Mastiff犬(でかいです)

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今日Palo AltoのダウンタウンにあるTamarineで夕食をした後、ぶらぶらと歩いていったRestoration Hardwareという雑貨屋兼家具屋兼兼いろいろ屋にて。

写真だとイマイチわからないのですが、超巨大です。子牛くらいある。(顔が人間の倍くらいある)別の人が連れていたスピッツみたいな小さな犬と鼻を突き合わせて尻尾をフリフリして、おとなしそうであったが。(スピッツは単に気を失っていたのかもしれない。)

何の犬と聞いたら
English Mastiff
と。マスチフと聞いた瞬間に私の頭に浮かんだのは:

1)花村萬月の小説。(確か「二進法の犬」)やくざが、とことん飢えさせたマスチフのいる檻に、いたぶって殺すために人を投げ込む。

2)去年、サンフランシスコのアパートの廊下で、住人の飼い犬のマスチフが、近所の女性をかみ殺した事件

そう、マスチフは、世界のやくざ・マフィア・ギャングが、ボディガード代わりに飼うあのマスチフなのでした。ということで、一応飼い主に「フラッシュたいても大丈夫?」と聞いてから写真撮影。突然襲い掛かられたら死んでしまうからなぁ。。。。(比喩でなく)

ちなみに、上記2の事件は、なんだかとんでもない事件であった。詳しくは上のリンク先にありますが、

  • 犬の飼い主は、弁護士夫婦・・・・なのだが、ギャングの囚人を養子にして、その養子の依頼で飼っていたのが問題のマスチフ
  • 育ててギャングに売る、というのがいいビジネスになったらしい。弁護士夫婦は、囚人から犬養育を受託していたようだ
  • どうも親子間だと、囚人と外部の人の送金が楽だから、ということで養子縁組をしたらしい
  • その後、弁護士夫婦とマスチフ2匹の乱交ビデオテープなども見つかる(超気持ち悪い)
  • 殺された方は30代の体育の先生だが、同性愛のパートナーと同居していた
  • 残されたパートナーが「同性カップルで、配偶者を殺されても賠償請求ができないのは違憲」と訴訟
  • 何の変哲もないアパートの同じフロアにいろいろな人たちが住んでいるものだ。でも、この事件がなかったら、それぞれの変わったところは覆い隠されたまま、ごく普通に時が過ぎていただろう。

    この間のエントリーで書いたEconomistの表現を借りれば、この事件は「稲妻」みたいなもので、別に事件がおきたから異常が生じたのではなくて、事件という「閃光」で周囲の人々の特異性が一瞬照らし出された、ということか。

    ちなみに、この事件ではさらに

  • 乱交ビデオ公開後、犬擁護団体が「犬虐待」と夫婦に抗議
  • 加害者側の弁護士(変な夫婦たち本人ではなくて、また別の弁護士)が、法廷で奇声をあげ床をのた打ち回る謎のパフォーマンス
  • など、さらなる不思議・奇怪なことがいろいろと起こって、「こういうニュースだけ見たら、本当にアメリカって危ない国に見えるだろうなぁ」と思ったのでした。

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