今日、民間初の有人宇宙飛行が行われた。
MicrosoftのファウンダーPaul Allenが出資したScaled Composite社によるもの。快挙・・なのだが「宇宙飛行と呼ばれるために無理やりやった」感も。地上から発射するのではなく飛行機に取り付けて途中まで飛びそこから発射し(ロケット燃料節約のため)、宇宙飛行とみなされる高度より100メートルちょっと高く飛んだだけ。成層圏まで至らない中層圏の(間違えました。「電離圏まで至らない熱圏の」が正解。toru-sanのご指摘により6/28訂正。)100キロの高さが最終到達地点。
Ansari Xという1996年に設定された懸賞金があって、パイロットと2人の客(または人間二人分の重り)を乗せ、地上100キロの準軌道に2週間以内に2回繰り返し到達できたら1000万ドル出す、というもの。(SFの大御所、Arthur C Clarkも出資者の一人)今回の飛行はこれに向けたものだが、すでに2000万ドル使ってるとのことで、別に賞金目当てではない。Composite以外にもSpace Transport社など少なくとも27社がエントリーしている。Scale社に関しては、一応ゴールは「観光宇宙旅行」らしいが、ここはやはりWindows富豪、Paul Allenなくてはなりたたなかっただろう。
・・・とかなんとかいうことよりも、私が感心したのは、関係者のシニアぶり。Paul Allenだってもうそうそう若くはないが、マッハ3をこなしたパイロットは63歳。New York TimesのAt One Point, ‘I Was Deathly Afraid,’ New Space Visitor Admitsによれば
Mr. Melvill may be “old and decrepit,” as he put it – commercial pilots have to retire at 60 – but he pointed out that many of the early jets were tested by relatively old pilots
「年寄りでよぼよぼ(本人の弁)だが、捨てたもんじゃない」
と。パイロットは通常60歳で引退だから、第二の人生、みたいなものか。
設計者のBurt Rutanの年齢は不明だが新聞に載っている写真を見る限り50代超。宇宙といえば全盛期は60年代だからさもありなんですが、なんだか元気がでるじゃないですか。
そういえば、先週土曜に78歳のグリーンスパンも5期目に任命されましたね。
では。
無事に帰国されたようですね。石鹸はスベスベ感をお楽しみくださいね。
このニュース、会社で話題になりましたが、珍しくテクノロジではなく、対象顧客の話題で盛り上がりました。
すなわち、リタイアしたカップルの方の第三の(現役時代・リタイア時代のあとの恍惚(Stardust)時代あるいは時空時代?)時代を演出したらどうかなんてね。
リッチな方たちが多いだろうから費用の負担も可能だろうと。
でも、往復6分間のちょっとだけの宇宙体験。
”旅行”と同じ次元では語れないかもしれませんね。
寧ろバンジージャンプに近いかもということになりました。垂直上昇、垂直落下ですから(笑)
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「寧ろバンジージャンプに近いかも」
私も、最初にニュースを読んだとき思い出したのが、遊園地の船の乗り物(「何とかパイレーツ」という名前だったような)高校生くらいまでは楽しかったのですが、20歳過ぎて乗ったら気持ち悪いだけ。
で、この宇宙旅行も「気持ち悪そう」というのが最初の感想。(しかもコントロール装置が壊れて、グルグル左右に揺れながらだったそうで)
無重力空間および、宇宙から見る地球、宇宙から見る宇宙、には興味があるのですが・・・しかしそれも数十秒だけでは、まるで「イスラエルに1泊4日で旅行」みたいな感じで、なんか割に合わないような。やっぱり軌道一周くらいして欲しいです。
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> マッハ3をこなしたパイロットは63歳
まるで Space Cowboys。イーストウッド兄ぃみたいなパイロットなのかな。
100km には遠く及ばないものの、はるかに格安なロシアのツアーもあります。
http://www.mercadotour.jp/rossia/rossiamig.htm
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はじめまして.熱心な読者の一人です^^
> 成層圏まで至らない中層圏の100キロの高さが最終到達地点。
ここ見てドキッとしてしまったのですが、成層圏(ストラートスフィア)は対流圏のすぐ上で、新鋭機ならば旅客機もその中を飛びます.アルチチュード40000フィートなんて時にはまさに成層圏の中です.
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Ideal Break-san,
ロシアといえば、昔『走れポンキッキ』のグリーンの怪獣の着ぐるみのキャラクターが、宇宙船に乗る、という回がありましたが、本当に本物に乗っているみたいだった。あれは、合成だったのか、ロシアに行ったのか・・・・。
Toru-san,
おっしゃる通りでございます。ご指摘ありがとうございました。早速訂正しておきました。
正しくは「成層圏・中間圏を越し、熱圏に達した・・・・」のでありますね。
うーん、San Jose Mercuryに載っていた図解を参照したんですが・・・。新聞は既に手元にないので、真偽は不明ですが、確か一番上がStratosphereとなっていて
「確かに、『最上位の』『超級の』みたいな意味でstratosphericという単語を使うな。ということはstratosphereが一番高いんだな。」
と思ったことを覚えています。。。。が、もし元が間違っていたとしても「確認しろ」でございますね。
ちなみに、私、スカイダイビングで10000フィートから飛び降りたことあります。高いところが大好きなので、10000フィートという高度は快適だったのですが、速く飛んでいる飛行機から飛び降りる風圧が痛かったのがきつかったです。
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ニュージーランド : スカイタワー(タウポ、オークランド)
ニュージーランド生まれのバンジージャンプ。 オークランドのスカイタワーの「ヴァー…
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