JTPAギークサロンの一環としてのSecond Lifeツアーは、混乱のうちに終了。
今回は、6人ほどが私の家からアクセス、残りは、ロンドン、日本、アメリカ各地、といったところから皆さんにログインしていただいたのですが、遠隔地から複数がアクセスして楽しむのは、初心者にはちょっと敷居が高いなぁ、というのが正直な感想。というのも、操作方法もよくわからない同志が、Second
Life内だけのやりとりでコミュニケーションを行うのは難しいので。自分のアバターの視点や仕草を操作したり、周囲のものを見たりしてると、中々チャットの文字まで
フォローできないんですよね。
逆に、一箇所に何人かで集まって、Second Life内のアバターをヨロヨロ動かしながらワイワイ遊ぶのはものすごく楽しい。(私、1年分笑いました。腹筋痛い。)文字で説明するのが困難な操作でも、画面を実際指差しながらだったら簡単なこともあるし。人生でSecond Lifeで遊ぶのはこの1回だけ、というのでも十分楽しめます。
(今回遠隔地からアクセスいただいた皆さん、もしつまらなかったらごめんなさい。私たち6人は死ぬほど盛り上がっていました。)
というわけで、一箇所にラップトップを持ち寄ってみんなでログインするのがお勧めです。(ちなみに、こういうのをLANパーティーといいます。) Second Lifeは、マシンスペックはかなり高くないとつらいですが、帯域はそれほどいらないので、数メガの回線で5-6人は楽勝。私の家は、6Mで契約、実測2 -3Mという回線ですが、6人でSecond Lifeアクセス、+別室からダンナが勝手なウェブブラウジングを行って特に問題なし。(ただし、時折、少々遅くなったことも。)
以降、スクリーンキャプチャ付き、ツアー記録です。
集合したのはJabara LandのYuruカフェ。カフェの方には、一応予め大勢で来ることを断ってはおいたのですが、お騒がせしました。真ん中手前で浮いてるのが私。最初のアカウント設定で選べるデフォルトのアバター「原宿guy」が2名いてやや混乱。一人(左奥のシマシマ)はなぜか、服装と顔が原宿guyでスタイルが豊満な女性、というので見分けはついたんですが、このヒト、やや不気味。(武士の情けで、誰のアバターかは秘密)。
(Yuruカフェの行き方:地図でJabara Landを検索してテレポート。Jabara Landについてから、Yuruカフェの座標(237 119 28)を直接インプットしてもう一度テレポート。)
私が昔、アルティマを着てしまった日産の島。「このパネルを右クリックしてobserveするとAltimaがもらえる」と説明している私。
みんなが同じ場所でどんどんAltimaを出したので、車同志が重なり合って大渋滞状態に。なお、この後、Altimaを出しっぱなしで次の島にテレポートしてしまったので、後片づけが大変だったかも。日産さんスミマセン。みなさん、テレポートするときは、出したものをtakeしてからにしましょうね。
体の形や髪の毛などが買えるCallaという店の外にある東屋。このいすに200分(!)座ると、Callaの商品が貰えるので、そのためだけに座って時間をつぶしている人と、それを見ている私。
大勢人が集まる場所の運営者には、Linden Labから奨励金みたいなお金が貰えるので、(もう奨励金制度は終了してるとのこと。コメントで指摘いただきましたので訂正。)
こういう
「いるだけで物またはリンデンドルが貰える場所」
はたくさんあります。(逆に言うと、それくらい、Linden Labは賑わいを生み出すために苦労してるしてたってことですね。)
最後の記念撮影中。この直後、
「巨大な箱を周囲にがんがんと置きまくって妨害する『箱テロリスト』」
が出現、箱だらけになって記念撮影できなくなったので、最初のYuruカフェに逃げるようにしてテレポート。
こういう妨害行為をする人たちは、度を超すと、死ぬほど退屈な「牢獄島」に送られてしまいます。(by Linden Lab。もっとひどくなると、アカウント剥奪。)
気を取り直してYuruカフェで記念撮影。お疲れ様でした、と一旦解散。
さらにしばしYuruカフェで和む一部参加者。しかし男性陣のアバターは、なんと申し上げたらいいのか。緑の人は、実は本人そっくりではあるのですが。
私のアバターは腹筋途中のような格好ですが、これは前に行った場所でデッキチェアに座ったら、それ以降、この姿勢から抜けられなくなったのでした。こういうときはその場所にもう一回戻って、「立ち上がる」というコマンドで戻れることもありますが、それでもダメな場合は、一旦ログオフしてログインしなおすしかない・・・みたい。
右奥で座っていらっしゃるのがYuruカフェ、オーナー様。お騒がせしました。
とんでもないアバターに食い込まれて不気味がっている私のアバター。とんでもないアバターの正体は武士の情けで秘密。
しなしなと横座りするとんでもないアバターと、それを呆れて見る私。
