マンガは世界の共通語

Peachfuzz
San Jose Mercury Newsに、今日から毎週マンガが紹介されることとなった。日本のマンガ風に描かれたアメリカのマンガ。英語のマンガ出版社として最大のTokyopopから、毎週金曜に新しいマンガを紹介していくんだそうです。で、初回の今日は、Peach Fuzzというバリバリのマンガ。

「9歳のアマンダちゃんが、お母さんにおねだりしてイタチを買ってもらう」

というお話。イタチの名前がPeach。イタチ(ferret)という選択はアメリカ的だが、絵柄や、主人公の感情の流れなんかは、まるで日本の(お子様向け)マンガだ。

Manga (pronounced mahn-ga) is simply Japanese comics, but its visual
and narrative style has generated rabid fans around the world and
inspired many up-and-coming U.S. artists

ですと。浮世絵がモネやゴッホを啓発したように、日本のマンガが世界のアーティストを触発する時代となったのであります。

ガンダムとかマクロスから発祥した日本のマンガ(&アニメ)ブームもここまできたか、、、と感慨深い。で、このPeach Fuzz、どういう人が読んでいるかと推測するに・・・主人公は9歳でも、読者は中学生・高校生ではないかと思われます。「親がマンガを子供に買ってあげる」というほど、マンガが一般的ではないので、自分のお小遣いでマンガが買える程度の年じゃないといけないのではないかと。

それに、一般的に日本より読者の年齢層が高いようだし。先週のSan Jose Mercuryには、近隣のhigh schoolのアニメクラブの話が載っていて、それには「好きなアニメはナルト」とか書いてあった。(ナルトって日本では小学生が見るもんですよね?よく知らんのですが。)

(このあたり、アメリカで小学生の子供をお持ちの皆様でご存知の方がいたら教えてくださいませ)

San Joseの紀伊国屋書店でも、英語版のマンガを買いにくるアメリカ人の高校生・大学生くらいの子達がだんだん増えている。買っているのは結構おこちゃまっぽいヤツの翻訳版。とはいうもののの、一冊10ドル超する上、ビニールカバーがかかっていて中身が読めないので、10冊ほどを抱え、
「この中のどれを買ったらいいのか!」
と苦悩している男の子を見たことも。アメリカではまだ、マンガ=オタク、という域を出ないようだが、いずこの国でも、オタク道は厳しいのである。

ちなみに、英語化されていないアニメに、勝手に字幕をつけることをFansubという。fan-subtitledの略。Wikipediaを見ると、「初期のFansubは、プロの翻訳を雇っていた」とあり、とってもコストがかかりそう。この辺にも厳しいオタク道がある。

最近では、集英社と小学館のJVのVIZという会社もサンフランシスコにあり、精力的にアニメやマンガのアメリカ市場展開を図っている。知り合いも何人か働いており、1年位前で「150人くらい社員がいる」と言っていたから、今はもっといるのかも。

VIZの功績か、以前だったら想像もできないような少女漫画も英語化されている。その中にはニューヨークが舞台のBanana Fishなんかもある。うーむ、日本人が書いたニューヨークのマンガを、アメリカ人はどう読むのだろうか。興味深し。

そういえば、日本のまんが界が生み出した不倒の金字塔ジャンル、少年愛モノも結構受けてるらしい。ボーイズラブとかヤオイとか言われてるあれです。2年位前に、NPRラジオでそういう話があり、
「かっこいい男の子ばっかり出てくるから好き」
というアメリカ人女子のインタビューが流れていた。

いやー、大人になると、
「アメリカ人ってどうしてこんなに日本人と違うだろう」
ということが多いのだが、子供時代は同じような感性なんですかね。

やがて、子供のころに日本のアニメやマンガを見て育った世代が大人になると、アメリカ人でも
「きゃー、うそー」
などとかわいい感嘆の声をあげる女子が増えるのであろうか。それはそれで不気味な気がするが。

