Google on the Economist

Economistの最新号よりThe next hot internet stock: How good is Google?

いわく
Bankers have been overheard estimating Google’s value at $15 billion or more. That could make Google Silicon Valley’s first hot IPO since the dotcom bust, and perhaps its biggest ever.

That alone is enough to have some sceptics whispering “Netscape”.

バブル以来どころか、史上最大のIPOになるんでは、と。起業価値150億ドルといえば約2兆円だ。前に$1Bくらいかな、なんて書いたが、これは桁違いでした。記事には、年間利益が推測で$150Mとも出ている。売上げじゃなくて利益。もし本当だったら$15Bは固いだろう、確かに。で、そのIPOの噂で浮き足立つ中で、疑い深い人たちは「Netscape」とつぶやいていると。

Netscapeはあんまりビジネスモデルも売り上げも固まらないのに上場してしまった。Jim Clarkのエゴゆえ、といわれているが(特に、巨大なクルーザーが欲しかったからだ、とか。)、もう少し地味にやっていればMicrosoftともう少し互角に戦えたのでは、と残念がられている。

記事は、さらにMicrosoftについて書かれている。

Microsoft smells blood. It is currently working on its own search algorithm, which it hopes to make public early next year, around the probable time of Google’s share listing. Historically, Microsoft has been good at letting others (Apple, Netscape, Real) pioneer a technology before taking over, exploiting its dominance in desktop operating systems.

Microsoftが血の匂いをかぎつけた、ということで、MSはサメか・・・。ちなみに、MicrosoftはNetscapeを叩き潰すときに、ブラウザーのバージョンアップをやたらに頻繁にした。競合製品がバージョンアップをすると、自分たちもバージョンアップをしなければ、とあせってしまう。で、Netscapeは浮き足立ってしまった。

Microsoft側は、この「頻繁なバージョンアップで敵を狙い撃ちすること」を「hamster」という隠語で呼んでいたそうだ、というのは一時MSの子会社にいた人の話。ハムスターは、よく丸い滑車の中をくるくる回っているが、やたらあくせく速く動くだけでどこへも行けない。そういう状態に敵を陥れよう、という陰謀。競合がのさばってくると「Let’s hamster them」とかいって、バシバシとバージョンアップをする戦術に出るということ。戦術の内容はさておき、「hamster」という表現は的を得ていて怖いなぁと思った。

Google on the Economist」への5件のフィードバック

  1. 昔々、IBMはライバル社が新製品を出すのにあわせて、次期製品のスペックをアナウンスして潰すという手法を取っていたそうです。いつの時代にも強者が弱者をいじめる手段はあるみたいですね。

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  2. こう言う記事はそれこそいろいろな所で見かける。businessに人間味のかけらも無いのでしょうか?netscapeが惨敗した理由を如何に書こうともMSのいやらしさだけが残る。前にも書いたと思うけどbisiness至上主義はなんかとっても空虚ですね。日本が世界の経済大国になったのは技術に愛着を持った人たちであって、トップでもなければbusiness modelを作った人ではないですね。MSのような会社が日本で生まれないことを希望します。

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  3. こう言う記事はそれこそいろいろな所で見かける。businessに人間味のかけらも無いのでしょうか?netscapeが惨敗した理由を如何に書こうともMSのいやらしさだけが残る。前にも書いたと思うけどbisiness至上主義はなんかとっても空虚ですね。日本が世界の経済大国になったのは技術に愛着を持った人たちであって、トップでもなければbusiness modelを作った人ではないですね。MSのような会社が日本で生まれないことを希望します。

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  4. バージョンアップで狙い撃ち

    梅田さんのblogにGoogleがIPOを考える本当の理由というエントリーがありまして、その本題とは関係ないのですが、その中で紹介されていた渡辺千賀BLOGの一節が面白かったのでメモしておき㮮.

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  5. tommyさん
    何事も中庸がいいのでしょうね。人間味があっても、会社が傾くようでは、社員としてもユーザーとしても困ります。Business至上主義は空虚かもしれませんが、技術至上主義、社員至上主義も同じくらい空虚です。何事もバランスが重要ですよね。
    また、日本の会社も、日本というコミュニティの中では素晴らしきcorporate citizenであっても、一歩日本を出れば、乱暴な大量解雇や現地社員差別など、日本では決してしないことを実行している会社がたくさんあります。(人種差別は日本国内でもやってますが)
    といっても、別に日本の会社が全面的に悪いとも思いません。
    そうではなく、「日本がいい」とか「MSが悪い」という、かたくなな見方ではなく「日本的なもののよいところは何か」「MS的な行為のよいところは何か」という風に分解して考えるべきだ、と私は思っています。

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