いつもながらアメリカのいい加減なハナシ3

なんでもいい加減なアメリカの素敵なおハナシです。

  • 駐車場料金関係

サンフランシスコの立体駐車場に車を入れた。「午後5時半以降の入庫は一律15ドル」となっている。

私が入庫したのは5時26分。4分早いが、まアメリカ的には誤差の範囲内だから15ドルだ、と確信を持って目的地に向かう。

で、9時半ごろ駐車場に戻ってきて自販機みたいな料金支払い機にチケットを入れたら28ドルだった。納得イカン、と支払いをキャンセル、自販機の隣にある人間がいる窓口で

「たった4分の差なんだから、やっぱり15ドルじゃない?」

とヤンワリ抗議。

すると、窓口のオジサン(といっても私より年下かもしれんがな)は、私のチケットをスタンプマシーンのようなものに通してガチャリと押し、窓口から出てきて料金支払機にチケットを入れた。

表示は「14ドル」。

オジサンは私を振り返ると、

「How about this?」

私が「OK!」というと、にっこり笑って去っていった。

「15ドルにしてくれ」って言ったのに14ドルになった。しかし、How about this?と言うってことは、さらに「もう一声」とか値切れたんでしょうか?

  • スピード違反関係

2-3年に一回のペースでスピード違反で捕まる。そのたびに処理が間違っている。(こんな感じ。)

日本同様、交通セミナーを受講すると点が消える(罰金は払わないとならないが)、という仕組み。そのセミナーを受ける場所がトラフィックスクール。オンラインでも可能。今回はdriversed.comというオンラインスクールを受講したのだが、この学校、最後の筆記テストは、UPSのお店に行って受けないとならない。UPSはまぁクロネコヤマトみたいな感じのもので、その発送受付所があちこちにあるわけです。

で、私的にはいつものことながら、受講期限ぎりぎり最後の土曜にテストを受けに行くことになった。

前日の金曜にdriversed.comのサイトで確認したら、家の近くのUPSでは、土曜の営業時間は5時まで。午前中は用事があるのだが、5時までOKだったら楽勝だ、と鼻歌交じりに当日を迎える。

で、当日2時ちょっと前

「さて、UPSにテストを受けに行くか」

と思い、

「一応もう一回営業時間を確認しとこうかな」

と、今度は、driversed.comではなく、目的地であるUPSのサイトでチェックしたら「土曜の営業時間は2時まで」とある。

私は腰に手を当ててガッシと立ち上がった。

「ヤバイ、間に合わん!!」

一瞬気が動転したのだが、

「おっと、ここはアメリカ、店に電話して確認だ」

と、電話したら

「今日は4時までやってます」

ですと。2時も5時も間違ってます。ま、いいんですが。

ちなみに、この筆記テスト、とってもマニュアル。

UPSの店で申し込むと、店がdriversed.comにファックスを送る。するとdriversed.comからファックスで問題が送られてきて、それを店の片隅で解く。終わったら店の人に答案用紙を渡すと、それがまたdriversed.comにファックスされ、しばらくすると採点した紙がファックスで送られてくる・・・・という「スーパーマニュアル・リモートシステム」。

思い出すのは、90年代半ばにシリコンバレーで行われていた「ビデオ・オン・デマンド」のトライアル。これ、ユーザーからのリクエストが来ると、ハッシとビデオを棚から出してきてそれをガチャリとプレーヤーにいれ、それをケーブル経由ユーザーに送る、という大変高度な仕組みでした。

そういえば、90年代前半の三菱商事も同じような仕組みがあった。営業部門が、一定期間以前の取引データをコンピュータ端末からリクエストするとしばらくしてデータが表示される。これは実は、リモートサイトにあるデータセンター(当時はホストセンターと呼んだが)に2人のお兄さんが中腰でスタンバイしてて、リクエストが画面に表示されると、ダダダダっと棚に走って行き、指定のデータが入っているテープを取り出し、またダダダダっと走って戻ってきてテープリーダー(っていうのかな)にセットするのである。(実際走ってるお兄さんを見ました、私。)

ま、結果よければ全てよし、だ。全自動化ばかりが効率化ではないわけで。

(ご参考↓)

いつもながらアメリカのいい加減なハナシ
いつもながらアメリカのいい加減なハナシ2

いつもながらアメリカのいい加減なハナシ3」への2件のフィードバック

  1. つい先週,LAXでそういう目に遭いました.
    私はNRT-LAX直行(JAL),知人はKIX-SFO-LAX(UA,便名は全行程で同じ)で,私の方が2時間くらい早い.ので,掲示板で確認してUAの到着口で待ってました.KIXからの便名はon timeでarrivedになってるのに,待てど暮せど知人が出てこない.出てくるのはアミーゴな人ばかり.入国審査はSFOでやってるはずだが,何かの手続きで手間取っているのかも知れないと辛抱強く待ちました.1時間半ほどして空港の係員に聞いたら「あぁ,その便はターミナルが変わったよ」.隣のターミナルまで小走りするが知人の姿はみえず,携帯も通じない.善後策を考えているところへ知人から電話が入り「今着きましたぁ」.へ?
    よくよく聞いてみるとKIX出発時に既に二時間遅れだったとのこと.じゃああの便名表示はなんだったのさ??

    いいね

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