インターネット上の悪評の消し方

毎日.jp(と毎日の英字新聞)が英語版ですごい記事を書いてたことが問題に(知らない方はこちらあちらをどうぞ。海部さんのブログもあります)。私は謝られても許したりしないので謝罪とか興味ありませんが、果たしてわたしが今当事者(毎日新聞の人)になってしまったらどうするか考えてみました。

やっぱり「すばらしい内容の英字サイトを構築」かな。ついでにサーチ結果を最適化してくれるSEOをどこかの会社にアウトソースする、と。そして、新しい良い記事、良い評判の方が、過去の悪い評判よりサーチ結果で上に来るようにするわけです。短期的効果はないですが。

まぁ、これは別に私が考え出したわけではなく、結構前から言われてること。

たとえば、悪い評判が立ってしまったらどうしたらよいかを書いたNew York Timesの記事:Dealing With the Damage from Online Critics

“Your reaction often, if you’re a small business, is to get angry and
to fire off a letter,” said Barry Werbin, an intellectual property
lawyer at Herrick, Feinstein in New York. “Some big companies do it.
More often than not, the person who posts the gripe site can’t wait to
get that letter and post it.”

「悪い評判を立てられた側は、怒り狂って手紙を書いたりしたくなると思うが、その手紙を公開され、かえって問題を大きくすることが多い。」

それはそうでしょう。ちなみに、「怒りを手紙にして送りつける」というのはアメリカ的ではあります。電話くらいじゃ相手がまともに対応してもらえない、という悲しい事実があるためですが。

ではどうしたらよいか。

記事では、ケースバイケースで対処方法は異なる、と。「無視する」、「弁護士を立てて不当な悪評を書いた本人に警告状を送る(また手紙だ)」、冒頭の「SEO作戦」などが載ってます。

さらに、「新聞よりインターネットにかかれることの方が客商売ではダメージが大きい可能性も。オンライン情報はいつまでも残るから」と。

「オンラインの評判は大切」というのは、ブログを読んでいるような方には自明かもしれませんが、San Jose Mercuryにはこんな話も。20前後のワカモノが、飲酒運転で人身事故を起こした後、浮かれたパーティー写真をSNSのサイトに掲載、それを裁判で使われて量刑が重くなった、と。(しかも複数のケースで)。

he thought to check her MySpace page while preparing for sentencing.

The page featured photos of Buys – taken after the crash but before
sentencing – holding a glass of wine as well as joking comments about
drinking. Perlin used the photos to argue for a jail sentence instead
of probation, and Buys, then 22, got two years in prison.

Darwin Awardものですなぁ。

というわけで、このように大事なオンラインの評判を立て直すことを事業にしている会社も山のようにあります。Googleでonline reputation recoveryなどとサーチすると50万件以上の結果が。

お世話になりたくはありませんが。

インターネット上の悪評の消し方」への6件のフィードバック

  1. 毎日新聞に関して、もう少し詳しい記事。(元毎日社員の佐々木俊尚氏によるもの)
    http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2008/08/05/entry_27012752/
    http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2008/08/11/entry_27012908/
    毎日新聞に限らないんでしょうけど、「ネットのことなんて、よくワカランわい」という世代が組織の上層に居て決定権を握っている限りは、「悪評が出た後の適切な対応」というものがあったとしても、素早く行動に移すのは難しそうですね。

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  2. 千賀さん、はじめまして。
    あそこでもかしこでも毎日新聞騒動ですね。
    本題と全く視点が違うのですが、本件で改めて思ったことは「日本で行われている報道の全容を海外から把握するのは難しいなー」ということ。
    私はシンガポールに住んでいるのですが、今回の件は私のブログの読者の方から「どう思いますか?」と意見を求められて、こんなに大騒ぎになっている事実を初めて知りました。で、Googleすると毎日新聞の7月20日の発表がトップに出てきたので、信じてしまったのですが、実はネット上などでこれも虚偽であることが大騒ぎになっていたようですね。
    普段、The Economist、たまにBBC、日経ビジネスオンライン、という情報ソースなので、こういう類の報道は引っかかってきにくいのですが、どういうソースを利用されていますか?
    まあ、思いきって「入ってこなくてもいい、と割り切る」のも解だと思いますが。

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  3. chikaです。
    「よくわからん」ものを経営するのがプロってものかなぁ、、という気もしますが難しいですね。
    日本のニュースについては、私は「入ってこなくてもいい、と割り切る」派です。あとからいくらでも検索できるので、必要が生じたときにサーチすればよいかと。。。。
    そういえば最近アメリカで見聞きした日本のニュースは、「超高価な新種ブドウ」。関係ないですが。

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  4. >「超高価な新種ブドウ」
    アメリカで売ってるんですか?
    シンガポールでも日本の高級果物(とちおとめ、巨峰etc.)は富裕層に人気で、もも2個1,000円とかで売ってます。
    輸出先はやっぱりアジアが多いみたいですね。
    http://www.maff.go.jp/sogo_shokuryo/yusyutu/minagir_gaiyou/h190829/data4_02.pdf
    ガラパゴスで磨いた味覚は島外でも通用するようなので、これからは農業国で!っていうのもありかもしれません。

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  5. ブログ論壇をまたまた調査

     佐々木俊尚氏の『ブログ論壇の誕生』には巻末付録として氏が普段よく見る171件の著名ブログが掲載されている。私にはほとんど縁のない物ばかりで、その存在を知らない物が多い。そこでふと思ったのが、これらのアルファーブロガーが、waiwai問題をどのように捉えているのか……

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