最近、きな臭い話が多くてがっくりきませんか。そんなときはAnimal Planet。ケーブルテレビの動物専門チャンネルです。その番組の一つが、夜10時からやってる、虐待動物のレスキュー・シリーズ。
アメリカでは、たいていの地域に、虐待されている動物や野良犬・野良猫を救う専門のNPOがある(Humane Societyが一番メジャーだが、それ以外にもいろいろ)。その職員たちが、どんな風にレスキューするかのドキュメンタリーです。Animal Cops Houstonとか。
番組の進行は大体いつも一緒。
1.「虐待されている動物がいる!」という通報で、救出に向かう
2.見るも無残な動物(多くは犬)がいる。やせ衰えて骨と皮だったり、ひどく短いチェーンでつながれているので、座ったまま横になることもできなかったり。銃で撃たれて血を流してたり、なんてのも。
3.あまりにもひどい場合は、オーナーがいなくても問答無用で救出、医療施設つきのセンターにつれて帰る
4.動物を虐待した主がその後起訴された、などの後日談が説明される
5.救出された動物が元気になって、里子に出された先の家庭で楽しく過ごしている様子が写される
そう、これは、「水戸黄門」です。
3の「問答無用でつれてってしまう」というところが、「スケさん、カクさんが、いきなりスラリと刀を抜く」という「力技」を思い起こさせ、4の「起訴されて裁かれる」というのが、ご隠居が「印籠を出す」ところみたい。「正義は勝つ!」みたいな。拍手、拍手~。
アメリカのほとんどの州で、動物虐待は違法。児童虐待同様、本当に後ろに手が回り、悪質な場合は禁固刑になる。番組では、罰則を恐れ海外逃亡した飼い主までいたぞよ。
とはいうものの、ドキュメンタリーゆえ、フィクションほど単純な勧善懲悪になってなくて、4で誰が虐待したか見つからなかった、という落ちだったり、5で、救出したけれど、治らない病気だったり攻撃的な性格だったりで安楽死となった、なんていうがっくりする最後もある。ゆえに、結構ハラハラ見ちゃうんですよねぇ。ハッピーエンドじゃなかったときは、だまされたような気になるが、それゆえに、ハッピーだったときの最後はすごい嬉しい。
というわけで、アメリカ版水戸黄門的ドキュメンタリーでした。
こんにちわ。これたまに見ますよ。動物を擬人化しているようで「そこまでやるかー」とおかしく思えたりしますが。
そういえば日本の場合は動物以前に児童虐待や女性の監禁が流行っていて困りものです。
児童相談所や警察が後手後手だし、強制力発揮に及び腰なので被害拡大。日本においては動物の前に「人間虐待監禁救出NGO」が必要では? などと思う今日この頃です。
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Animal Planet、私も見てます。ちなみに、「きな臭い話が多くてがっくり」の時にこのサイトおすすめですー www.cuteoverload.com
かわいいんですよー。
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