倒産するのでは、とみんなが思っているシティバンク。そのシティバンクからお手紙がやってきた。
「家を担保にした根抵当ローンを停止します」
というもの。ははは、きっとそうくると思って、もう満額借り切っちゃったんで全然問題ないんですが。
元のローンの説明をすると、家を抵当にしたローンで、設定された限度額内だったらいつでも借りられる、というもの。
で、
「近隣の住宅価格下落に伴いローン停止」
というお手紙が来たのであった。「停止」の元の言葉は「suspend」。「借りている分は急に返せとは言わないが、限度額に達していなくても今後は貸しません」、というもの。
半年前くらいから、いつかはこのような顛末になるだろうという予測の元、さっさと全額借り出してしまったので、特に痛痒なしですが。用途は享楽費用ではなく家の改築費用でございます。
しかしこれ、もし我が家同様の家の改築のために同じようなローンを借りた人がいたとして
「まずキャッシュで持っている自分たちのお金から使って、それがなくなったら根抵当を設定してあるローンのお金を使おう!」
とか思っていたら、結構困りますね。アメリカで家を建てるのは、五月雨式に工事の進行に合わせてちょろちょろといろいろな業者にお金を払い続けるもの。して、途中で突然資金が尽きると、
「おっと、床を入れる前に資金ショート!」
てなことになりかねないわけです。
バブル崩壊時には、諸般の利用で工事の途中で資金ショートを起こし、工事現場のまま放置される家が増えるのであった。不景気の風物詩ですな。
ドットコムバブル崩壊時の事例は:
建たない豪邸
豪邸に住むためにどこまでするか
貸しはがしではなく、貸し渋りだと思います。
金を返せと言い出すと、「貸しはがし」。
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