ちなみに、こういった仕草はそれぞれの椅子に仕込まれており、そこに座ると自動的にこの格好になっちゃいます。同様にダンスクラブ等では、ダンスの仕草を仕込んであるオブジェクトがあちこちにおいてあるので、それを触ると自動的にダンスができます。
さて、終了後、再度アダルト系のNude Islandにテレポート。
これは、ツアー中にちょっと見に行ったときのスナップですが、真ん中奥に立派な体型&リアルなディテールのヌード男性が。(ツアー参加者ではありません。)
これを見て
「おお、俺も脱げば素敵なヌードになれるのか!」
と勘違いした人のヌード姿がこちら。
デフォルトで貰う体型には、ディテールは無いのだ。なので、こういう「リカちゃん人形」みたいな形になってしまうのです。それがいやだったら、自分でせっせと作るか、金を出してshape、skin、各種パーツを買うしかない。この写真の右にある看板は、そういう「形セット」です。こういうのを買う。
さもないと、
こんな姿に。右の人、黒いソックスだけはいてるところが妙にリアル。しかし、黒ソックス氏は、こんな姿でも見知らぬギャルと会話が成り立ち、しかもそのギャルが彼のリカちゃん人形的裸を見て、「私も脱ぐ」と左で変身中。おお。
なお、Second Lifeは自分の容姿を変更する際、こういう風に宙に浮いた情けない姿になる。
(この辺のことを全部サーバ側でやるのが負荷を増しているのでもあるが。)
また、「全部脱ぐ」とすると、髪の毛まで取れてしまうことがあり、このギャルも、いきなりツルバゲになってしまい、がんばって、髪の毛だけ戻す、など苦労していた。
というわけで、Second Life内エッチはそこにいたるまでが大変。
見た目がよろしくなった後も、さらに「動作」「仕草」も必要です。その手のものを提供してくれるベッド(やら椅子やら)がある場所を探すか、または、買って自分で所有しなければならない。
長い道のり。
これは、そういう動作を提供してくれるデッキチェア。相手がいなくてもそういう「仕草」になるのが笑えます。私の横に立っている人は、座ろうとして間違って立ってしまった、という状態。
さて、ここでは、立っている彼女の左足に注目。こんな感じです。
素敵なサンダルを履いているのだが、足がサンダルを突き出てしまっている。「体のサイズ」と「洋服等のサイズ」は自動的にマッチするわけではないので、何か新しいものを買ったら、それにあわせて自分の体の方を変更しないとならないんです。シンデレラのお姉さんみたい。
特に髪の毛や靴は難しくて、せっかく素敵な髪の毛をゲットしても、かぶってみたら頭の方が大きくてハゲになってしまったりする。髪の毛、靴そのものに、「つける前にこれを着るように」というのがついてきて、それを「着る」と体の形の方が予め変わる、という親切なものもあるが、そうじゃないと、いろいろ自分で設定をいじらないといけません。
- Second Lifeはアダルトか着せ替え人形か
今回参加した男性陣の感想は、
男は(たとえアバターであっても)きれいどころのお姉さんに問答無用で惹き付けられてしまう
ということ。
「操っている本人とアバターのルックスは全然別物(もっといえば、性別さえ別物かも)、と頭ではわかっていながら、きれいなおねえちゃんが通りかかると、ついつい『おお』と目が行き、ふらふらとついて行ってしまう」
きれいなお姉さんアバターのあまりの引力に驚いた男性陣は、
「特定の外見を魅力的だ、と判断する脳内根拠は何か?」
「偽者とわかっているアバターに一瞬にして魅力を感じてしまう生物学的理由は何か?」
といった議論をする始末。
さらにいうと、
男がSecond Life内でしたいのはギャルゲット
ショッピングモールなんてかけらも興味なし。ギャルに好まれるルックスを手に入れたい、というのはあると思いますが。女性の皆さん、男性のパートナーがSecond Lifeにいれこみ始めたら、時々後ろからスクリーンを覗いて見ましょうね。
一方、
女性陣の関心はひたすら「お買い物」。
普段洋服にかまわないシリコンバレーの私たちも、内なるgirlsが突然目覚め、モールでお買い物しまくり。(これが、上記の写真の男性と女性のアバターの差に現れてます。)
nude islandでも、上の写真の「靴に合わせて足を変える」というのをしている最中に、われわれの目の前にとんでもないエロ男性が突っ立っていた模様ですが、自分の容姿の微調整に夢中で、そんなの見てる暇なんてない、という状態で全く無視。その私たちを見た男性陣が
「同じ状況でも、男と女の考えることって、こんなに違うんだ・・・・」
と唖然としておりました。はい。
というわけで、女の子だけで、Second Lifeお買い物ツアーをしたら面白いかも。興味ある人がいたら、またいつかやります。。。
今朝second life日本語版開始の記事をネット上にて
読みました。いよいよ日本にも上陸か、日本人の
登録も増えるだろうな。
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chikaさん、お疲れ様でした。
