勝間和代さんの本:無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法

ああ、和代さんごめんなさい・・・・。お友達、かつ、献本もしていただきながら、半年も書評を書かずにいたのは私です。

というわけで、

無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法
by 勝間和代 (経済評論家兼公認会計士)

すごいタイトルですね。先日「天才が学ぶことの真髄を語る:Josh Waitzkin」でご紹介したのと同じ「学び方」についての本ですが、Josh君のが天才予備軍にしか役にたたなそうなのに比べ、こっちは非常に具体的ですぐに役に立つと思います。はい。大変売れているとのことです。

著者紹介をAmazonから借用すると:

  公認会計士二次試験(合格率6%)を史上最年少の19歳で合格
以後、フルタイムの仕事をしつつ、かつ3人の子どもを育てながら、
中小企業診断士試験(合格率4%)、オンライン情報処理技術者試験(合格率4%)合格
TOEICは新卒時420点から3年間で900点へ
社会人大学院でファイナンスMBAを取得。
その結果、年収を16年間で新卒時の10倍とした著者が初めて公開する、
本当に効率的で合理的で楽ちんで、目から鱗の勉強法。

私のマッキンゼー時代の同僚なのですが、「個性」というオーラが全身から50センチ四方に常に放射されているような人です。大学在学中からアーサーアンダーセンで会計士として働いていたという伝説の人。会社のキッチンで夕飯用の野菜を刻んでいたという噂も聞いたことがあります。

で、その「スーパー和代」の本なわけですが、役に立つ勉強法ではあるものの結構大変・・・・私にはできないことが満載。

たとえば、
「通信教育で勉強をして資格を取る」
「セミナーのDVDを買って見る」
「隙間時間に練習量を確保する」
「独学より学校に通う」

うう、どれも大変そうです・・・・。(小学校以来塾も予備校もほとんど行った事ないので。)でも、確かにその通りなんだと思います。

一方、深く「そうだよね」と思うこととして、

「基礎を最初に徹底的に学ぶ」
「文字を読むのが遅いと勉強が続かない」
「速読を身につける」

新しい物事が「わかる」ようになるためには、ある程度の量をまとめて脳に詰め込むことが大事。情報量が一定量を超えることで、

「お、なるほど、わかったアル」

という「電球マーク」がピカッとつく感じに。ところが、ゆっくりインプットしてると、最初に入れたものを忘れてしまう。なので、「わかる」ための一定量にいつまでたっても達さない。

私のイメージする自分の脳は、「ところてん突き」。情報をインプットしても、一定スピードで常に「突き」の棒がその情報を押し出していて、しばらくすると反対側から出て行ってしまう。なので、なるべく急速に大量にギューギューに詰め込んで、突き出される前に「わかった状態」に持ち込むんですな。いったん「わかった状態」になると、それ以降入ってくる情報は、きちんと整理整頓されて脳に格納され、ところてん突きに押し出されずにすむようになるので、それ以降はまぁなんというかかなり楽チンにこなせるようになります。

・・・なーんていう抽象的なことを言われても「なんのこっちゃ」という感じの方もいると思いますが、これを和代さんの本は分解して、「速読が大事」「速読とは何か」「速読を学ぶ手法」「基礎力とは何か」・・・・と説明してくれるわけです。すばらしいではありませんか。

「家計簿を複式でつける」「簿記三級入門を読む」といった具体的な会計勉強法も出てきます。さらには、「なぜ勉強すべきなのか」「何を勉強したらよいのか」といったことまで親切に書いてあります。スゴイ。

しかし、一番スゴイのは著者の勝間和代さん本人かな、やっぱり。

勝間和代さんの本:無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」への15件のフィードバック

  1. >しかし、一番スゴイのは著者の勝間和代さん本人かな、やっぱり。
    そう思います。というより,chikaさんにしても,マッキンゼー出身の人ってみなさんすごいです。ということはそういう人材を吸い寄せるマッキンゼーが凄いのか・・・

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  2. 「通信教育で勉強をして資格を取る」以外は役立ちそうなネタですね。
    「独学よりも学校に通う」はその人の立場により
    使えるかどうか分かれます。
    情報量がある一定の量を超えると解かるようになる
    は「量から質に転化される」と言う事で実感が湧き上がります(*^^)v
    しかし私もマッキンゼーに勤務する知人一人いますが、
    天才まで言わずも相当な秀才ですよ!

