Softwareの行方

アップルがブラウザーを発表した。その名もSafari。
■Borlandが復活してきている。スプレッドシートやらデータベースといった主力製品がマイクロソフトに席巻され、一時期はCEO自ら「No one knew it(=Borland) was still alive」というほどの会社だったが(私もとっくになくなったと思っていた)、なんと、2000年3月よりmarket capがあがったシリコンバレーのテクノロジー企業13社の一つなのだ。Javaの開発ツールで「software industryのスイス」として地位を築いている
■ついにマクロソフトがdividendを出すのでは、という噂が。もうソフトウェア業界は成熟してきたから、というのがreasoning

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この3つのニュースはソフトウェアの成熟によるマイクロソフトのドミナンスに抵抗するアップルとBorland、という構図の象徴なのか?

フィンランドがあれだけ少ない人口にもかかわらず、携帯電話産業が発展したのは、百以上もの電話会社が乱立、厳しい競合の末に数社が生き残ったからだった。アメリカのソフトウェア業界も、やがて数社に統合されるのだろうか。それはいつ起こるのだろうか?

まだまだ、ソフトウェアは「plug and play」になりきっていない。テレビ並みに安定したとき、初めてソフトウェアは「数社がドミネートする成熟産業」になるだろう。でも、その前に「テレビがPCなみに不安定になる時代」が来る確率もあるんだよなぁ。自動車OSなんてのまでMSは開発してるので「何もかもが不安定になる時代」だって来るかもしれない。「2001年宇宙の旅」は宇宙船のAIソフトHALが反乱する話だが、そんな派手な乗り物に載らなくても「ソフトウェアの異常稼働」を楽しめる(?)時代はすぐそこにあるかも。

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