今日、鹿児島大学の学生さんたちがシリコンバレーツアーに来ていて、そこでパネルディスカッションをした。パネルは、私以外はみなソフトウェアエンジニアだったのだが、まぁ濃かったです。
私がこのブログを書くときは、「私は日本の平均からしたら相当変な人間だから、私が思うことをそのままストレートに書いても伝わらないこともあるし」と一応気を使ってくどくど書いてるところもあるのだが、そういうのなし、直球ストレート。
ということで、私「以外」のパネルメンバーの回答をいくつか例としてあげます。私が言ったことじゃないですよ。(まぁ、代弁してもらってる感はあるが)
例1
学生さんからの質問「転職するときの恐怖をどうやって克服したんですか」
回答「恐怖?何の恐怖?何が怖いの?定義して。わかんない。転職ってクラス替えみたいなもんでしょ。」
例2
質問「飽きっぽいのって悪いことなんじゃないんですか?」
回答「全然!飽きっぽいの万歳。飽きっぽいから次々に新しい技術を身につけていくことができるんじゃん。」
例3
質問「学生のときはどういう人でしたか?」
回答1「人と違うことばっかり。中学時代から『お前は日本にいられないな』と周りに言われ続けて、それって悪口を面と向かって言われてるかと思ってむっとしてたんだけど、悪口じゃなくて予言だったらしい。」
回答2「番傘差して学校に行ってた」
例4
質問「学校を出るときどういう基準で就職先を決めたんですか?」
回答1「就職活動しなかった。みんながすることはしたくないから。で、就職活動シーズンが終わったあとに、中途採用している会社を見つけて入社。」
回答2「研究室の教授の推薦で就職するのが普通だったんだけど、そういうみんながすることはしたくないので、あえて就職活動した。」
回答3(アメリカの大学院を出てシリコンバレーの会社に就職した人)「とりあえずビザが欲しくて最初にオファーくれた会社に入ったんだけど、1ヶ月で『こんな単調な仕事はイヤ。もう一秒たりともできない』と上司にごね、ごねている間に別の会社からもっといいオファーが来たからそこにさくっと転職。」
・・・・まぁまだいろいろあったんですが、しみじみ思うのが
「捨てる神あれば拾う神あり」
ということ。みなさん、「飽きっぽい」「言われたことに従わない」「敢えて変わったことをする」など、日本では明らかにマイナスとされる性格が受け入れられ、時には珍重されもする地を見つけて住み着いたんですね。
で、パネルが終わったあと、パネルメンバー二人に
「最初アメリカに来たころみたいに金髪にしなよ」
と提言。(この二人は、もともと割りとファンキーなファッションの♂だったのだが、最近えらく地味になっている。おしゃれのシベリア、シリコンバレーに染まってきてしまってきているのか、さびしいなー、と思っての差し出がましいコメント。)
すると、二人とも異口同音に
「アメリカではナチュラル金髪がいっぱいいて、つまらないからもうやらない。」
・・・・うふふふ、天邪鬼じゃのぉ。その気持ちは非常によくわかるが。ちなみに私は、丸の内総合職OL時代に金髪だった時期があって、当時「渡辺さんって何人?」と真剣に私の友人に聞いた人がいたそうです。はい。
人と違う事
お気に入りのブログから、いい記事があったので紹介します。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2007/09/post-8.html
以下引用
例1
学生さんからの質問「転職するときの恐怖をどうやって克服したん…
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ある人が「アメリカ人でホンモノの金髪は少ない。せいぜい人口の1割程度。マリリン・モンローもマドンナもヒラリー・クリントンも偽金髪(染めてる)」って言ってましたけど本当でしょうか?
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>丸の内総合職OL時代に金髪だった時期があって
かっこいいいです!能力があるから、何してもOKなんですね!普通の、一般職or派遣OLがやったら、ただのバカですもの。
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本日はお話ありがとうございました。
ざっくばらんに話して学生があぜんとしている感じがかなりよかったです。
日本のステレオタイプにしばられずに自分がしたいことをすることのおもしろさ、そしてそれを歓迎するこの地の雰囲気を感じることができました。
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なんだか回答を見てると、「人と同じことをするのが嫌だからこっちの道を選んだ」って傾向の人が多いように見受けられますね。それって、「人と同じことをしたい」傾向の人と変わらないように個人的には思うのですが。つまり周りを意識するって意味で。
チカさんのように、これがしたい、あれがしたいって思ったことをやった結果、それがたまたま人とは違うことだったって方に僕は惹かれます。つまり周りを気にしないって意味で。
本当の意味で人と違うことが一番の目的なら、そもそもアメリカには行かないと思うんですけど、その辺どうなんでしょう?
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飽きっぽいっていうのは次の新たなテリトリー、枠組みを
求めていく事になるので刺激的ですね。
私もそういう面を持っています。
就職と転職のお話は流石に思い切った事をされると思いました。
でも本当に新たな物を求めていないと単調ですし、
ブログも退屈なものになることでしょう。
(そういうブログの何と多い事か!)