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  3. 「ところてん突き」という感覚、「量が質に転換する」といった感覚と似ているようで、なんとなく分かるような気がします(^^;

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  4. Chikaさん、ていねいな書評、ありがとうございました。
    勝間です。いや、こちらこそ本を押しつけてしまって、失礼しました。
    あれから半年、いま、続編の「時間投資法」が発売になるところです(笑)。
    ちょっと訂正すると、通信教育は続かないので、続かせる仕組みが大事なので、あまり強くはお勧めしていません。
    やはり、フォトリーディングとか、マインドマップとか、親指シフトとかのツール類がみな、記憶に残ったようです(笑)。
    あとはちかさんみたいにアメリカにいると、Audiobookが手に入りやすいので、それがお勧めかも。
    そう、量から質へ、どこかでピーーーンと転換しますよね。ところてんはおもしろい。
    また、日本にいらしたときにランチでも。McK時代より10キロ近く痩せましたので、そんなのもご披露します。

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  5. フォトリーディング、なかなかハードルが高そうで、ついでにお金も掛かるので、随分前に検討したが二の足を踏んでやらなかったのだが…。 かなり役立つのかなぁ~?
    マインドマップは面白い。 うまく書こうとしないことが大切なような気がするが、どうなのだろう。 と、書きながら実際は使っていないなぁ。(>_<)
    親指シフト。 分からん。(苦笑)

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  6. 買って、今、読み終わりました。
    方法論がフォーカスされやすいようですが、低い壁(例:どうしても続かない)
    に悩む私には、”パチっ”と目が覚ますものを感じました。

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  7. 本屋で見かけて気になるタイトルでした。
    やっぱり、知の技能がテーマだったんですね。
    質の追求も結局量や時間との戦いの中のテーマなんでしょうね。
    怠け者の私は価値の創造や発想のシフトで10倍稼げたら良いなとボォーっと考えます。

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  8. 速読術を活用した勉強法としては、和田秀樹氏の『偏差値40でも東大に入れる驚異の和田式受験法』というのがありました。
    15年以上前の本ですが、当時受験を控えていた私は、これを読んだ友人に誘われて速読術を習いました。結果、速読は習得できませんでしたが、同じ本に書かれていたスイッチフルバックという学習法はものすごく使えました。受験以外にも国家試験などの際に活用しました。
    ただ、そういう勉強法を身につけていても高い収入が得られる保証はないですよね・・。当たり前ですが。

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  9. わたしのような、地頭のよくない人間にも
    役に立つかどうかは疑わしいですが、
    読んでみると
    「よっしゃぁー!!いっちょやってみるかぁ!!」
    と思わしてくれる本でした。
    まぁ、とにかく
    タイトルはすごいですよね・・・

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  10. 勝間さんの「お金は銀行に預けるな」を買いました。
    ぺらぺらとページをめくっていますが、この方は経済学をまともに勉強したことが無いですね。
    理論がめちゃくちゃ。
    仕事で成功したり、コンサルティング会社で働いた経験があると変に自信を持ってトンデモ理論を吹聴するから困ったものです。

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  11. 「基礎を最初に徹底的に学ぶ」
    「文字を読むのが遅いと勉強が続かない」
    「速読を身につける」
    こんなこと誰でも言えると思いませんか?
    やはり、マッキンゼーとかの人が言うとすごく思われるのかな?
    「なんだかなぁ」
    駄本「女性の品格」でも売れるので、売れれば勝ちですね。

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  12. 基礎を最初に徹底的に学ぶならば、東大教授三輪芳朗氏「誰にも知られずに大経済オンチが治る」がいいと思います。経済学ではこの様に考えると言う基礎を学ぶことが出来ます。
    「お金は銀行に預けるな」というマヤカシとは違う、基礎の基礎です。

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