友達が婚約した。相手は、性格良好な男子。年のころは40あたりだが、見た目はとっても若い。ルックス的にはジョージクルーニーを金髪にして健康的にしたタイプとでもいいましょうか。
「こ、こんなステキな人が今まで独身だったとは・・・・。何か隠れた問題があるのでは」
と最初会ったときはちょっと疑ってしまった。
で、いろいろ話して判明した彼の「問題」は、あまりに「自由人」であったことのようだ。プログラミングの仕事をしながら、世界の好きな場所を点々としていたのである。インターネットさえあればどこでも働ける仕事の特典だ。
オーストラリア、スペインや、エーゲ海の島々など、気に入ったところを住居とする。時々アメリカに戻って、仕事を請ける。
「収入さえあれば、簡単に永住権をくれる国が結構あるんだよ」
ということで、いろいろな国の永住権を持っているとのこと。正社員になるより、テンポラリの社員として仕事を請け、好きな場所で働く、というライフスタイルが好きなんだそうだ。
「『きっと君は僕たちの会社が気に入って、正社員になりたくなるよ』と仕事先の会社からよく言われるんだけど、一度もそんな風に思ったことないんだよねぇ・・・」
と。もちろん、優秀なプログラマだから、こういうことができるのだと思うが。
かようにすばらしい彼のライフスタイルだが、その代償は配偶者探しの難航にあったようだ。私の友人と出会ったときも、サンフランシスコで2度デートして、結構いい感じだったが、すぐその後ギリシャに移り住んでしまったので、なんとなくなし崩し的にそれきりになったそう。
しかし、その後偶然再会、Skypeで話をするようになり、とんとん拍子に話は進んだようだ。
そして、決定的瞬間もSkype中に訪れたらしい。
私の友人は中国本土出身なのだが、彼に
「中国に親に会いに帰る予定」とSkypeで言ったところ
「僕も中国行ってみたいなぁ」
「じゃ、一緒に来れば?」
「え、行っていいの?」
「いいよ」
「じゃ行く」
というすごい会話で、カジュアルな付き合いから、いきなり親兄弟一族郎党に紹介される大ツアー実行に至ったとのこと。
多分彼は、こういうファンキーで自由な女子を求めていたのであろう。めでたしめでたしである。
こんにちは。
そういう働き方をする人にはSkypeは最高でしょうね。
きっかけはSkypeってなんか物語になりそう。
ちょうどSkypeのサイトでそんなストーリーを募集してたはず。
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こんにちは。
いいですねー。SOHOとかフレックスとかは出来ても、まだまだ自由に土地を選べる職業って少ないですよね。
ボクは、釧路湿原の真ん中に住みたいんですが、、やっぱり仕事が・・・
ではでは。
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初めてメールを出させて頂きます。世界で難民のことを書いた小説なんてあるんだろうか、と思い、Googleで、「難民」、「小説」をキーワードに検索していたら、このサイトと巡りあうことができました(笑)。アフガンの難民の話を早速読み、おもしろかったので、それ以来、拝見しています。私は東京にてフリーランスで翻訳の仕事をしていますが、ドイツ、アメリカ、イギリスで仕事を請けつつ転々としていたことがありますが、永住権をとれるほど長く住んだことはありません。ただ、痛感したのは、急ぎの問い合わせが入った時、やはりどんなところでも「時差」の問題は解消するのが難しいのでは・・・と思っています。それでは、また!
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いいですね。こういう壮大なロマンス好きです。
どちらか(または2人とも)が転々と場所を移動する生活を送っていたら、どんなに気が合う2人でもカップルとして成立しなくなってしまう・・・という結果では寂しいですよね。今のIT技術を駆使すれば、どんなに遠く離れても~心はひとつ♪な恋愛ができるかもしれないと思いました。
私も実際、かなり遠距離してますが、日本にいる筆不精な友達より、豆に連絡がとれる海外の友達がいますし、距離じゃなくて、2人の気持ちがやはり重要かも・・・。
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