遠隔でも十分楽しめました!このエントリも(自分のことに必死で)ついていけてないところが多々あって楽しめました。車が車にめり込んだり、挟まれた人がいたりは一人で声出して笑いました。
また機会がありましたら、よろしくおねがいします。ありがとうございました。
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告知を見逃して参加できず、残念…この次はぜひ。アバターって意識して本人とぜんぜん違うタイプに作ってみてもどうもしっくりしない。手直ししてるとだんだん本人に似てくるのがおかしいです。
ところでインプレスから出た「セカンドライフ創世記」はビジネス的、理念的なネタが豊富でなかなか面白いです。私も第5章を書いてます。(宣伝w) 編集部から1冊お送りしますね~。
しかしTechCrunchでは「Second Lifeを最後に出る会社は電気を消していってください」なんていう記事が出てます。企業がコストパフォーマンスの悪さにどんどん店をたたんでいる、というもの。さて、日本では?
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セカンドライフについてまたちょっとメモ
On Off and Beyond: Second Life初心者ツアー開催記おお、セカンドライフ楽しそうじゃないか。男女で欲望ってのはそんなに違うんだ、はっはっは、と笑っていたら、…
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私しゃギークじゃない!
インターネットをつないで快適。
これ、自分でちゃんとワイアレスにもつないだ。隣で、うちの彼が手伝いもせずに見ていた。
出来ると思って見てるんですな。
じっさいつなげるけど。
確かにつなげるけど。
スカイプもちゃんとダウンロードして使ってるし。
Bluetoothのワイアレスのヘッドセットの購入も考えてるし。
さて、こっちのページ、「Second Life初心者ツアー開催記」
http://www.chikawatanabe.com/blog/2007/07/second-…..
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滑川さんの後にコメントで恐縮です。
chikaさんポーズ取ってるわーと思ったら、姿勢が固まってたんですね。。いまだSL世界に入ってないのでので、楽しませていただきました。そして、flickrの写真にiphoneで撮影されたムスビ様がいることも抜かりなくチェックした私でした。
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>大勢人が集まる場所の運営者には、Linden Labから奨励金みたいなお金が貰えるので、
この奨励金の制度は、現在はたしか廃止になっていたはずです。ご参考までに。
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Chikaさん、こんにちは。いつも楽しませてもらってます。トラックバック、未公開のままだったので、読めなかったのだと思います。どうもすみませんでした。
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chikaです。
>遠隔でも十分楽しめました!
ほー、よかったです。
>企業がコストパフォーマンスの悪さにどんどん店をたたんでいる
「企業広告はセカンドライフにとって重要か」というエントリーを書きましたので、そちらもご覧くださいませ。。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2007/07/post-4.html
>奨励金の制度は、現在はたしか廃止になっていたはず
訂正情報Thanksです。本文も訂正入れておきました。
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Second Lifeは、元からネットコミュニティーをあまり利用していたなかったので、
今回も使わないだろうと思ったのですが。
現実ではなかなか叶えられない願望を叶えられそうで、
ぜひ次回ツアーがあれば参加させていただきたい。
普段そこまでショッピングしないけれど、
Second Lifeでガールズショッピングツアーには興味津々のわたくしです。
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Second Life内ツアー
ついにJTPAが7月13日金曜日にSecond Lifeデビュー。「1年分笑いました。腹筋痛い。」、との渡辺氏から開催レポートです。 開催レポート —- 以下はイベントの告知文です —————————……
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