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chikaです。
>「アメリカ人でホンモノの金髪は少ない。せいぜい人口の1割程度。
アー多分そうだと思います。銀に近い金髪から濃い茶色の間に様々なグラデーションがあり、さらに赤銅色とか、いろいろあるので。あと、ギリシャ人とかスペイン人、南米の人、その他アジア系等々では真っ黒、ってのもありますしね。
>一般職or派遣OLがやったら、ただのバカ
そんなことありませんよっっ!!当時、同じ会社に、一般職で金髪の人がいて、夜のバイトもしているようなイナセな人でしたが、超仕事が早くて正確で信頼されてました。巨大プラント入札書類作成!とかなったら、もう彼女がいないと・・・という感じだったららしい。
>学生があぜん
今回は特にターボかかってました。笑。
>「人と同じことをするのが嫌だからこっちの道を選んだ」
わたし、これもありますよ。人の目を気にしない天真爛漫人間になりたい、とは思いますが、なかなか小心者なのでそこまで解脱できてないので。人と違うことが好きだ+人と違うことを敢えてしたい、という両方。ただ、「他人と違うことがしたい」だけじゃなくて、「自分が今までしてきたのと同じすることが嫌」っていうのもあるのが厳しいところです。同じことをずっとしているとドーパミンもエンドルフィンも枯渇する。あ、これが「飽きっぽい」か。
あと、単に人と違ってたらいいだけだったら、もっといろいろ選択肢はあると思いますが、好きな領域でちゃんと意味のある仕事をして、経済的自由も手に入れたい、と思ったら、特定のスキルを持った人たちにとってはシリコンバレーはいい場所なんじゃないかなぁと思います。ということで、「人と違うかどうか」だけがパラメータではない、と。
ちなみに、うちのダンナ(地味な性格だが、アメリカ育ちゆえ、メンタリティはアメリカン)は
「人と違うことをする?それがなにか?」
(この国の学校教育では、「人と同じだったら死んだも同然」という感じに洗脳されるので。「世の中全員、誰だってmake a differenceしたいはずである」というのが、アメリカ人の共通認識ですなぁ。)
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chikaさん、おはようございます。
>おしゃれのシベリア、シリコンバレー
ツボでした。
直球ストレートのほうがおもしろく生きていけると私は常々感じております。
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日本人の「ふつうの人」でも、人と違うことをしたいと
願望を持っている人は多いんじゃないですかねぇ?
でも失敗したら何言われるか分からないからできない、
という。
あるいは、「違うこと」を見つけられない、というのも
多いかも。
人と違うことをする、のエントリーを読んで、学科時代に、同級の女子3人を比較して「あんた一人だけが普通で
かわいそう」と言われ、結構ムッとしたことを思い出し
ました(事実だっただけに(笑))。
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下記2つの意見はいわゆる言い掛かりです。
本文の本質に絡まない部分に反応してスミマセン。
>>私は日本の平均からしたら相当変な人間だから
・「日本の平均」
これは、あなたの脳内幻想ですよね?
要素要素では平均を導き出せたとしても・・・。
・「私は(略)変な人間」
上記の通り、比較の根拠がアレなこと、
自分は他人と比べて~という自分語り・・・。
読者を啓蒙するための文章であり、あえてそう振舞ったであろう記述なのに、釣られてしまいました。
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chikaです。
muchi-san,
むっちゃーん、お久しぶりですー。
「あんた一人だけが普通でかわいそう」
ま、まさか、それを言ったのはわたし・・・・ではないですよね???しかし、モリマリちゃんも私に輪をかけて変だったので、(っていうか、私なんか比ではなかった、と思うんだけど)、ご迷惑をおかけしたらスミマセン。
でも、大学を卒業して何年目かに恵比寿で同窓会したとき、私が行ったときは、大学時代特に仲良かったやつら以外、みんな目を伏せて挨拶もしてくれなかったのに、むっちゃんが来たときは、みんないきなり顔が「ぱああああっ」となって、
「わー、○○○さんだー」
「おーい、○○○さーん」
「ひさしぶりー、○○○さーん」
と連呼。全員すごい嬉しそうで、ちょっとがっかり(笑)。
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天邪鬼であることだけで大変すばらしいと思うのですが、
何か成果を出して、しかもその真の価値が社会的に評価されるというのは(日本だけでなく、シリコンバレーとか、その他でも)やはり難しいんでしょう。
(努力、才能だけではなく、運とか)
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>ま、まさか、それを言ったのはわたし・・・・ではないですよね???
違いますよー!私も誰だか忘れたけど男性だったことは確か。
それに、ムッとしたと同時に、触発された面もありますし。
この年になると「一見ふつう」であることの有利さも感じたりとか。
しかし同窓会でそんなことありましたかね・・・
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chikaです。
>何か成果を出して、しかもその真の価値が社会的に評価されるというのは(日本だけでなく、シリコンバレーとか、その他でも)やはり難しいんでしょう。
真の価値が常に正しく評価されちゃったら、
「社会的不成功者=努力しなくて才能もない人」
という烙印が正しく押されてしまう、というひじょーに厳しい社会になってしまいませんか。それもつらい~。
>しかし同窓会でそんなことありましたかね・・・
ありました(笑)。
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初めまして。いつもブログ楽しく読ませていただいているげんまいと申します。今回のブログ、とりわけ面白かったです~。個性を堂々と出せるのってすばらしいと思います。また遊びに来ますね~。げんまい。
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