SmartMoney.comのETrade Reports Profit, Plans Restructuringにあるように、E*Tradeの第一四半期は$21.5Mの黒字。去年の同時期が$270Mの赤字だから、大好戦である。が、大幅なリストラも予定されている。やれやれ。
アメリカ企業、それもハイテクにおいては、社員は景気がよければどんどん雇い、悪くなったらがんがんレイオフするという「変動費」になっている。この緊張感があるから、みんな一生懸命働くのも事実なのだが、変動費化しているプロフェッショナル社員たちにとっては、働くことは戦いである。不安定なのはやっぱりつらい。
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ここ2年ほどアメリカではreality TVといわれるテレビ番組が大人気である。最後に一人が勝ち残るという形式で、アドベンチャー系Survivor、恋愛ゲーム系Bachelor(一人の男が大勢の女から一人を選ぶ), Bachelorette(Bachelorの逆),スター誕生系American Idol、などなど、数多くの番組がこれでもかとばかり毎シーズン繰り広げられる。日本ではもう随分も前から、電波少年やら料理の鉄人やらが大流行だったので、随分遅くやってきた流行という感じだ。
日米両方のreality TVを見て思うのは、日本のreality TVが「embarrassment」を主要なテーマにしていることが多い(裸で一室に閉じ込められて懸賞はがきを書くのなんて、embarrassmentそのもの!!)のに比べて、アメリカのものは「survival」がテーマなことが多いということ。これは、日常生活の中で、日本で多くの人の心の底にある恐怖は恥をかくことだが、アメリカでは生き残れない(勝ち残れない)ことで、それぞれ、多くの人の心の中の恐れを映し出すテーマだから、みんな手に汗握って見てしまうのでは、というのが私のうがった見方である。アメリカで大成功したSurvivorも、日本版は全く泣かず飛ばずだったようだが、さもありなん。
とはいうものの、日本もこれからはSurvivorに手に汗握る時代になりそうですが。
そうそう、ちなみに私の入っているオフィスは、パロアルト市内の、何の変哲もない3階建てのビルにあるのだが、このビルはなんとE*Trade発祥の地なのだ。屋上に行くと当時の名残で、いろいろなデータフィード用の衛星アンテナが立っている。とある人から聞いた話では、E*Tradeは今の業態の前は、カスタムPC屋みたいな仕事をしていたらしい。で、ある日新しいCEOを雇って、そのCEOがうーんとうなって考えた新規ビジネスがE*Tradeの原型だったとのこと。ということで、私の職場は実は由緒正しいビルにあるのである。なんの面影もないが。オフィス探しのときに見た別のビルはGoogleとDangerが続けてテナントになっていたという触れ込みで「増資のできる縁起のいいオフィス」とオーナーが強調していた、なんてこともありました。