San Jose Mercury NewsのSome technology jobs head abroad — and they may not be coming back
In the next five years, technology jobs paying $40,000 to $80,000 a year in Silicon Valley will be a “vanishing breed,” San Jose’s Office of Economic Development warned at a weeklong conference that wraps up Thursday.
4-8万ドルというと、500万から1000万円というレベルだが、そういうあたりの技術関係の職がなくなっていく、ということ。
Tens of thousands of jobs have moved overseas. Forrester Research says 3.3 million more jobs are headed that way by 2015.
なぜなら海外に流出してしまうから。
It started with call centers, data processing and lower-level jobs. Now, the trend is moving up the job chain to basic chip and software design positions. Positions like the $40,000-to-$80,000 jobs in Silicon Valley.
コールセンターから始まり、今後は基本的なチップやソフトウェア設計の仕事が海外に行く。そういう仕事のサラリーが4-8万ドル、ということ。
以前ラジオでインドのコールセンターに関する番組があった。驚いたことに、そこで働く人たちは、イギリスの会社のコールセンター業務をアウトソースするときはイギリス英語、アメリカの会社がクライアントの時はアメリカ英語に自在にアクセントを変えられるのである。で、インタビューに答えるときはバリバリのインド人英語。すごいなぁ。それって、私が関西弁と東北弁でコールセンター勤めをするようなものだ。相当な訓練が必要だ。
アクセントのみならず、コールセンターで処理される内容もかなり高度だ。そういうことができる、高い教育を受けた人材がやすく雇えるということでインドなどにコールセンターの仕事が流れているのである。で、それがだんだんバリューチェーンを上ってきて、今度は基礎レベルのエンジニアの仕事がアメリカからなくなっていく、という予測。
ちなみに、昨日書いたBusiness2.0のビジネススクール比較では、India Institute of Managementも載っていた。94740人の応募者の中からたった250人だけが合格できる狭き門。その大変優秀な卒業生が平均年収13,000ドルで雇えてしまうんだそうだ。150万円。。。。。そういう国にはかなわない。
チップやソフトウェアだけじゃない!
アウトソーシングが思わぬ分野にも広がり始めている…
インドはMaharashtra州のヘルスケア・プロバイダが州と「医療ツーリズム協議会(MTC)」を設立、一致協力して「医療ツーリズム」に乗り出し始めた。インドを医療ツァーのメッカというのがその目的。(Its aim: to make India a prime destination for medical tourists.)
医療費の高いイギリスやアメリカの患者さん、最新設備の整ったインドで治療を受け、ついでに州でご自慢のアラビア海沿いの五つ星リゾートで観光も楽しんでいってというものだ。
例えばボンベイの私立 Hinduja病院。
Its spotless corridors and state-of-the-art equipment could be those of the best hospitals in London or New York.
ちり一つ落ちていないHinduja病院の廊下はもちろん、設備はロンドンやニューヨークの最高級病院に匹敵するが、最大の違いはお値段。
It says, for example, that the average price of private heart surgery in the West is $50,000.
In Bombay it can be done for $10,000.
私立病院で心臓手術をすると「こっち」では平均5万ドルだが、「あっち(インド)」では1万ドル。その他、関節の置換手術、神経関係手術、がん治療などが「こっち」の約5分の一でできるそうな。
The council plans to provide fixed-price treatment packages to foreign patients, integrating all their transport, medical and living costs into one price.
MTCでは交通費(多分インド国内だけと思います)、医療費、生活費をひっくるめたパッケージを用意する予定、なんと医療消費者にフレンドリーではないですか。
イギリスではお医者さんと言えばインド人というほど、インド人のお医者さんが多いと聞いたことがあります。ですからまずイギリス征服を考えているにちがいない…と思ったらやっぱりそうでした。
…Anapum Verma, the council’s honorary secretary, believes Britain has a “huge potential” for medical tourism owing to its long waiting lists for surgery.
協議会の名誉書記長、Anapum Verma氏は、順番待ちリストの長いイギリスに『大きな潜在需要』があると考えているそうです。
上のウィンドウにURLをコピーしておきましたが、ここにもう一回コピーします。写真も載っています。(2月10日付)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/3467105.stm
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ドル安、ガソリン代値上がり、仕事のアウトソーシングの話題が増えるアメリカに住んでいるからでしょうか、病気にはまったくといっていいほど縁のない私ですが、医療のアウトソーシングになんとなくほっとするのはなぜでしょう。
観光と実益をパッケージで提供しようというインド式一石二鳥には及びませんが、メキシコにも小規模ながら、ちらっとだけ似たものがあります。アメリカ西岸側の国境のどん際にTijuana(ティワナ)という町がありますが、そこで驚くのは薬屋さんと歯医者さんがエラーく多いこと。はたっと思い出したのは、「友達に頼まれてメキシコに薬を買いに行く」と言っていたアメリカ人の言葉。観察していると、アメリカでお医者さんが書いてくれた処方箋が必要なようでしたが、アメリカよりか激安なのは想像にかたくありません。思わずなにか処方箋がないかとばかりポケットの中を探ってしまう私でした。
歯医者が多いのも多分同じ理由でしょう。歯医者が秋葉原の電気屋さんのように固まって位置しているのがなんとなく不気味でした。
ところで付け加えておきますが、アウトソーシングをしているのはアメリカだけではありません。ヨーロッパでもますます盛んになっています。
石川みちこ
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