悲しい話- Alberto Gonzalez

司法長官のAlberto Gonzalezが昨日辞任を発表した。実際、彼の業績は惨憺たるもので、アメリカ司法史上、悪い意味で後世に語り継がれることになると思う。9-11後の、テロリスト容疑者の拉致、拷問、不当抑留を可能にしたのは、Gonzalezの「功績」である。テキサス時代からBushの「傀儡」としてずっとついてきた人で、司法長官になってからもBushの言うなり。政治的にBushと対立する意見を持つだけで、職務上何の問題もない検察官を8人首にしたあたりから、さすがに風向きが怪しくなって、ついに辞任とあいなった。

・・というと本当に嫌なやつのようだが、彼の生い立ちは泣ける。メキシコ移民で、建設労働者の父親がいる家庭の8人きょうだいの一人として生まれ、二部屋しかなくお湯も電話もない家で育ち、そこからロースクールまで出て、司法長官にまでなったという、まさにアメリカンドリームの人。今回も、「私の司法長官としての最悪の日も、父親の最高の日よりもましだ」と語っています。

こういう人が、最悪の形で権力の座を去るのを見るのは悲しい・・・・とダンナに言ったら、オレは全然sadじゃないぞ、Gonzalezはひどいヤツだから、だけどI’m disappointedだ、と言われた。

よく考えたら、ダンナのお父さんも命からがら中国の革命を逃れてきた人なので、貧乏なメキシコ移民くらいなんじゃい、という感じなのかもしれませんが。

悲しい話- Alberto Gonzalez」への2件のフィードバック

  1. 「私の司法長官としての最悪の日も、父親の最高の日よりもましだ」
    刑務所に行ったらそんなことも言ってられないんじゃないでしょうか...
    でも私もスピーチ聞いてて悲しかった。ブッシュが彼を重用するようになったのは、テキサス州知事選を目前にしたブッシュに陪審義務が回ってきて、それに出たくないブッシュが当時不動産弁護士だったゴンザレスに頼んで裁判の判事にかけあわせ、義務を免除してもらって以来だそうです。恵まれない境遇で育ったゴンザレスにとっては、特権階級のブッシュに引き上げられたことが嬉しくて、ブッシュに対する忠誠心を全うする方が法の万人として国民に対する義務を全うするよりも大事になってしまったのでしょうね。ブッシュにはそういう子分がたくさんいますね。

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