アメリカ軍ご指定結婚マニュアル

アメリカでは、軍隊に入るといろいろといいことがある。
もちろん、戦争に行って死ぬかもしれない、というデメリットがあり、それとバランスを取るためのものであるからして、ウカウカと喜んでもいられないのだが。

よく知られる「イイコト」としては、退役軍人は一生医療がただ、というのがある。これは前もちょっと書いたが、全米にVA (Veterans Affairs=退役軍人)病院というのがあって、家族も含め無料で全ての医療行為が受けられる。スタンフォード大学のすぐそばにも大変立派な900床のVA病院が。「保険代が夫婦で15万円」なんてこともありえるアメリカでは、偉大なメリット。

さて、そんなアメリカの軍隊が最近、兵士向けに恋愛・結婚カウンセリングもはじめたとのこと。

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作るは困難・使うは簡単-リアルタイム・エンタープライズ

新日本監査法人の季刊誌、IPOセンサー2006年1月号に掲載いただいたコラムです。

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シリコンバレーでソフトウェア産業に携わる人たちを見て感心するのは、「地に足の着いたこまごまとした開発」と、「個別の開発を思い切り抽象化した包括的ビ
ジョンの構築」との間を、自在に行ったり来たりする能力だ。アプリケーションの開発は、コードをがりがりと書く仕事。一方で、アーキテクチャをしっかりと
作り上げるには、個別の開発から何段階も次元を上げ、高いところから俯瞰する哲学的思考が求められる。そしてその両方を行き来することで技術が進歩する。
「現実の泥沼をかき分けて進む力」と、「体系化する力」の両方が求められる、知的力仕事だ。

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オンラインゲーム帝国の誕生

1月26日に日経産業新聞に掲載頂いたコラムです。

「オンラインゲームは、新たな国家の誕生か?!」という話。オンラインゲームの中の資産売買の儲けだけで、リアルの世界でも生きていける人が誕生、オンラインゲーム通貨が、まるで実在の国の通貨のようになってきつつある、と。円とドルが兌換できるように、オンラインゲーム通貨とドルとの交換レートも設定されたりして、オンラインゲーム運営者の役割も「単なるゲームの場貸し」から、「中央銀行」へと変わってきていて、いや、大変ね、というようなこと。

では、以下本文です。

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Los Altosに日本ケーキ屋誕生(とゴルフダイジェストオンライン)

「ゴルフダイジェストオンラインが上場したおかげで、シリコンバレーでも日本のケーキが食べられるようになった」という、風が吹けば桶屋が儲かる話です。

近所に日本風ケーキ屋Saturaが開店した。近隣の日本人は騒然としている・・・というのは言いすぎだが、私一人が騒然としているのは事実である。

繊細な外見、繊細で軽い味の、日本のケーキが食べられるなんて。経歴のところにも書いたとおり、私はなーんとパリまで行って、コルドンブルーという料理学校のケーキコースに行ったこともあるくらい甘党なのだ。学校ではMention Bienという優等賞までとったのだ。(←自慢)

Saturaは、東京は表参道のアニヴェルセルなるケーキ屋と何か関係があるらしい。どういう関係は不明だが、なんだかすごそうではないか。日本風ケーキはニューヨークやLAで「都会的でおしゃれな食べ物」として密かに人気を呼んでいたらしいが、それがついに僻地のシリコンバレーにも誕生したのである。スバラシ。

オープンしてまだ2週間ほどなのに、3回行った。いつも結構賑やか。まずはしばらく持ちそうで安心。(SaturaがオープンしたLos Altosの商店街は、かなり寂れている。)

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Battlestar Galactia – 続き

おとといBattlestar Galacticaについて書いたら、頭の中がGalacticaで一杯になってしまった。書くという行為は、思いを強める効果がある。言葉にすることで、それが自分の中でより本当になっちゃうんですな。コトダマ(言霊)の力である。ということは、ラブレターって、書くことによって相手をさらに好きになるに違いない。一方、ラブレターを受け取る側は、それがなんとも思ってない人からだったら、かなり不気味に思うであろう。(大正時代じゃあるまいし)ということは、片思いの相手にラブレターを書くというのは自殺行為だな。

本題に戻って。昨日のエントリーに頂いたTrackbackなどを通じて発見したのだが、本物のシーズンに先駆けて作られたGalacticaミニシリーズの日本語版が出ているのを発見。

バトルスター ギャラクティカ-サイロンの攻撃

SFが好きだったら是非見て欲しい。そしてみんなでギャラクティカを語ろう!!?

