Corporate VC is not dead!

Wall Street JournalのAOL Time Warner Keeps Venture Investing in Strategy(すみません。有料です。)

AOLは、1998年にVC投資のファンドを2億5千万ドルで設立した。アーリーステージの技術企業に投資するためのもの。投資先の中にはTivoなども含まれる。70社投資したうち、20%が上場したか買収され、今のところ1億5千万ドルのリターンがある。残っている40社のうち、さらに上場する企業もあるので、まぁとんとんかな、というところ。

で、このファンドの位置づけはというと:
The venture fund, which typically invests between $2 million and $5 million per company, barely registers a blip on AOL Time Warner’s bottom line.

ちっぽけな額なので、投資利益は関係ない、と。

But it plays a key strategic role on behalf of its parent: making sure AOL Time Warner keeps its finger on the pulse of promising new technologies.

が、戦略的には大事、と続く。将来が期待される新たな技術の会社の「脈をはかる」のが目的だと。

企業による戦略的なベンチャー投資は、いろいろな会社がやっている。数十億円くらいの小さいものから数百億円とかかなり大規模なものまでいろいろ。それも、時流にしたがって「はやりすたり」があるのだが、はやっているときにどっと投資して、すたっているときにやめる、というのはもちろん危険。

そもそも「はやっている」ときは、投資先の企業価値も高くなるから高買いすることになる。「すたっている」ときは、安くいい会社に投資できるチャンス。

さらに、戦略的投資先のベンチャーの技術をうまく自社事業に活用するには、それに適した人材を組織のあちこちに配置、経験を積んでもらう必要もある。例えば、「社内の技術と、社外の技術を冷静に比較できる能力」と、「社外のものの方がいいとなったときに、自社の開発をやめさせられる力」の両方を持った人材が欠かせない。前者の「比較能力」を持った人材を突然どこかから連れてきても、後者の「社内での信頼または政治力」を得るには時間がかかる。それ以外にもいろんな社内システムが構築されている必要があり、その実現には「組織的ラーニング」の蓄積が必要なのである。

ということで、企業のベンチャー投資は、本気で、かつ淡々とそうめんのようにながーくやっていくことで、いぶし金的効果が出てくるものなのだ。

インテルキャピタルも、今だに250人の人材を世界において投資をし続けているとのこと。

Z会も言っている通り「継続は力なり」なのであります。

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