんばれそうです。

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  9. 初めまして。Kenと申します。
    以前にオーストラリア(しかもメルボルン^^)に留学しており、
    海外に出ることに対してなどよく千賀さんの考え方に共感することが多く、興味深く読ませていただいています。
    ちょっと通じるような記事をさっき書いたこともあってコメントさせていただきました。
    海外に関しては僕も行ってみないと分からないと思います。行くことによって自分の考え方が変わってしまって、何がしたいかとかも変わってしまう可能性も高いですもんね。。。
    あまり細かいところまで計画しすぎずに、とりあえず行ってみるといいと思っています。
    個人的には今上海に強い興味を持っており、
    そう遠くないうちに「海外流出」しようかと考えています。

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