デジタル時代の休暇in Curacao

休暇に来ています。ワイヤレスルータを自ら持ちこみ、部屋内WiFiも完備。かなり辺鄙なところですが、ちゃんと仕事もできる。

「休暇は日常をすっかり捨て去っていくべきか」

というのは、デジタル時代、インターネット時代の永遠の課題であります。理想的には、すべて捨て去って、仕事と隔絶されたアナログな暮らしに没頭するのが美しい。美しいが、それをやると、仕事に復帰するのがつらくなるばかりだし、長いこと休暇に行きにくくなる。私は諦めて、working vacationで毎日ちまちまと働きつつ、ダイビングをしております。はい。ということで、しばし「紀行ブログ」に変身します。私のブログでは「今日あったこと」を書くことが少ないので、書き手の自分としては新鮮な試み。

さて、今いるところは、カリブ海はオランダ領ABC島(the Netherlands Antilles)と呼ばれる、Aruba, Bonaire, Curacao3島の一つ、Curacao。タイムゾーン的にはNew Yorkと一緒でより1時間早く、ベネズエラの沖合にあります。(アメリカが夏時間の間は、東海岸とCuracaoは同じになります。)

あの、クソまずいリキュール、ブルーキュラソーの産地であります。(ちなみに、ブルー以外にもいろいろな色がある。)正しい発音は、クラサオ、の方が近い。「サ」にアクセントがあります。

ここは、日本から来るのは相当つらい場所でもあります。日本から直行便があるアメリカの都市から直行便も出ていますが、1日1便しかなく、乗り継ぎがめちゃくちゃなことが多い。多分、オランダ経由で来る方が楽かも。(オランダ領故、オランダから直行便あり。)

サンフランシスコからですら、以前はどこかの空港で夜を明かして24時間がかりで到着、という感じでありました。今回で3回目のCuracaoですが、今回はマイアミ経由で、マイアミの乗り継ぎ時間が45分というすばらしいコネクション。朝7時にサンフランシスコを飛び立ち、現地時間夜8時には到着という「普通の旅」に。

しかし、マイアミでの乗り継ぎはえぐい。ターミナルがAからEまであるんですが、そのCからEまで歩かないとならない。(電車等なし)。10分くらい歩いたところで、「Eターミナルまであと17分」という表示があって、
「ま、間に合わん!」
とはや歩きに。結局間に合いましたが、搭乗口についたらもうほとんどの人が乗り込んだ後であった。ふー。

マイアミからCuracaoまでは2時間の飛行時間なり。

Curacao空港は、最近オープンしたばかりの新しい建物で、荷物をピックアップするところには、「お金を払うとカートが一つ取り出せる」という、よくアメリカの空港にある有料カートディスペンサーが2機あた。・・が、いずれも、お金を入れるところが壊れていて動かない。

うーむ。

一方、小銭で、車寄せまで荷物を運んでくれるポーターはうろうろして仕事取りをしている。

これは、あれですな、仕事を奪われる危機を感じたポーター連中が、カートディスペンサーを壊したに違いない。ちなみに、こういう「犯罪的意図を持って、暴力で物体を壊すこと」とvandalizeといいます。(突然英語講座)。

さて、荷物をピックアップすると、税関には長蛇の列ができている。30メートルはあろうかと思われる列は遅々として全く進まず。ま、南の島だから仕方ないね、とダンナとぼーっと並んでいると、突然列がずんずん進み始めた。

ずんずんずん。

ぐるぐると回って税関の所につくと、荷物を一つ一つ通すX線検査機の横に係員が立ち、大荷物をガラガラ運ぶ旅行者に、「どんどん進め」と手で合図。

スルーですか。

・・・なんかネットワーク・ファイアウォールみたいな税関だな。トラフィックが一定量を超すと、すべてのパケットがスルーになる、という。

でも、その後、レンタカー窓口で、30分ほど待つはめに。ほんの数名しか並んでいなかったのだが、一組10−15分ほどかけて手続きしてたので。レンタカーの手続きはどうしてこう時間がかかるであろうか。ちなみに、この島のレンタカーはどれも小さい。私たちが借りたのもスズキ。島系はたいていこんな感じですが。

そして、20分ほど島の道を走ってたどり着いたのがKura Hulandaホテルであります。その名の通り、オランダ系。空港にほど近いCuracaoの首都(というか・・・)Willemstadにメインのホテルがあり、私たちが今回泊まるのは、その分店的、西のはずれのビーチリゾート。最後は細い田舎道になって、夜たどり着くのは結構困難。我々も、うっかり人の家のドライブウェーに入り込んだりしながらやっと到着。直後にレンタカーで到着したオランダ人も「むずかしー」と嘆いていた。

というわけで、WestpuntのKura Hulandaにレンタカーで行く方は、最後

「墓地の角で左折」

するのをお忘れなきよう。。。と、おそらく誰の役に立つこともないであろう情報で、今回のエントリーは閉めたいと思います。

デジタル時代の休暇in Curacao」への2件のフィードバック

  1. こういうの好きです。プロセスを楽しむとか共有するとか。受け取り方って人によりますし、何か結論付けると、我々の脳はその認識から抜け出せなくなりますからね。無理に結論付けないようにどんどん新しい情報を流していくのって、いいと思います!
    それにしても準備が役に立たなそうで、面白そうですね。X線パスはおじちゃんちゃんと仕事しろよ、っと思いますが、まあ、ありかって気もします。
    私は来年イエメンのsocotraに逃避しようかと・・・。お湯さえないとか。

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