photo by Tambako The Jaguar
何度か書いているように「悲惨な死に方」収集家である。「悲惨な死に方」とペアで「それを避ける方法」を知ることにも興味がある。
「熊に食べられる」というのも悲惨な死に方だが、では熊に出会ってしまったらどうしたらよいのか。
その対処法は相手が black bear か brown bear(グリズリー)かで180度異なる。black bear だったら死に物狂いで戦うのが吉、より凶暴な brown bear だったら死んだふりをしたほうが生存確率があがる。
しかし残念ながら素人が一目でblack bear と brown bear を見分ける方法はない。
色:black bearは黒、青みがかった黒、こげ茶、茶色、シナモン色、白なこともあり、brown bearは黒からブロンドまでいろいろあります → わかりません
体重:brown bearの方が圧倒的に体重がありますが、800ポンドのblack bearのオスもいれば、250ポンドのbrown bearの雌もいます → わかりません
識別ポイントは上のリンク先ページに図解してあるとおり、肩の盛り上がり、横顔のライン、爪の長さ、だそうだが、brown bearとblack bearが横並びで襲ってくれば見分けがつくかもしれないが単体で来られてもわかりません。でも横並びで一緒に来られたら「半分死んだフリしながら半分死に物狂いで戦う」というシュレディンガーの猫のようなことをしなければならない。
ではどうしたらいいかというと「自分がいるところの近くにいる熊はどちらの種類かを知っておく」ということしかないようだ。例えばカリフォルニアには black bear しかいない。だからヨセミテなどで熊に近距離で出くわしたら、ひたすら戦う、戦う、戦う。(距離があったら、低い声で話しながら少しずつ後ずさりするのがよいらしい。また、ある程度距離があれば「あっち行けクマー」などと大騒ぎしても相手が逃げていくこともあるようだ。ちょっと危険な賭けも気がするが。)
例外として black bear でも子連れの母グマだったら凶暴性が高いので「死んだふり」がよいそう。
して、「正しい死んだふり」とは、うつ伏せになって首の後ろを両手でカバー、肘と足はガッと広げて、熊にひっくり返されないようにすること。そして少々引っかかれたり噛み付かれたりしてもじっと耐える。
しかし「食べられ始めたら」耐えるのはやめ反撃に出た方がよい、とのこと。ただし、ここで反撃に出て生還した人がいるかは不明。食べられながら母親に携帯で電話して「愛してる、お母さん」と死んでいった19歳のロシア人女性もいたが・・・。
以上、これを読んだことが役に立つことはまず皆さんの人生において皆無であろう。強いて言えば教訓は「知は力なり」ってことでしょうか。
はじめまして。いつも興味深いポストありがとうございます。
今年の夏、Yellowstoneにキャンプに行った時、まさに熊対策の動画をYouTubeで夜な夜な見てました。結果、最善策は「熊スプレー」ですね。
Yellowstone近郊にあるgrizzly & wolf discovery centerのお姉さんの実演も見てきました(笑)
でも「ここまで熊が近寄るまでスプレーは噴射しないでー」と言ってましたが、その距離の近いこと近いこと。噴射する前に恐怖で気絶すると思いました。結局、当地で熊には遭遇せず動物園で見てきました。
クマのプーさんのイメージ強すぎて愚鈍な生き物だと思ってましたが、熊って走るのも泳ぐのも早いんですよね〜
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クマに襲われたら口の中に手を突っ込め!? アイヌ民族伝説のハンターが語る、クマへの対処法
http://tocana.jp/2014/05/post_4126_entry.html
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