座右の銘

新年明けましておめでとうございます。

さて、私の座右の銘。
Nobody can take advantage of you unless you let them
長いですなぁ。でも、時々ぶつぶつ心の中でつぶやいて、肝に銘じております。だから、本当に座右の銘なのだ。

「結局、相手にいいようにさせているのは、自分の責任だ」

というような意味です。

元はといえば、今は亡き新聞の人生相談コラムニスト、Ann Landersの愛用フレーズ。

私はアメリカの人生相談が大好き。毎日新聞で欠かさず読んでいる。人気コラムニストのものは、全国のいろいろな新聞に配信されている。Dear Abby、マナー専門のMiss Manners、とか。道徳専門のRandy Cohenのは結構深い。どれも、いろいろとアメリカの文化・風習について勉強になります。パーティーに招かれたりプレゼントをもらったりしたら、手書きのカードでお礼状を送るのが礼儀だったりとか。ラフに見えるアメリカ社会にも、意外に古風なしきたりがある。

で、話を戻して座右の銘。

人生相談に寄せられる質問に多いパターンが

「困った知り合いがいる。どうしたら、困った行為をやめさせることができるか。」

というもの。「困った知り合い」は、友達のこともあれば、近所の人、親戚、同僚、上司などいろいろ。「困った行為」は「嫌がらせ」もあれば、「良かれと思ってしてくれること」もあるし、「図々しい行い」もある。「ベビーシッター代わりに子供を押し付けてくる友達」とか。

で、どの人生相談も、この手の質問に対する答えは
「はっきり相手にNoと言え。この質問に書いてきたとおりに理由を説明し、明快に拒絶せよ」
というもの。
「『忙しいこともあるから来るときは連絡して』と言っても、予告なしに登場する人」
に関しては、
「鍵をかけて、『今忙しいからまたにして』とドア越しに言え」
と。やってきてしまうのが「姑」であっても同じ答え。とんでもない家族紛争になりそうだが。

今日のDear Abbyの人生相談
「両親の言うシモネタが嫌い。しかし、文句を言うと不機嫌になる。どうしたらよいか。」
という質問に、
「親が不機嫌になっても仕方ない。はっきり『やめてくれ』というべし。」
というものでした。

もちろん、こういうことを言うと嫌われる。何とか嫌われずに困った事態を解決したい、という相談者の気持ちはわかるが、結局のところ、相手の機嫌を損ねずにうまく相手を変える、なんて都合のよいことは、殆どの場合不可能。

そこで
Nobody can take advantage of you unless you let them
「結局、相手にいいようにさせているのは、自分の責任だ」
と。(直訳すると、「あなたがそうさせない限り、誰もあなたを利用することはできない」となります。)

「勝手に訪ねて来る困った義母問題」

「ドアを開けて相手を招き入れてしまう自分の問題」
なのでした。

ま、とはいうものの、「やっぱり言えない」、ということも多々あると思うが、そういう時はもう
「あきらめて積極的に来訪を楽しむ」
くらいしか解決策はあるまい。つまり、「拒絶」できないのだったら、「相手のしたことをイヤだと思う自分の心」の方を変えて、「相手が同じことをしてきても、いやだと思わない人間」に脱皮するしかない。

ということで、
「困ったチャン問題は、困ったチャンをのさばらせている自分の問題と捉え、自分なりに解決しよう」
というのが私の座右の銘。しかし、やっぱり、これが座右の銘ということ自体、私という人間がまだまだ未熟である証拠ですが。

ちなみに、昔々、私がまだ恋愛市場にいた頃の座右の銘は
「欲しがりません勝つまでは」
「勝ってカブトの緒を締めよ」
でございました。なんじゃらほい。

それでは今年も宜しくお願いします。

座右の銘」への5件のフィードバック

  1. 新年おめでとうございます。
    今年もステキなお話楽しみにさせていただきます。
    さて、わたしは「自分でまいた種は自分で刈取ろう」というのを心がけてますが、「結局、相手にいいようにさせているのは、自分の責任だ」とどこか通じるような。
    つまるところ始まりは自分自身なんだよ~と思っても、つい何かのせいにしてしまいたくなるわたし・・・十分未熟者ですね(笑)

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  2. 自分の座右の銘…、好きな言葉、折に触れ実感を
    こめて思い出す言葉、考えてみました。
    (なんかみみっちくて情けないですが)
    「悪が栄えた試しなし」
    不条理なヤツが自ら手を下すまでもなく
    天が成敗してくれるのを楽しみに待つ。
    「上見るな下見て暮らせ百合の花」
    昭和20~30年代の標語。格差社会を
    暮らす知恵として再び脚光を浴びる日も近い?
    今年もChikaさんにとって恵み多き年でありますように。

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  3. いつも楽しく拝見しています。
    こんな言葉があるのですね。
    でもこれが座右の銘というのは、常に疲れそうでちょっと大変そうだなと思ってしまいました。それに「あなたの座右の銘は何ですか」と聞かれたときに、これを答えたら相手はやや身構えるでしょうから、困ったことがあったときだけ心の中でつぶやくに留めた方がいいかもしれないですね(笑)。新しい年、肩の力を抜いて楽しくお過ごし下さい。

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