競合調査のコツ

リアルタイムである業界を徹底的に知りたい時、一番いいのは、そのプレーヤーである企業に直接話を聞くこと。第三者の噂話はただのinformation、直接入手した情報(かつその裏を取ったもの)がIntelligence、という話は以前「裏をかけ!」というエントリーで書いたとおり。

そまず第一歩は「競合調査」である。これが結構難しい。というのも、どこの会社に行っても、
「御社の競合はどこですか」と聞いたら
「直接競合はいない」
といわれるのが基本ルールなので。(バイオ・ヘルスケア関係はまだスレてないので、正直に競合を教えてくれることもあるが、ITではまずそういうお人好しはいない。)

これを避けるためには、「競合は誰か」「競合優位性は何か」といったことを予め下調べしておいて、びしびしと具体的な質問をしないとならない。直接の競合だけでなく、補完技術や代替技術を持った会社ももちろん調べておく必要がある。

で、「XX社との競合は?」とか「YY社が持つZZ機能はなぜ御社の製品にないのか?」などと具体的に聞くと、セキを切ったように怒涛の競合比較説明をしてくれることが多い。といっても、もちろんみんな自社に優位なことしか言わないから、なるべく多くの会社から話を聞いて総合評価する。

下調べの方法は明日のblogで。

競合調査のコツ」への4件のフィードバック

  1. 直接、この記事に関するというよりは前の「裏をかけ」に出てくるAribaの話ですが。
    AribaはすでにDelistされてしまっているようですね。Delistされてしまっても明日すぐに困ると言うものではないですが、今後のFundingの際に困るかもしれませんね。再度、上場するにはかなりの裏付けがないと難しいでしょう。とりあえず、売り上げはのびているようですが、そのためのExpenseもかなり高いようなので、儲かるような状態ではありません。どちらかというとやはり買収によるExitが最も可能性が高いように見受けられます。
    一方、その巨大な経費が今後大きく下げられるという理由が分かれば、投資対象としてはとても面白いところです。残念ながらDelistされてしまっているので個人的に投資するのは難しいですが。

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  2. いえいえ、まだ上場していますよ。企業価値もまだ751Mあります。(ちなみにdelistしないまでも、企業価値が200M-250Mを切ると大手のinstitutional investorのポートフォリオからはずれてしまうので株価復活することが厳しくなってきますが、それには程遠い。二桁台の企業価値の多い昨今では、優等生。)http://finance.yahoo.com/q?s=arbae&d=c
    同社が発表する、2003 Q1のresult http://www.ariba.com/company/news.cfm?pressid=648
     では、revenueが$62M, net lossが$55.9M。ただし、このlossにはのれん代及びその他無形資産の償却68.5Mと、ストックオプションの償却27万5千ドルが含まれる、とあります。
    償却はキャッシュアウトフローではないので、これを差し戻すと、49Mの利益があったことになります。もう少し細かく見ないとわかりませんが、とりあえずすぐにキャッシュフローが危なくなることはないでしょう。

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  3. AribaのTickerがARBAからARBAEに変更されていたんですね。前にAribaについて調べたことがあったので、そのときのTickerで引くとなぜか中途半端な情報しか出なかったので、てっきりDelistされてしまったのかと思いました(ちょっとやっぱり早すぎますか)。正しいTickerを見ると1ドル台まで下がった時期もありますが、現在は3ドル台ですね。これならDelistは免れそうです。面白い投資対象かもしれませんね。また、暇のあるときに調査することにします。

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  4. ちなみに、、
    tickerは普通4文字ですけど、5文字目に”E”が足されたときは、まだdelistではないけど、「問題あり」というflagです。。。

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