これは怖い・・本当に「身近な」犯罪者

一般公開される米犯罪者、身近な「監視社会」の現実のエントリーにコメントいただいたつかみ男さんのサイトに恐るべき「身近な犯罪者」情報が。

カリフォルニアの性犯罪前科者の検索サイトに、去年まで住んでいたアパートの住所を入れてみたら、そのアパートの管理人が子供への猥褻行為をはたらいた前科者だった、という話。

いわく:

昨年6月まで3年近く住んでいたサンディエゴの住所を入力してみました。かつてのご近所マップ上に前歴者の居住地を示す青い印が幾つか。他の在米bloggerの方々と異なり、独り身であることをいいことに安い家賃にそそのかされて胡散臭い場所に住んでいたため、徒歩10分以内で辿り着ける場所に5人の前歴者が居住していました。「テテテテーンテン♪」と、脳内に流れ始めたケニー・ロギンスの『デンジャー・ゾーン』。「うわぁ、これなんか前に住んでいた場所とニアピンだなぁ」と青い印の1つをクリックすると、見覚えのある文字列が。

オレが前住んでいたアパートの住所。

「嫌あぁぁぁぁぁ!」と思いつつも「でもアパートには80世帯ぐらい住んでいたしまさか顔見知りじゃないよな」と顔写真に目をやると、

俺が前住んでいたアパートの管理人の旦那さん。

「嫌あぁぁぁぁぁ!俺がアパート出るって告げに云った時に『君はベストな店子の1人だったのに残念だよ』って云ってくれてたのに14歳以下の子供と猥褻な行為に及んでんじゃねえかよぉぉぉ!それも二回もぉぉおお!!」と驚愕を隠し切れませんでした。

怖いですねぇ・・・。

そういえば、以前ベルギーで「拷問博物館」に行った事があります。指を一本ずつ押しつぶすペンチとか、ギロチンなどの「本物」が展示してありました。

で、その中に、
「罪人にかぶせるマスク」
というのがありました。金属製(銅かな?)で豚の顔状。鼻は、思い切り長く筒状に突き出していて、その先に穴が開いている。目のところにも穴が。それを罪人の顔にかぶせ、取れないように溶接してしまう。罪人はマスクをかぶった後は家に帰れるのですが、食事や飲み物は、突き出した「鼻」の先から流し込むしかない。なかなか栄養が取れないのに加え、「このマスクをかぶった人を見たら石を投げつけても良い」ということになっていたそうで、罪人はだんだん衰弱、死んでしまうことも、と説明書きにありました。

Megan’s Lawは現代の「豚マスク」なのか・・・。

ちなみに、この拷問博物館は、昔のお城の一部で、本当に拷問が行われていた部屋を展示室として使っており、展示品は、「拷問吏の子孫のAさんからのご好意で寄贈」みたいなことが英語で明記してありました。「Aさん」のところは実名。実名で寄贈するとは、拷問吏っていうのはもしかして名誉職だったのでしょうか?ヨーロッパ人(特に北のほうの人)はよくわかりません。

拷問室の脇には、お堀の水路に続く「落とし穴」があり、Hole of Oblivion(忘却の穴)という名前がついてました。拷問して、弱りきったら、この穴に落とす。穴の下は水の中ですが、立てない深さでははないので、しばらくは生きていてうめき声がするも、そのうち死んで静かになる。そして、そのまま忘却のかなたへ、ということでhole of oblivionなのでした。

これは怖い・・本当に「身近な」犯罪者」への5件のフィードバック

  1. San Diegoには以前よく行っていた時期があったのですが、ニュース見てると犯罪はけっこう多かった記憶があります。特に内陸部のEl CajonなどLa Mesaから西の方ですね。ニュースに出るのはたいていその地域。そういえばJoiもだいぶ昔にSan Diegoで友達の車に乗っていて地元ギャングに追いかけられたことがあるとか。
    でもそのHole of Oblivion、ネットで曝されるよりもっと怖くないですか? 忘れられてしまうんですから。ヨーロッパ人の発想はなんだか私もまだ理解できないですね。

    いいね

  2. > 拷問吏っていうのはもしかして名誉職だったのでしょうか?
    > ヨーロッパ人(特に北のほうの人)はよくわかりません。
    「新しい太陽の書」を思い出しました。
    http://dokushoburogu.seesaa.net/article/1186779.html
    拷問という行為や拷問をする「職人」の位置づけは、日本と欧州でかなり違うのかもしれませんね。(直接は知りませんが..)

    いいね

  3. >ヨーロッパ人(特に北のほうの人)はよくわかりません。
    「魔女狩りは、長く暗い冬の退屈さから生まれた」なんて書かれた歴史の本を読んだ記憶がありますが、南欧・スペインの異端審問の残酷さもかなりなものですよね。
    拷問・処刑道具といえば、ロンドン塔で見た「斬首セット」の切れ味悪そうな斧が印象に残っています。
    薪割りの道具となんら変わらないところが「首が落ちさえすればいい」という感じで怖い...
    実際に、一回で斬首できないヘタクソな首切り役人もいて、観衆から野次が飛んだこともあるそうです。

    いいね

  4. gt-san,
    哀れなのは忘れられた女です、と詠ったのはハイネかイェーツか・・・なんて、高尚なことを言わなくても
    ♪私を許さないで、憎んでも、覚えてて♪
    とユーミンが歌っている通り、忘れられるというのは恐ろしいことですね。
    iwa-san,
    「新しい太陽の書」面白そうですが、読み始めるのに気合がかなりいりそうですね。拷問は職人芸だったのか・・・・。
    tuna-san,
    日本でも、のこぎり引きの刑とか、釜茹でとか、いろいろ伝統的な恐ろしい刑罰がありますね。小学校のとき、うっかり長崎のキリシタンバテレンの拷問の詳細が記された本を読んでしまいましたが、あれも恐ろしかったです。。。

    いいね

  5. 性犯罪前科者検索サイト

    ・一般公開される米犯罪者、身近な「監視社会」の現実(On Off and Beyond) そんな「監視社会」の現実を突きつけられるようなサイトが公開された。カリフォルニア州による、性犯罪前科者の�…

    いいね

tuna への返信 コメントをキャンセル