ニューヨークの20代では、女の給料は男より17%多い

ほほー、ついに。アメリカのいくつかの都市圏で、20代でフルタイムの仕事をしている人では、女性の方が男性より給料が高くなったそう。で、ニューヨークでは、17%も違うと。(New York Times: Putting Money on the Table

For the first time, women in their 20s who work full time in several
American cities — New York, Chicago, Boston and Minneapolis — are
earning higher wages than men in the same age range, according to a
recent analysis of 2005 census data by Andrew Beveridge, a sociology
professor at Queens College in New York.

For
instance, the median income of women age 21 to 30 in New York who are
employed full time was 17 percent higher than that of comparable men.

なぜなら、、、と続いて

53 percent of women employed full time in their 20s were college graduates, compared with 38 percent of men.  Women are also more likely to have graduate degrees.

女性の方が学歴が高いから。20代でフルタイムの仕事をしている人のうち、女性では53%が大卒なのに、男性では大卒は38%のみ。大学院まで出ている人も女性の方が多い。

4年前に、男子の学問下等市民化、というエントリーで、高校の男女間学力格差が広がって、落ちこぼれていく男子の救済が必要になっている、という話を書きましたが、それがそのままトコロテン式に年齢が上がっていくと、こういうことになるということでしょうか。

ま、冒頭の比較は特定の都市部だけのものなので、そもそも教育レベルが高い女性しかフルタイムの仕事についていない、(それ以外の女性はパート、とか、そもそも大都市部に仕事をしに出てこない、など)といった理由も考えられますが。

さらに記事ではこんな調査結果も

Michael R. Cunningham, a psychologist who teaches in the communication department at the University of Louisville,
conducted a survey of college women to see if, upon graduation, they
would prefer to settle down with a high school teacher who has short
workdays, summers off and spare energy to help raise children, or with
a surgeon who earns eight times as much but works brutal hours.

大学生女子に、「毎日家に早く帰ってきて、夏休みが長く、子育てする余力が残っている高校教師の男性と、その8倍の給料を稼ぐが仕事に明け暮れる外科医と、どちらが結婚相手として望ましいか?」と質問。

答えは

Three-quarters of the women said they would choose the teacher.

4人に3人が、「高校教師」と。去年、男性に求められているのは「キュートなお尻と家事能力」という話を書きましたが、そういう感じですね。

ま、お尻と家事だけじゃさすがにダメで、

young professionally oriented women have no problem dating down if the
man is secure, motivated in his own field and emotionally supportive.

「自分に自信があって、自分のフィールドでやる気があり、精神的に支えになってくれる」という男性が、キャリア女性に求められている、と記事は続く。ま、自信がない男は、自分より収入の高い女とはやっていけないと思うので、これはもう前提条件という感じですが。

(ちなみに、冒頭の記事は、「とはいうものの、やっぱり女の方が稼ぎがいいことに抵抗を感じる人が、男性にも女性にもいる」という話。世の中は難しいですね。)

ニューヨークの20代では、女の給料は男より17%多い」への10件のフィードバック

  1. NHKの番組でやってましたが、NYの建設現場で働く女性の平均年収は1000万超えてるとか。
    市がバックアップしていて、6週間の無料の講習を受けられて、その後、見習い期間でも時給4000円と言ってました。
    しかも残業もなくて毎日3時には仕事が終わるらしい。
    ITなんかやってるばあいじゃないですよ!w

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  2. ヒラリーさんの演説のビデオで…women still earn only $.76 cents for every dollar men earn for doing the same work. と話していたのが思い出されました。数字の使い方が上手だなと印象深かったので。
    ニューヨークに関して言えば、友人らと話していると、その記事実感持てますね。。最後の抵抗感というのも。収入の多寡はともかく変なコンプレックス(穿ち過ぎか)がない男性というのもよくわかります〜。
    東京も一部でそんな感じになりつつあるような気がします。女性のほうが給与所得が高くなる母集団と言われても、すぐには思いつきませんが。

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  3. 若い子と話していると同じ学歴でも男性よりも女性の方が優秀な方が多いような気が一瞬しますね。
    よくよく聞いてみると言っていることは言っていることは、同じなのですが、女性はなぜか凄く自信をもって話していて、一方、男性は、凄くオドオドしながら話している子が多いです。
    発声とか育ち方とか、いろいろとあると思いますが、その場だけで判断するとしたら、女性の方が有利です。
    はじめは小さな差でも任せられる仕事などで、大きな差がそのうち生まれるんでしょうね・・・。

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  4. ちょっと昔、世界のアセットの90何パーセントかは、男性が所有しているという数字を見たことがあります。(ソースも詳しい前提もぜんぜん覚えていませんが。)
    資本主義のメッカNYにふさわしくフローでなくアセットで見たら、まだまだ哀しい数字だったりするんじゃないでしょうかねえ。
    女のヒトはマジメに働くタイプが多いということだと思うのですよ。女工哀史の昔から。

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  5. Michael R. Cunninghamのレポートの”settle down with”って、「結婚する」という意味なのでしょうか。「就職する」という意味なのでしょうか。Upon graduationなので就職かと思ったのですが。

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  6. chikaです。
    >「ハイブリッド男」
    この言葉は始めて見ましたが、基本的に「こういう男(=ハイブリッド)を求めている限りパートナーは見つからないよ」と若い女の人には言ってます(笑)。両方あるってのは無理だと思うんですよねー・・・・。いるかもしれませんが、いない前提で探さないと大海の一滴。
    >フローでなくアセットで見たら
    「20代プロフェッショナル」が母集団なので、アセットベースでも変わらない結果になるんじゃないでしょーか?もしかしたらより差が広がるかも。(女子のほうが健全に貯蓄・運用しそうだから)。男子のほうが親からの財産分与が多い、という話も聞かないので・・
    >settle down
    settle down with a high school teacher
    で一塊です。”with”なので結婚です。settle down for a teaching jobとかだったら就職、という意味でしょうか。

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  7. この話、”東海岸の大都市のサラリーマン(フルタイム雇用者)”というセグメントでこういう現象がおこったというのが一番おもしろいなあと思ったのですよ。
    「小さいときからボランティアなどの努力をして大学に入り、高くなる一方の学費を払いながらがんばってGPAをキープし、ばか高くなる一方の生活コストとレイオフの恐怖に耐えて都会の宮勤めをこなし、結婚したら家族のためにべらぼうな住宅ローンを払うべく働き続ける」
    というイメージ(偏見にみちてますが。)で、言われたルール通りにひたむきに頑張るのは女子なのだなあ、と
    裏をかえせば、リスク・テイカーが有利なゲーム(オタクややくざのはびこるハイテク・エンターテイメント産業、中小企業オーナー、ディーラー・ファンドマネージャーなど)では、まだまだアメリカといえども男子優勢な気がしませんか?
    でも真面目に考えたら、アセットのmedianではこういうのは見れないですね。
    ところで、借金大国アメリカでは女子のほうが貯金をするということもないという統計を見た記憶がおぼろげにあります。
    – まだまだfinancial managementはオトーサン(男)の仕事という刷り込みが強い
    – 結婚すればfinancial stabilityが手に入るという夢を捨てきれないので将来に備えない・備えたくない
    – お洋服などの可処分所得に対する誘惑が多い
    などの理由だったような。靴コレクションが最大のアセットだったキャリーみたいなのが実はけっこういると。

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