先週のベンチャー投資とインサイダー取引

  • 先週のベンチャー投資総額:$353.6M
  • 投資額最大のベンチャー:Level 5 Networks – 今回の増資額:$30M
  • 面白いベンチャー: Akonix – 今回の増資額:$12M
  • 最大のインサイダー取引:YahooのJerry Yang、$12.6Mゲット

単位:M=100万ドル=約1億円 B=10億ドル=約1000億円
(情報ソース:VentureWire, San Jose Mercury News)

やー、また先週はやや大目です。来週の月曜がJuly 4thで祭日ゆえ今週末は3連休。今週・来週は休暇の人が多いです。そのせいで、「先週のうちにdeal済ませなきゃ需要」があったっかも。スタートアップ以外では、Alcatelが上海に中国投資用VCファンドを設立したとのこと。有線・無線技術に特化するそう。中国といえば、2週間前にはIntelがやはり中国投資用のChina Technology Fundを$200Mで設立したし。

ちょっと話が飛びますが、中国つながりでは、今日の朝刊にPaul KrugmanのWhy China’s shopping spree is more worrisome than Japan’sというのが載ってました。中国企業がMaytagやUnocalといったアメリカ企業の買収に乗り出している件で、
「15年前日本企業がアメリカ企業を買収してたころは『何の心配も要らない』と言ったが、今度の中国の買収の波はあの時よりヤバイよ」
という論。笑ったのはここ:

One difference is that, from early indications, the Chinese won’t squander their money as badly as the Japanese did.

「中国は、日本のように無駄な金の使い方をしなさそうだからヤバイ」
と。悪かったね。でもそうですね。セコイもんなぁあいつら・・・。(注:私のダンナは中国系。なので、悪口ではありません。悪口か?)

さて、話を戻しまして、先週のベンチャー投資。

  • 投資額最大のベンチャー:Level 5 Networks – 今回の増資額:$30M

Level 5 Networksこちらのニュースいわく

「Ethernet をベースにしたソリューション『EtherFabric』を発表した。サーバー相互接続の高速化に加え、CPU のオーバーヘッド低減を実現するものだ。」

そうです。要は、イーサネットを速くするインタフェースカード、です。ハードウェア作り出すとガンガン資金が必要なので、そのための増資ですね。

似たような名前の会社でLevel 3 Communicationsというのもありましたね。昔、ダークファイバーを買いあさっていたか、もしくはbackbone bandwidthのオークションみたいなことをしてたような気がするんですが、最近はVoIPとか一生懸命プッシュしてるみたいです。(Wholesaleですが)

  • 面白いベンチャー: Akonix – 今回の増資額:$12M


Akonixは企業向けにインスタントメッセージング(IM)のセキュリティを守るソフトゥエアを提供しており、一時、雨後のたけのこのようにできたこの手のベンチャーの一社。IMは脆弱なのです。。。。YahooやAOLが「企業向けにセキュアなIMを出す」と発表したけれど、その後だんだんこの話はシュリンク。しかし、Akonixのような独立系企業はまだがんばっているのでした。

今年の1月には、写真のようなハードウェアを出しました。名づけてAkinox L7 CM5000 Appliance。製品をプレインストールしてあるわけですが、Akonixの競業であるFaceTimeも似たような箱物を出してます。こんな感じ↓

やっぱりこれ、Neoterisが「VPN in a box」という感じのハコモノを出して成功したからでしょうか?何となく、ハードになるとセキュアな感じがするし(錯覚だが)、「モノなんだからある程度の値段はするだろう」という気もする(錯覚だが)。さらには「サーバーのラックに置けば終わり」と、使い方がわかりやすいような気もする。そういうユーザー心理を突いているんでしょうか??ちなみに、NeoterisはNetscreenに買収されて、さらにNetscreenがJuniperに買収。ちょっと前にJuniperのNeoteris部門で働く友達と話したら、「売り上げは伸びてるけど、そのせいで仕事が忙しくて死にそう」とのことでした。今はいかがなるや・・・。

  • 最大のインサイダー取引:YahooのJerry Yang、$12.6Mゲット

Jerry Yang様です。説明の必要もないですね。

ちなみに、インサイダー取引では、GoogleがIPOしてから、Googleインサイダーが売った株の総額は$2.1Bだそう。2000億円か・・・・。このゲンナマのほとんどがシリコンバレーの、それも結構Googleの周りの限られた地域に入ってくるわけで、不動産が急騰する訳です。ざくっと売りに出てる家の数をMLSlistings.comで見ても、GoogleのあるMountain Viewと、その近辺のLos Altos, Los Altos Hills, Palo Alto, Menlo Park, Atherton, Portolla Valleyといったところで400軒強しかないです。インサイダー取引利益が全てこの家を買うのに流れたとすれば、一軒当たり5億円。そんなことはありえないけど、限られた場所に莫大な富が一気に流れ込んでいるのは事実。

ちょっと前のNew York Timesの別冊折込で、シリコンバレー特集があって、元Intel重役、今ワイナリーで悠々自適、という人のコメントが載っていていわく、
「シリコンバレーでは、3桁million (数百億円)の財を成した人がrich。2桁millionはmiddle class。1桁millionはlower middle class。」
とのことでした。はい。

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