また、さらに、hatena等のブログで感想を書いている人たちも発見しました。私1人の感想でDVD買うのもいかがなものかと思うので、参考にしてください。

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24をしのぐ傑作「Battlestar Galactica」

24の5シーズン目が先週始まった。
「You gotta trust me(ハァハァ)」
のJack Bauerさんのあれであるが、今回のシリーズはものすごいらしい。今朝の朝刊の記事でも、「評価も視聴率も絶好調」と書いてあったし、近くに住んでいる友人たちも軒並み絶賛。
「シーズン1は、途中で飽きて結局最後まで見られなかった」
とか、
「今まで一度も24を見たことがない」
という人まで、
「固唾を呑んで見入った!」
とのこと。請うご期待。 (私はDVDが出てから見ることにします)

Galacticaが、しかし今日の話題は、私が最近はまっている別のテレビシリーズBattlestar Galactica。Sci-fi channelというオタクチックなSF局の番組だが、その高度なストーリーラインで、
「テレビドラマシリーズの歴史上トップ5に入る」
という評論家もいるくらい。SFに限らず、全ドラマを母集団として、です。

というのも、耳がとがったり、脳みそが額から透けている生物が一つも出てこない、大人のSFなんである。

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センター試験のまつがい

「今日からセンター試験 受験生本番控え下見」
というタイトルが、ちょうど今Google Desktopのニュース欄に出ている。Google Desktopをインストールすると、自分のPC内の検索に加え、ニュースとか天気予報とかを配信してくれる。日本語バージョンにしたら、日本のニュースがあれこれ表示される。久しぶりに日本の雑多なニュースを片目で眺めながら仕事ができて懐かしい。

というわけで、私のセンター試験時の「まつがい」です。当時は「共通一次」って呼ばれてましたけど。

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Googleはなぜラジオに進出するか

昨日、GoogleがDMarcというラジオ広告代理店を買収することが発表された。取りあえず最初に$102 million、今後マイルストーンが達成されればトータル買収額は$1.13 billionになるという、結構なお値段。

DMarcは、ラジオに広告を出すプロセスを自動化しており、AdWordsラジオ版。San Jose Mercuryの記事では「Google Voiceとか、AdVoiceという名前になるんじゃない?」とのこと。

「オフラインとオンラインの融合」
「Googleのメディア企業化」

といったフツーの議論は当然あちこちでされてることと思いますが、その前に

「なんでラジオ?」

という疑問はなかろうか。

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ビジネスマンとアート:Tom PerkinsとCharles Ives

Tom Perkinsが本を書いた。シリコンバレーで一番有名なベンチャーキャピタル、Kleiner Perkinsの創設者のPerkinsさんである。御年73歳。本のタイトルはSex and the Single Zillionaire。そうです、「ハーレクインロマンス」系恋愛小説なのであります。

Wall Street Journalの記事いわく

"Sex and the Single Zillionaire," which features a handsome investment
banker who agrees to participate in a TV dating show. Sex scenes are
sprinkled throughout, as readers glide from a Manhattan penthouse to
exotic islands to a lavish yacht.

マンハッタンのペントハウスからエキゾチックな島、豪奢なヨットなどでのエッチシーンが満載だそう。

"no ‘ghost’ did the writing."

ということで、本当に自分で書いたんだそうだ。

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マンガは世界の共通語

Peachfuzz
San Jose Mercury Newsに、今日から毎週マンガが紹介されることとなった。日本のマンガ風に描かれたアメリカのマンガ。英語のマンガ出版社として最大のTokyopopから、毎週金曜に新しいマンガを紹介していくんだそうです。で、初回の今日は、Peach Fuzzというバリバリのマンガ。

「9歳のアマンダちゃんが、お母さんにおねだりしてイタチを買ってもらう」

というお話。イタチの名前がPeach。イタチ(ferret)という選択はアメリカ的だが、絵柄や、主人公の感情の流れなんかは、まるで日本の(お子様向け)マンガだ。

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