マンガは世界の共通語」への5件のフィードバック

  1. ナルトは、日本だと週刊少年ジャンプに連載されているので、小中学生がターゲットだと思います。もちろん、ジャンプは大人もけっこう読んでいるようで、発売日の通勤時間帯の電車の中にはジャンプに読み入っているサラリーマンが少なからずいますが。
    今、San Joseの某社に勤務している方と仕事をしており、彼の携帯端末にナルトのアニメが入っていて驚かされたことがありましたが、こちらの記事を見て合点が行きました。ちなみに、彼が日本から帰る際のお土産は、マクロスのマックスのフィギュアでした。マクロスの他にも、ガンダムSEEDや甲殻機動隊など、よく知っているなと驚かされました。
    確かに、マンガ(アニメ)は、世界の共通語ですね。

    いいね

  2.  こんにちは。chika-sanが買われた商品を紹介されていたので、私も紹介したいと思います。そう、去年注文した、珍しい商品。その名も「魔法のフライパン」というものです。
     このフライパン、ただいま、納品まで3年も待たなきゃいけない代物なんです。
     だからって、このフライパンを使えば、「野菜が肉に変わる」というような魔法がホントに起きるわけじゃないんです。なのに、3年待ち。
     理由はこのフライパンが、尾張鉄器という鋳造品で、ものすごく熱伝導性がいいからだ、と思います。なんせ、3年待ちなもんで、再来年ぐらいにならないと商品が手元に来ないので、実際の使い心地はわかんない。
     興味があれば、ホームページがあるので、そちらで詳しく調べられると思います。http://www.nisikimi.co.jp/

    いいね

  3. field_isle-san,
    ナルトは中学生も読むんですか。なるほど。。。
    フィギュアといえば、私も昔、アメリカ人の知人から「日本でゴジラのフィギュア買ってきて・・・」と頼まれたことがありました:-) アニメじゃないですが・・
    burabura-san,
    うう、私の15ドルで買った鉄なべ(cast iron ovenといわれるもの)とどれだけ違うのか・・・是非使ってみたいものです。でも3年待ちは厳しいな。

    いいね

  4. fuzzyというのは聞いてますが、fuzzというのは初めてです。フェレットは笑いませんけど(笑。下から見上げると、猫と同じく笑っているような顔に見えます。
    実物を見てみたいものです。「動きが違う!」とか。

    いいね

  5. アメリカ産日本風漫画・・・ですか(汗。すごいですね。日本のアニメもここまで来たかっ、てカンジですね。アニメ・漫画大好きなオタクな私としては嬉しいばかりですね。
    ナルトは確かにジャンプ掲載ですけど、読んでいる人たちの年齢層は結構幅広いと思いますよ?逆に国民的すぎるドラえもんなどは、低年齢の子達に漫画として読まれていないと思います。まぁドラえもん連載など低年齢向漫画誌でやっていますが・・・
    確かにオタク道は厳しいですね~。ですが厳しいのは現実的に買い物したいときや、なにか政策したいときで今時はネットを使えば簡単にコストかからずできちゃうものです。現に私もそうですしね(笑。
    それにFunsubだって今じゃぁフォーラムを伝わって、素人同士がチームつくって時間はかかるけどコストはかからないやり方になってますし。
    現に私も漫画やアニメの訳などをしたことありますし。結構みんな好きでやっているので、ちゃっちゃっと進んでいきますよ~。
    この頃は外国でも同人誌などをちょくちょく作っているみたいなので、偶に英語→日本語の訳も頼まれます。やっぱり描くのが難しいので、量は多くないですけどね。
    オタクは万国共通の萌え心!!v(笑
    実際にポーランド、ハンガリー、ベトナム、マレーシア、チベット・・・などなどアニメオタクな友達もいますし。
    日本の漫画やアニメの海外発信により、一番気になるのは今日本が築きあげたオタク文化の国際化ですね・・・外国人なオタクと日本人なオタクは性質(属性)が違いますからねぇ・・・ちょっと心配です。外国人が「萌え~v」と言う姿は確かに奇妙ではありますが、まぁ、個人の趣味ですし見慣れたすむことですしね。
    それよりどうやって日本人のオタクさん達とウマがあうかですね。

    いいね

コメントする

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中